DVD保存と動画データ保存どちらが良い?
DVD保存と動画データ保存の2つの選択肢を考えた場合、どちらにするか迷うかもしれない。それぞれメリットとデメリットを小野氏のもと、まとめる。
●「DVD保存」のメリット
・DVDプレーヤーやPCで手軽に再生可能
・DVDメディアとして目に見える形で残るので紛失リスクを減らせる
・祖父母など高齢者へのプレゼントにも最適
●「DVD保存」のデメリット
・寿命が約10~30年程度(湿気や高温、直射日光、キズや割れに弱く、カビ発生リスクも)
・再生機器が減少傾向
・編集に不向き
●「動画データ(MP4)保存」のメリット
・比較的、長期保存に強い
・簡単にコピー・共有・編集が可能
・多様な機器で再生可能
・バックアップが容易
●「動画データ(MP4)保存」のデメリット
・USBメモリ・HDD(ハードディスク)に保存する場合は劣化・故障のリスクがある
・USBメモリは物理的なサイズが小さいため紛失のリスクが高い
・定期的なバックアップが必要
小野氏によれば、「長期保存の観点から動画データでのダビングを推奨している」とのこと。
動画データをより安心して保存する方法として次の4つがあるという。
・HDD保存:大容量で安定した保存が可能。長期保管にも向いている。
・クラウドサービスの利用:万が一の災害でもデータを守れる。
・データを2ヶ所に分散保存:自宅と実家など、異なる場所にバックアップ。災害や事故によるリスク軽減。
・DVD保存と併用:DVDとデータ両方で保存すればより安心。
残したいビデオテープが家に眠っているなら、「残すべきか?」だけでなく「どう残すか?」についても考慮し、最適な方法を選択したい。