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使うたびに楽しい!キッチンに置きたくなるバルミューダのシンプルな電子レンジ「The Range S」

2025.09.28
倉本春 (家電ライター)

バルミューダの「BALMUDA The Range」といえば、スタイリッシュなデザインとユニークな演出で人気を集めたオーブンレンジ。

インテリア感覚でキッチンに置けることからSNSでも「映える家電」としてインフルエンサーに人気で、スタイルにこだわる多くのユーザーから注目を浴びてきた。そんなバルミューダが単機能レンジである「BALMUDA The Range S」(以下、The Range S)を発表。10月2日より発売開始する。

シンプルなレンジ専用機ながら、同社らしいデザイン性と使いやすさをもつ本機を、バルミューダの青山ショールームにてチェックしてきた。

バルミューダから初めての単機能電子レンジが登場

新製品The Range Sは、バルミューダ初となる電子レンジ専用モデル。カラーはブラックとホワイトの2色。直販価格は39,600円。

容量は20Lと一人暮らしか少人数世帯向きのサイズで、センサーを使ったオート/ドリンク/解凍/冷凍ゴハンという4つの自動あたためモードを搭載している。もちろん、自分でワット数とタイマーを設定するマニュアルモードもあり、100Wから900Wまで5段階で出力を設定可能だ。

本体サイズは幅466×奥行393×高さ295mm(ハンドル含む)。同社の大人気トースター「BALMUDA The Toaster Pro」(写真右)とリンクしたデザインも魅力的

オートやドリンクなどのセンサーを利用した自動あたため機能では、仕上がり温度を調整することも可能だ。

たとえば「ドリンク」メニューなら、まずコーヒーやミルクといったドリンクの種類を選択、次に杯数をえらび、温度設定を「ヒクメ/ヒョウジュン/タカメ」で調整する。熱めが好き、猫舌の家族がいる場合などに便利そうだ。

一方、すべて標準で良いという家庭なら設定画面で温度設定を消して、選ぶ項目を減らすこともできる。

シンプルな操作性になんだかホッとする

ドリンクメニューを選択した液晶画面。上からドリンクの種類、杯数、温度調整、残り加熱時間用カウンター

じつは、本製品と同価格帯の単機能電子レンジの多くは、耐熱ボウルで煮物や焼うどんを作れるといった多彩な調理メニューを搭載している。そんななか、The Range Sはこの価格帯の単機能電子レンジとしてはかなり機能がシンプルだ。しかし裏を返せば、余計な機能に迷うことなく「温めたいときにすぐ使える」操作性の良さがある。特にダイヤルを回して選び、押して決定するという直感的な操作は使っていて気持ちが良い。

ダイヤルを回して「選択」押し込むことで「決定」というわかりやすい操作感

一方、やや残念なのは自動モード用のセンサーに庫内全体の温度を検知する「温度センサー」を採用している点だろう。「赤外線センサー」のように食材の表面温度を直接測る方式ではないため、センサーに関してはこの価格帯の製品としてやや物足りなさを感じられる。

レトロモダンなデザインや音にもバルミューダらしいこだわり

ここまでは電子レンジとしての基本機能について説明したが、The Range Sの最大の魅力は「使っていて楽しい」と感じられる点だ。実機を体験してみると、見た目や音といった細部にまでバルミューダらしいこだわりを感じる。

まず印象的なのは液晶表示。漢字を使ったドット調のメニューは、どこか昔のゲームを思わせる雰囲気(設定により英語表示にも切り替え可能)

また、残り加熱時間のカウントダウンにはドラムが回転して数字がスライドしているようなアニメーションを採用。同時にアナログ時計のようなカチコチという音が流れるなど、待っている間も見た目や音で楽しめる仕掛けが施されている。加熱終了時にアナログギターからサンプリングした「ジャーン」という心地よいギター音が流れるのもバルミューダらしくて良い。

これくらいのドア角度で手を離すと、スッと静かにドアが閉まる

また、使いやすさへの配慮としてソフトクロージング機能も搭載した。これはドアを閉める途中で手を放しても、やさしく静かに閉じる機能。電子レンジはドアを閉めるときにバタンと大きな音が鳴りがちだが、この音が嫌いな人には嬉しい機能といえる。

多機能からシンプルへ、人気のThe Rangeとの住み分けはどうなる?

ところで、SNSでよく見かける同社の既存オーブンレンジ「BALMUDA The Range」(以下、The Range)も、今回発表されたThe Range Sと同じ容量20Lサイズだ。

手前がThe Range、奥が新製品のThe Range S。同容量ながらサイズの違いは一目瞭然

両者にはオーブン機能の有無という差があるが、それ以外にもさまざまな違いがある。その違いで一番目につくのが本体のサイズ。

The Rangeは幅456×奥行435×高さ331mmサイズだが、The Range Sは一回りコンパクトなのだ。また、扉が横開き式なので一人用冷蔵庫の上に置いても扉をスムーズに開閉しやすい。

全体的に従来製品よりも一人暮らし向きのミニキッチンなどに設置しやすそうだ。

いま、実売3万円を超える単機能レンジの多くは自動調理メニューを30種類以上用意するなど、どんどん多機能化している。一方、The Range Sは自動機能はドリンクや冷凍ゴハンなどの重要なものだけに絞り込み、シンプルな操作性をあえて選択。機能よりも遊び心ある液晶表示や音、静かに閉まる扉といった「体験の質」にこだわりを感じる。他社とは異なる進化をしている製品だけに、一人暮らしや少人数世帯で電子レンジの購入を考えているなら、一度量販店などで触ってみてほしい製品だ。

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日立グローバルライフソリューションズは、トーストをこんがり焼き、レンジであたためもできる「2 in 1 トースターレンジ MRT-F100」を2025年6月下旬…

家電ライター
倉本春
ソフトバンクにてPC雑誌の編集者を5年、ドッグカフェのオーナーシェフを6年経験後、家電ライターに転向。 現在は生活家電分野をメインにWebをはじめ雑誌やラジオなど数多くの媒体で活動を展開

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