
菅公学生服(以下カンコー学生)は、毎月最終火曜日に結果を発信している調査レポート「カンコーホームルーム 」Vol.236にて、「中学・高校生の学校選びのポイント」の調査データを公開した。
本稿では同社発表リリースをベースに、その概要をお伝えする。
中学・高校生は志望校を考える際、どのような情報を必要としているのか
中学・高校受験では、自分の個性や学力に見合う学校かどうか、校風や教育理念、授業内容や部活動、進路実績などの情報を収集・検討して、最終的に受験校を決定することが重要だ。
では、中学・高校生は志望校を考える際、どのような情報を必要としているのか?
今回は、全国の中学・高校生1200人を対象に、進学時に知りたい情報、学校情報の入手方法、進学先の制服への関心度について調査が行なわれた。
主な調査結果は以下のとおり。
■進学先の制服への関心度:進学時に「制服のデザインが気になる」が全体の6割弱、女子では7割超
Q.あなたは進学時、その学校の制服がどのようなデザインか気になりましたか。(単数回答)

進学先の学校の制服がどのようなデザインかについて、「とても気になった」(全体21.4%、中学生21.6%、高校生21.4%、男子11.7%、女子31.2%)という結果で、特に女子はとても気になったという回答が3割を超えた。
「どちらかと言えば、気になった」(全体35.9%、中学生40.2%、高校生34.8%、男子31.3%、女子40.5%)をあわせると、制服がどのようなデザインか気になったという回答は全体では57.3%を占めており、女子は71.7%と全体平均に比べて10ポイント以上関心が高いという結果となっている。
■進学時に知りたい情報: 「部活動」が最多、次いで「授業内容や学校行事」
Q.あなたが、進学時に知りたい必要情報は、どのようなことですか。(複数回答)

進学時に知りたい必要情報は、「部活動」(中学生65.1%、高校生46.4%)が最も多く、次いで、「授業内容や学校行事」(中学生51.5%、高校生46.4%)、「進路(進学・就職)実績」(中学生39.0%、高校生48.6%)、「学校生活や在校生の雰囲気」(中学生50.6%、高校生45.5%)という回答順となった。
また、中学生は、「学校制服・デザイン」(57.3%)、「校則や服装規定」(53.1%)といった制服や服装に関することも知りたい情報として上位にあげている。
■学校情報の入手方法:学校が発信する情報に加え、デジタルメディアの活用も拡大
Q.あなたは、進学する学校の情報をどのようにして知りましたか。(複数回答)

進学する学校の情報の入手方法としては、「学校のホームページ」(中学生36.5%、高校生43.1%)、「学校説明会・オープンスクール」(中学生24.9%、高校生44.7%)、「学校案内のパンフレットや資料」(中学生25.7%、高校生40.4%)、「学校の先生」(中学生27.4%、高校生35.5%)など、学校から直接発信される情報源が多くあげられた。
また、「SNS(X、Facebook、Instagram、LINE、TikTok)」(中学生12.4%、高校生12.8%)や「インターネットのニュース記事」(中学生10.8%、高校生9.4%)、「YouTube」(中学生5.8%、高校生4.7%)といったデジタルメディアも利用されていることがわかった。
調査概要
調査主体/菅公学生服株式会社
調査対象/全国の中学・高校生 1200人
サンプルサイズ/中学校:241、高校:959
調査方法/インターネットリサーチ
実施時期/2025年4月
調査委託先/株式会社ネオマーケティング
関連情報
https://kanko-gakuseifuku.co.jp/
https://kanko-gakuseifuku.co.jp/media/homeroom/vol236
構成/清水眞希
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