では、どうすればいいか? 延命措置もあるがアップデートするのが原則
リスクを理解した上で、具体的な対策を講じることが重要だが、OSはデジタル製品の中でも、最も基礎的な部分なので、最新のものにアップデートするしかない。ネットワークに接続せずにWindows 10を使い続けられるならば、アップデートしない選択肢もあるが、限定的だろう。
どうしてもWindows 11へ移行できない人向けに、Microsoftは有料で2026年10月13日まで、法人向けには2028年10月13日までセキュリティ更新を延長する「ESU」というプログラムを提供している。あくまで一時的な延命措置でしかないが移行が間に合わない人は利用する価値がある
Windows バックアップを利用して、OneDriveにバックアップしている場合は無料利用も可能。またESUの利用は、KB5062649以降の更新プログラムを適用すれば利用できる
セキュリティ対策は、デジタル化社会での「必要経費」でもあり「信頼の証」
Windows 10を使い続けることのリスクは、PCの買い替え費用とは比べ物にならないほど大きい。
データ、資金、そして何よりも顧客や社会からの信用を失うリスクを考えれば、Windows 11への移行は行って当然であり、そのコストは、経費ではなく信頼の証と捉えたい。