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白髪染めを始めた年齢、男性は平均40.3歳、女性は?

2025.10.03

歳を重ねるほどに気になる白髪。この白髪を染め始める年齢は何歳ぐらいが一般的で、また、白髪染めにはどれくらいの費用をかけるのが平均的なのだろうか?

リクルートの美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」はこのほど、全国の20~69歳の男女を対象に「白髪・グレイヘアに関する意識調査2025」を実施し、その結果を発表した。

白髪染め市場規模推計は6061億円。40代以上が市場をけん引

<研究員からのコメント>
白髪染めは40歳前後で始め、60代前半から後半まで続けられることが多く、ライフステージの変化があるなか長期的な需要が続くのが特徴です。市場規模推計を見ても、40代以上の層が市場の中心を担っていることがわかります。

<白髪染め市場規模推計>
白髪染め市場規模推計は6061億円であり、内訳はサロン染めが4454億円、自宅染めが1607億円である。

<白髪染めを始めた年齢・白髪染めを続ける年齢>
白髪染めを始めた平均年齢は男性40.3歳、女性42.9歳。続ける平均年齢は男性62.1歳、女性69.6歳である。

Q. あなたご自身が、「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」または「ヘアカラー/おしゃれ染め(白髪も一緒に染める)」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」を始めた年齢を教えてください。

Q. あなたは、何歳くらいまで「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」または「ヘアカラー/おしゃれ染め(白髪も一緒に染める)」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」をしたいですか。

物価高で、「自宅染め」の頻度が増加

<研究員からのコメント>
物価高により節約志向が強まり、「自宅染め」を増やす人が一定数見られます。コストや手軽さを重視する層を中心に、サロンとの使い分けが一層進んでいる状況です。

<物価高が白髪染めの頻度に与える影響>
物価高による頻度の変化を見ると、理美容室での白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)は「減った」(15.5%)が「増えた」(9.2%)を上回った。一方、自宅で市販の白髪用ヘアカラーで白髪染めをする頻度は「増えた」(19.0%)が「減った」(11.1%)を上回った。

Q. 物価高の影響により、「白髪ケア」もしくは「白髪対策」の頻度はどのように変化しましたか。あてはまるものをそれぞれお選びください。(各単一回答、現在実施している白髪対策ベース)

女性の理美容室での「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」の平均金額は上昇。「サロン染め」と「自宅染め」の併用が増加

<研究員からのコメント>
物価高で1回あたりの金額が上昇するなかでも、サロンと自宅を併用する人が増えています。「白髪染めに求めること」からは、仕上がりの品質を重視する場面ではサロンを選び、利便性やコストを優先する場面では自宅を選ぶといったように、個人の選択がより細かくなってきていると考えます。

<理美容室で、「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」に使っている金額>
理美容室での「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」1回あたりの平均金額は女性が6,228円(前年差+514円)と上昇し、男性は4,096円(前年差-80円)でわずかに低下。

Q. あなたが普段行っている理美容室で「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」に使っている1回あたりの金額をお知らせください。

<サロンと自宅の白髪対策状況>
「サロン染めのみ」48.3%(+0.9pt)、「自宅染めのみ」25.2%(-2.2pt)、併用19.1%(+3.3pt)、その他7.3%(-2.0pt)である。前年と比べてサロンと自宅の併用が増加している。

<白髪染めに求めることトップ5>
理美容室での白髪染めに求めることは、「きれいな仕上がり」(78.5%)、「染め残しがない」(64.6%)、「髪が傷みにくい」(59.0%)が上位。一方、自宅での白髪染め理由は、「気軽にできる」(44.1%)、「時間がかからない」(43.5%)、「コストパフォーマンスが良い」(42.5%)が上位となった。

Q. あなたが以下の「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」または「ヘアカラー/おしゃれ染め(白髪も一緒に染める)」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」に求めることを全てお知らせください。

