東芝ライフスタイル
真空圧力IH炊飯器『炎匠炊き RC-10ZWX』
オープン価格(実勢価格約11万円)
真空状態での浸水&加熱で冷めても旨い

圧力コントロールや対流制御でかまどご飯のような炊き上がり。真空技術で米や水の中の空気を抜き、芯まで吸水。加熱時の米の衝撃を和らげ、ハリとツヤを実現。使用後に便利な乾燥コースも。



SPEC
サイズ:W253×H328×D246mm、約6.2kg
炊飯容量:1〜5.5合
炊飯時間:約38分(白米・匠炊き「ふつう」)
備蓄米を美味しく炊くモード

真空ひたしの時間を追加できる「ひたし+(プラス)」で乾燥した古米もしっかり吸水。
新米を美味しく炊くモード

「匠炊き」で、食感は「ふつう」を選択。水硬度は(40~60)を指定して炊く。水は軟水を使うと◎。
小池’s REVIEW
柔らかめで、粘りはしっかり。粒同士が手をつないでいるような一体感。旨味が迫ってくる感じはない。
テラダ’s REVIEW
強烈な甘みはなく、パンチの少ない炊き上がりだが、芯まで柔らかなので、80歳過ぎの母は好きそう。
三菱電機
三菱ジャー炊飯器『本炭釜 紬 NJ-BW10H』
オープン価格(実勢価格約14万8500円)
炭のチカラを活用し、もちっと甘いご飯に

加圧しない炊飯方式で、米の保水膜をキープ。米の水分を逃がさず、粒立ちのよさを実現。純度99.9%の炭素材で釜全体を一気に加熱する大火力の炊飯で、かまど炊きご飯のような甘みを引き出す。



SPEC
サイズ:W261×H315×D257mm、約5.7kg
炊飯容量:1〜5.5合
炊飯時間:約55分(白米・かまど炊きモード)
備蓄米を美味しく炊くモード

液晶で「ねばり」を「ふつう」、「かたさ」を「やややわらか」または「やわらか」をチョイス。
新米を美味しく炊くモード

「銘柄芳潤」モードで、使用する銘柄に合わせた炊き方を選択。炊飯時間は約70分と長め。
小池’s REVIEW
心地よい粘りが特徴。芯まで火が通って、柔らかく食べやすい。しっかり炊いた感じがありますね。
テラダ’s REVIEW
米粒が口の中でコツコツと当たらず、粘りがあるので年配の人にも喜ばれそう。旨味は若干物足りないかな。
小池さんが教えるお米の美味しい炊き方/食べ方
新米の美味しい炊き方
「余計な手出しは不要! 普通が旨い」

新米は水分量が多いので、あえて「水を減らして炊く」と言う人もいますが、新米は何もしなくてもおいしいので下手な小細工は不要! 銘柄炊き分けもせず、品種の違いを素直に味わってほしいですね。
備蓄米の美味しい炊き方
「浸水をしっかり! とぎ方にも注意」


新米に比べて水分量が少ないので、浸水時間を長めにとる。もろくなっているのでとぐ時は優しく素早く。におい対策は炊飯用の備長炭が◎。
カルローズ米の美味しい食べ方
「カレー店などでも採用するお米です」


国内で流通している米と同じジャポニカ米なので、いつも通りの炊飯でOK。粒感があるのでカレーやピラフ、リゾットなどの洋食と相性よし。
炊飯器/お米にまつわるQ&A
Q ヨドバシカメラに聞いた!リアルな炊飯器の売れ筋は?
A「米不足だからこそ話題になった、備蓄米などを美味しく炊ける炊飯器の問い合わせが急増。需要の高いのは5万円前後ですが、10万円台のハイエンドモデルを一度使うと戻れないという声も」(ヨドバシカメラ・広報担当)

Q 酷暑が続き再び米不足が心配!?2025年の新米事情は?
A「記録的な猛暑だが全国の米に影響しているわけではありません。暑さに弱い品種があるので、『違う』と思ったら産地などを変えてみて。価格や収穫量に関しては全く読めません。農林水産省も見誤るほどなので、常に動向を確認してください」(小池さん)

Q 販売延長!ところで備蓄米って大丈夫?
A「備蓄米は産地や品種は販売店で選べない〝ガチャ〟状態。年数が古くても保存状態や産地が当たれば、古米とは思えないほどみずみずしい味。ハズレの場合は炊き方を工夫して」(小池さん)
Q いろんな機能があるけれど……炊飯器選びで注目すべき機能は?
A「米の浸水をしっかりすると古米も新米も美味しくなるので『浸水機能』に注目を。食感や粘りなど炊き上がりの目標はメーカーによって異なるので自分好みのメーカーを探して」(小池さん)
※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2025年8月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。
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取材・文/嶺月香里
撮影/大崎あゆみ
編集/寺田剛治
WEB再編集/吉田博明







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