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吸引力倍増で、手入れもラク!東芝のコードレススティック掃除機のゴミ自動収集機能が超優秀

2025.10.05

東芝ライフスタイル(以下、東芝)は、コードレススティック掃除機「TORNEO cordless」シリーズの最上位モデルとなる「VC-CLZ74DS」を発表した。

新製品は充電台にゴミ自動収集機能を備えたダストステーション付属タイプだ。

現在、多くのメーカーがゴミ自動収集モデルを展開しているが、東芝がこの分野に参入したのは昨年。主要メーカーとしては後発になるが、だからこそ独自の工夫を盛り込んでいる。今回の新製品VC-CLZ74DSも、回転ブラシに絡んだ毛を自動で処理する「オートヘッドクリーニング」機能など、他社との差別化を狙った新機能を搭載。新製品はどのような掃除機なのか、気になる実機を発売前にチェックしてきた。

コードレス掃除機の最上位モデルとなる「TORNEO cordless VC-CLZ74DS」。色はジェットブラックとグレースベージュの2色。10月下旬発売予定で、市場想定価格は99,000円前後

ゴミ自動収集モデル初となるパワーモデルが登場

じつはいま、掃除機市場全体ではコードレスの伸びは鈍化している。そんな中でも右肩上がりなのが「ゴミ自動収集モデル」だ。

東芝も昨年からこの分野に参入したが、当初は軽さと取り回しを重視した「ちょこちょこ掃除向け」の軽量モデルだった。

一方、今回注目のVC-CLZ74DSは同社のコードレス掃除機のなかでも最高の掃除パワーを誇るフラッグシップモデルである。

今回紹介するVC-CLZ74DS(写真左2製品)のほか、軽さと取り回しにこだわった昨年製品の後継モデルVC-SL140DS(写真右2製品)も

最上位モデルに位置してるだけに、同社がこだわったというのが掃除力。本機はモーターとバッテリーを大幅に強化することで、同社のサイクロン式掃除機のパワータイプ「VC-CLX73」と比べても約2倍の吸引力を実現しているという。

実際に会場でカーペットに細かな毛をこすりつけて試したところ、一往復でほとんどのゴミを吸い込む性能を体感できた。コードレス掃除機の多くが吸引力を必要とするカーペット掃除を苦手とする中、このモデルはメイン掃除機としての十分な性能があると感じられた。

カーペットに細かな繊維を擦り付けた床を掃除。独特のブラシ形状のためヘッドの中間部分に若干の取り残しはあるが、一往復でここまで掃除できれば十分。壁ぎわギリギリの繊維までしっかり掃除できている点も凄い

パワフルな一方、ヘッドや延長パイプ込みの標準質量は2.3kgと決して軽量ではない。ただ、この重さがあるからこそヘッドが床にしっかり密着し、安定した吸引力を発揮できるのだろう。

床面ではスムーズに動くため重さを感じなかったが、階段掃除のように持ち上げ動作が多いシーンでは少々重さが気になりそうだ。

スティック時の外形サイズは幅229×奥行210×高さ1,106mm、重量2.3kg

ちなみに、この重量増の背景にはバッテリーの強化がある。

従来の「VC-CLX73」が5セルだったのに対し、本機では7セルバッテリーを搭載。これにより、標準モードなら約50分の床掃除が可能となり、パワーモデルでありながらスタンダードモデルの「VC-SL140DS」を上回る駆動時間を実現している。

お手入れのメンドウを減らす機能も進化

今回の新製品は、お手入れ性も向上した。とくに注目したいのがダストステーションに搭載された「オートヘッドクリーニング」機能だ。

ヘッドの回転ブラシに絡みついた髪の毛や繊維を、充電台に内蔵されたカッターが自動でカット。そして、そのままダストステーションが吸引してくれる。

最近の掃除機はブラシに髪などが絡みにくく設計されているとはいえ、「絶対にからまらない」わけではない。そうした場合に、これまでハサミや手で取り除いていた作業がほぼ不要になるのは大きなメリットだろう。