「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」の女性1回あたり平均金額は1万880円

<研究員からのコメント>
「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」は、白髪を完全に隠すのではなく、ハイトーンカラー等で周囲の毛を染めて白髪を自然になじませる方法です。男女ともに認知率は4割弱、実施率は1割未満と限られているものの、女性の1回あたりの平均金額は1万880円と他の白髪染めメニューより高く、顧客が期待する価値の大きさがうかがえます。今後は「隠す」から「生かす」へと発想を変える新しいアプローチとして、利用の拡大が期待されます。

<「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」の認知・実施・興味関心>
「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」の認知率は男女ともに4割弱であり、「現在実施している」は1割未満にとどまっている。しかし、「知っており、現在実施していないがやってみたい」は、男性で9.5%、女性で11.7%と実施者を上回っている。

<白髪染めに使っている金額(業態×メニュー別)>
女性の白髪染め1回あたりの平均金額を業態×メニュー別に見ると、理美容室での「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」は6,228円に対して、カラー専門サロンでの「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」は3,336円と比較的安価である。一方、理美容室での「ヘアカラー/おしゃれ染め(白髪も一緒に染める)」は7,835円、「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」は1万880円と高く、特に「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」は他のメニューと比べて高単価であることが分かる。

Q. あなたが普段行っている「白髪染め(白髪染め用薬剤を使用)」または「ヘアカラー/おしゃれ染め(白髪も一緒に染める)」「白髪ぼかし/白髪ぼかしハイライト」で、あなたが使っている1回あたりの金額をお知らせください。

「白髪・グレイヘアがすてきな有名人ランキング」で、男性は「吉川 晃司」さんが、女性は「近藤 サト」さんがともに7年連続で1位

<研究員からのコメント>
男性では「吉川 晃司」さん、女性では「近藤 サト」さんが7年連続で首位となり、白髪を魅力的に見せる象徴的な存在であることを示しています。

<白髪・グレイヘアがすてきな有名人ランキング>
2025年の「白髪・グレイヘアがすてきな有名人ランキング」では、男性1位は「吉川 晃司」さん、女性1位は「近藤 サト」さんで、いずれも7年連続の首位となった。上位の顔ぶれは常連が占める一方、男性では「佐藤 浩市」さんが順位を上げて3位となり、女性では「小泉 今日子」さんが初ランクインで4位となった。

Q. あなたが、「白髪・グレイヘアがすてきだと思う有名人」を、男性・女性それぞれ思い付く順に3人までお知らせください。(各3人までの自由回答) ※敬称略

<2019年~2025年までのトップ3のランキング>

研究員からのコメント

『ホットペッパービューティーアカデミー』研究員 田中 公子氏
白髪染め市場規模推計は6061億円と非常に大きく、そのうちサロン染めは7割超の4454億円。美容習慣としてのサロンへの期待は依然として高いことが明らかになりました。一方で、物価高の影響を受けて「自宅染め」の頻度を増やす層が一定数存在し、サロンと自宅の併用も拡大しています。

消費者は仕上がりの品質や安心感を求めてサロンを選ぶ一方、利便性やコストを考慮して「自宅染め」を取り入れるなど、より納得感の高い選択を行う傾向が強まっています。このような変化に伴い、市場は“対策”にとどまらず、ライフスタイルや価値観に応じた多様な目的を持つ領域へと進化していくと考えられます。

<調査概要>
調査名 :白髪・グレイヘアに関する意識調査2025
調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:<スクリーニング調査>2025年7月11日(金)~2025年7月13日(日)
<本調査>2025年7月23日(水)~2025年7月25日(金)
調査対象:<スクリーニング調査>5万人 ※人口動態に基づき性年代を割り付け
<本調査>1,031人(全国20~69歳男女、理美容室の利用頻度が3カ月に1回以上で、現在白髪があり白髪を気にしている、白髪染めをしている人)
※スクリーニング調査での出現率を基にウェイトバックを実施
※図表内の%の値は小数第2位を四捨五入しているため、差分や合計値において、単純計算した数値と合致しない場合がある

出典元:ホットペッパービューティーアカデミー(株式会社リクルート)

構成/こじへい

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