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防災のプロが推薦!ふだんは椅子、いざという時はトイレになる「ポータブルコーナートイレ」が秀逸

2025.10.02

災害時、断水時のトイレ事情は極めて深刻であり、しかし一般社団法人日本トイレ協会の調査によれば、災害時に備える備蓄状況は、懐中電灯66.5%、非常食43.4%に対して、防災用トイレの備蓄は22.2%にとどまっているというのだから、いざというときに困ることは必至。備蓄している人(家族)も1人あたり9回分以下という回答が53.1%にのぼり、経済産業省が推奨する1人あたり35回分を大きく下回っているのが現状だ。災害時に食料などよりもまず先に重要なのが、我慢できないトイレが使えることであり、その備蓄、用意は今すぐにでも行うべきなのである。

サンコーの簡易ポータブルトイレの一例

コーナーに置けて普段は腰掛として使える家具調ポータブルコーナートイレが秀逸

そこで、特にお薦めなのが、防災、掃除、ペット用品などを中心に、生活サポート用品の商品開発、製造、販売を一貫して行い、被災地に足を運び、商品開発に生かしている、和歌山に本社を構えるサンコーから発売されている日本製の「ポータブルコーナートイレ」だ。ほとんどの防災用トイレは組み立て式で、普段は箱に入れたまましまっているはずだが、突然の災害時に、しまってあった防災用トイレがどこにあるか忘れてしまった!! 初めての組み立てで手早く使えない!!・・・という事態も想定できる。が、この「ポータブルコーナートイレ」は、組み立てた状態(組み立ては1分もかからない)で普段からコーナーに家具のように置け、ふた部分にクッションシートまで備わる、防災用トイレには見えないブラウンカラーの腰掛型防災用トイレなのである(エレベーター内での使用例がある)。つまり、組み立てた状態で家の中に家具調の腰掛として置いておけるため、災害時、組み立て不要でサッとそのまま使い始めることができる便利さがある。もちろん、介護用としてもOKだ。

非常用トイレは、汚物袋と凝固剤をトイレの便器にセットする方法が一般的ながら、地震などで便器が壊れてしまったときでも、トイレ内やベランダ、庭などに置いて使え、サブトイレとしても利用できる「ポータブルコーナートイレ」の用意があれば万全、重宝するはずだ。

セット内容は折り畳み式トイレ本体1個、ふた、滑り止め加工のクッションシート、底板、汚物袋10回分、凝固剤10回分となり、底板を除く本体は丸洗い可能。耐荷重は120kgだ。

どこにでも置けるポータブルコーナートイレは防災用品の収納庫にもなりうる

実際に我が家のコーナー(階段の途中の腰掛として置いてみた)に置いてもまったく違和感がなく(クッションシートによるところも大きい)、中には付属の汚物袋、凝固剤10回分とともに、自身で用意したトイレットペーパー、アルコールウェットティッシュを入れ、いつ起こるか分からない災害に備え、スタンバイすることにした。実際に使うシーンでは、家の中での使用を躊躇するなら、庭、ベランダに置いてもいいだろう。

そんな「ポータブルコーナートイレ」は本体側面をデコれば親しみやすさがいっそう高まるかも知れない。ここではサンコーの「吸着トイレの消臭シート」(おすわりイヌ)でデコってみた。本来はトイレの便器に用い、何度でも貼り直せる吸着加工で貼り付ければカテキンによる尿の消臭効果が期待できる消臭シートなのだが、今回は愛犬家として「ポータブルコーナートイレ」を可愛くボップに仕立て、同時に消臭効果を得られることを期待。蓋の裏にも「吸着トイレの消臭シート」(おすわりイヌ)の肉玉マークを貼り付けてみた。

サンコーの吸着トイレの消臭シートシリーズは3種類

サンコーでは「抗菌凝固剤付トイレ非常用袋10回分セット」(日本製)も用意しているから、「ポータブルコーナートイレ」のスペア汚物袋、凝固剤としてストックしておくと万全だ。

というわけで、家庭、オフィスに「ポータブルコーナートイレ」を用意しておけば、災害時、断水時も安心だ。とにかく、これまでの災害時にもっとも困ったというデータに挙げられるのが”トイレが使えない・流せない事情”なのである。筆者は3.11東日本大震災で被災。長期間の断水後、上水道は復旧したものの、下水道が復旧せず、排水ができなかったため、1か月以上、トイレ、風呂ともに使えなかった辛い経験がある。トイレの便器が無事であれば汚物袋や凝固剤でトイレが使えないこともないが、便器が破損していたらもうトイレの使用を諦めるしかない。そんな場面、アウトドアなどへの持ち出しも可能なサブトイレとしてサンコーの「ポータブルコーナートイレ」は大活躍してくれること間違いなしである。

なお、サンコーでは、車内で使えるコンパクトな便座タイプの「簡易トイレコンパクト」も発売中。こちらはドライブ中の車内でも「小」「大」のトイレが無理なくできる画期的なアイテムだ。防災研究をしている筆者はさっそく家の中のコーナーに「ポータブルコーナートイレ」を設置、車内に「簡易トイレコンパクト」を常備することにした。

サンコー
サンコー防災用品

文/青山尚暉(防災研究家)

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