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100均でここまで揃う!持ち歩きも可能な防災用品おすすめ10選

2025.10.04

9月の防災週間がすぎた9月下旬、今後30年以内にマグネチュード8以上の巨大地震が80%程度の確率で起こるとしていた南海トラフ地震の発生確率が、政府の地震調査委員会の新たな研究によって、60%から90%以上の確率と算出されたのである。

今でも日本各地で地震・災害が発生していて、日ごろの災害・地震に対する準備、備蓄は欠かせないものとなっている。

しかし、いつ起こるか分からない災害・地震の対策に、それほどコストはかけられない・・・と思っている人も一定数いるはず。そこで、100均で揃えられる、最低限の防災用品を紹介したい。すべて揃えても1500円以下であり、コンパクトにまとめて普段から持ち歩きできる品数、重さにもこだわったチョイスである。

1. 備蓄用ウェットボディタオル

今回の目玉アイテムのひとつがダイソーの「備蓄用ウェットボディタオル」110円。災害時には断水が発生することもあり、しばらくは入浴が困難になることもある。上水道が復旧しても、下水道が復旧しなければ、風呂、シャワーは使えないのである(もちろんトイレも)。この「備蓄用ウェットボディタオル」はアルミ包装で使用期限は5年間と長く、1枚で体全体を拭ける約56cm×28cmの大判サイズ。普段のアウトドアやドライブでも活躍してくれる、ぜひ用意したい1品だ。

2. 保温アルミ寝袋

寒い時期の非常時に寝る際、ぜひ欲しいのが寝袋。しかし本格的なものは高価で、なおかつ持ち運ぶ際にかさばるのが難点。普段から持って歩くなど不可能だ。が、ダイソーの「保温寝袋」330円は本体アルミ蒸着PET素材で単品サイズ10.8×15.4×0.4cm、85gとコンパクトかつ軽量。広げれば幅100×長さ200cmのサイズになる簡易寝袋なのである。同じダイソーではアルミ・低密度ポリエチレン製でカシャカシャする音を抑えた静音タイプの「アルミ寝袋」550円もラインナップしている。

3. 携帯用コンパクトレインポンチョ

普段の外出でも、出先で突然の雨、ゲリラ豪雨に見舞われることがある。そんなときコンパクなレインコートがあれば安心。防災用としてもコンパクトさはうれしい。このダイソーの「携帯用コンパクトレインポンチョ」110円は単品サイズが9×9.6cmと超コンパクトながら、フード付きで着丈約96cmの大人用フリーサイズとなっている。あくまで使い捨てタイプながら、あるとないのとでは大違いだろう。

4. アルミ保温ブランケット

これからの秋から冬にかけての防災・避難用品で欠かせないのが、暖をとれる「アルミ保温ブランケット」110円。これも100均の定番商品で、各100均メーカーから発売されている。これにも静音タイプがある。

5. COBヘッドライト

災害時の夜の避難ではLEDライト、つまり懐中電灯が不可欠だが、持ち出しバッグに両手が空くリュックが推奨されているように、片手が塞がれるのが難点。そこでお薦めなのが、ヘルメットに装着する「COBヘッドライト」110円。COBとは基板上に複数のLEDチップを直接配置した光源を指し、広い発光面が特長。そんなLEDヘッドライトがセリアやダイソーで110円で買えるのだからありがたい。電池は別売で、できれば10年保存、液漏れ防止のタイプを選ぶと安心・安全だ。防災用品はめったに使うものではないためである。ヘッドライト部分は角度調整でき、ヘルメットだけでなく、首に下げて使うこともできるから便利だ。

6. 圧縮タオル

多くの100均で売っている、防災やアウトドアで活躍してくれるアイテムのひとつがコンパクトタオル=「圧縮タオル」110円。個包装のひとつがお菓子のラムネぐらいのサイズと超コンパクトに圧縮されていて、水につけると膨らみ、タオルになるという仕掛けの使い捨てアイテム。手洗いなど様々なシーンで役に立つはずである。

7. ゴム引き手袋

災害時の瓦礫の撤去などで重宝するのが、ただの軍手ではなく、表面がゴム引きになっている軍手。各サイズがあり、普段使いでも役立つアイテム。デザインも豊富だ。

8. ペットボトルホルダー

筆者は災害時の一時避難用として、リュックではなく防災用品をしたためた多ポケットのベスト着用を推奨しているのだが、ベストに入りきらないのがミネラルウォーターのペットボトル。そこでダイソーなど多くの100均で揃う110円で買えるペットボトルホルダーが活躍。キャップに、これまた100均で手に入るはがせるラベルを貼り、賞味期限を書き込んでおくと安心だ。

9. 携帯トイレ

災害時にもっとも困るのがトイレと言われている。そこで不可欠なのが携帯トイレ。110円。男女兼用と女性用があり、「小」限定で使うことができる。とはいえ、車内はもちろん、外で使用する際は恥ずかしい。で、すでに紹介しているアルミ保温ブランケットをかぶりつつ使えば恥ずかしさは軽減されるはずである。

10. ウェットティッシュ

右がアルコールタイプ

100均で様々な商品が用意されているのがウェットティッシュ。お薦めは110円で4個入っている10枚入りの小分けタイプ。早めに使い切れるため、乾燥しにくいからである。それも、ノンアルコールとアルコールタイプの両方を用意するといい。アルコールタイプばかり使っていると手荒れが心配だからであり、適材適所で使い分けるというわけだ。

今回、100均で揃えた全アイテムの合計金額は、保温寝袋のみ330円で、ウェットティッシュをノンアルコールとアルコールタイプの2種類となったので、1430円ということになった。それでも万一の際の安心が手に入るなら、安いものである。

ここまでは100均で手に入る防災用品を紹介してきたが、それ以外に必要なアイテムとして、マスク、モバイルバッテリー、防犯ブザー、眼鏡、常備薬、歯磨きセット、ポケットティッシュ、羊羹、のど飴、ミニノート&ペン、ミネラルウォーターなどがあると、一次避難用の対策としては完璧に近くなる。

文・写真/青山尚暉(防災研究家)

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