VC-CLZ74DSのダストステーション。オートヘッドクリーニングの搭載しているからか、サイズは幅272×奥行328×高さ809mmとかなりの存在感
手で触れても安全なように、ヘッドを乗せる床部分のスリット奥にカッターを内蔵している
上がオートヘッドクリーニング前、下が処理後のヘッド。処理後はブラシの境目に数本赤い毛が残ったが、大半は除去できていた

さらに従来から東芝が独自に採用している「オートエアー洗浄」も健在だ。これは掃除機をダストステーションに戻すたびに、風の力でサイクロン部やフィルターの汚れを吹き飛ばし、ゴミを紙パック側へ移送するという仕組み。

ダストステーション自体は約3か月ゴミ捨て不要だが、このオートエアー洗浄のおかげで本体フィルターの手入れも同程度の間隔で良い。

ほぼメンテナンスフリーに近く、忙しい家庭にこそありがたい機能だ。

約3カ月に一度程度掃除すればよいという、本体内のサイクロン部やフィルター。すべて水で丸洗いできるのも便利
レバーをつまむと手で触れずに捨てられるダストステーションの紙パック。紙パックは新モデルより抗菌仕様になった

LEDやアクセサリーの収納の進化で使い勝手も向上

VC-CLZ74DSは、吸引力やお手入れ性だけでなく、日常の使い勝手も進化している。代表的なのが照明機能「ピカッとライト Plus」だ。

従来は、ハンディとして利用する際は本体根元、床掃除時はヘッド根元と、シーンに応じてライトの位置を切り替える必要があった。

新モデルでは明るさを強化することで、本体根元のライトだけでハンディ時も床掃除時も掃除する場所をしっかり照らせるようになった。

本体根本にある、取り外し可能な「ピカッとライト Plus」。新製品はLED灯数が増えてヘッド先に付け替えなくても床まで照らせるようになった

アクセサリーには市販の床拭きシートが使える「吸い拭き2WAYワイパー」をはじめ、ワンタッチブラシ、すき間ノズルなどが付属。これらはすべてダストステーション横の収納BOXにまとめて放り込める仕組みだ。

個人的に気に入ったのがこの収納ボックス。多くの高機能掃除機では、充電台やスタンドにアクセサリーを個別に収納できるようになっているが、多くは「どの方向で差すか」「どのノズルをどの位置に入れるか」といった制約が多い。新モデルの収納BOXは箱型でシンプルなため、使いたいときにポンと入れるだけ。予備の紙パックまで収められる自由度の高さも魅力だ。

標準付属する吸い拭き2WAYワイパーとワンタッチブラシ、すき間ノズル
ダストステーション横の収納ボックス。邪魔な場合はボックスごと取り外すこともできる

「ゴミ残しまセンサー Plus」が細かい汚れを検知

このほか、本体前部には大型の「ゴミ残しまセンサー Plus」を配置。本体に内蔵された赤外線センサーが、目に見えにくい細かなチリや髪の毛まで検知し、ゴミの有無を光の色で知らせてくれる。ゴミがあると赤いライトが大きく点灯し、吸いきれた場合には緑色に変化する仕組みだ。

ゴミを検知すると赤く点灯。掃除できると緑に変化する。緑ライトの長さは運転モードによって変化

今回の新製品は、掃除力の高さに加え、使いやすさやメンテナンス性までしっかりと考えられており、総じて“隙の少ない製品”という印象を受けた。本体の重量やダストステーションの大きさから、軽快に持ち回るタイプではないが、「しっかり掃除をしたい家庭」にとっては頼れる一台となりそうだ。

文/倉本春

ソフトバンクにてPC雑誌の編集者を5年、ドッグカフェのオーナーシェフを6年経験後、家電ライターに転向。 現在は生活家電分野をメインにWebをはじめ雑誌やラジオなど数多くの媒体で活動を展開

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