
9月13日(土)~15日(月・敬老の日)、20日(土)、21日(日)、23日(火・秋分の日)から構成される今年のシルバーウィーク。22日(月)に有給を取得すれば、3連休+4連休となったこの大型連休だが、どのような過ごし方を予定していた人が多いのだろうか?
DJIはこのほど、全国の20歳から69歳の男女600名を対象に「シルバーウィークの過ごし方」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
シルバーウィーク、3人に1人は「連休ゼロ」――大型連休は少数派
「今年のシルバーウィークは、最長で何連休が取れる予定ですか?」と尋ねたところ、最も多かった回答は「連休は取れない」(31.2%)となった。つまり、約3人に1人がまとまった休暇を取れない見通しだ。次いで多いのは「3連休」(23.2%)で、「11連休」といった大型休暇を取れる人はわずか4.0%にとどまった。
この結果から、シルバーウィークであっても長期休暇を楽しめる人はごく一部であり、多くの人が通常通りに過ごす現実が明らかになった。
「予定なし」「自宅派」が多数 遠出を控える傾向が鮮明に
今年のシルバーウィークの過ごし方については、全年代で「特に予定はない」「自宅で過ごす」が最多となり、“遠出を控える”傾向が浮き彫りとなった。
一方で年代別に見ると違いが際立つ。
20代は「行動派」と「予定なし派」の二極化が特徴。行動派は国内・海外旅行の予定が最も多く、アウトドアやアクティビティにも積極的で、旅や体験を求めて動く層が目立った。
30代・40代は、家族と過ごす色合いが強く、近場でのショッピングなど、“身近な消費活動”が中心だ。50代以上では自宅で過ごす割合がさらに高まり、余暇の過ごし方は“落ち着いた過ごし方”へと移行している様子が見られる。
シルバーウィークは誰と?20代は“未定”、30~40代は家族、シニアは“夫婦”
今年のシルバーウィークの過ごし方について「誰と過ごすか」を尋ねたところ、全体では「配偶者・パートナーと過ごす」(31.0%)が最多となった。以下「一人で過ごす」(21.2%)が続き、連休を“夫婦で過ごすか、一人で過ごすか”という二極化が浮かび上がった。
年代別に見ると違いはさらに鮮明だ。
20代では「まだ決まっていない」が50%と突出。予定が直前まで流動的で、“フットワークの軽さ”が特徴だ。
30代・40代は「子ども」や「親」と過ごす割合が高く、「家族中心」の過ごし方が主流に。特に40代では「一人で過ごす」も28.3%に上り、家族と自分時間の両立が見られた。
50代以上では「配偶者と過ごす」が急増し、60代では半数近くが夫婦二人で過ごすと回答。“夫婦時間”が際立つ結果となった。
動画撮影、3割が“音トラブル”経験――せっかくの思い出も音で台無しに
今年のシルバーウィークは、連休が少なく「自宅で過ごす」「特に予定はない」という回答が多数を占めた。その一方で、旅行やイベントに出かける人も一定数存在し、普段とは違う特別な時間を過ごす機会も少なくない。
こうした瞬間を記録に残そうと、動画を撮影する人は多いことだろう。実際に、今回の調査では「シルバーウィークに動画を撮影する予定」が6%にとどまったものの、「まだ決めていない」と回答した人が20.2%に上った。これは、「状況によっては動画を撮影するかもしれない」と考える層が、約5人に1人いることを示している。
しかし、いざ撮影すると、多くの人が「音」に関するトラブルを経験していることが明らかになった。
今回、過去に自分で撮影した動画における「音」の困りごとを尋ねたところ、実に3割以上(30.2%)が何らかの不満を経験していることが明らかになった。具体的には、「声が小さく聞こえづらい」(15.2%)、「風切り音がひどい」(12.5%)、「周囲の雑音で声が聞き取れない」(11.2%)といった問題が上位に挙がり、“せっかくの動画も音で台無し”という実態が浮き彫りになった。
動画撮影の“大敵”は人混みと風――音トラブル、観光やアウトドアで頻発
動画撮影時に音で困ったことがある人に対し、具体的な場所を尋ねたところ、「人混みや騒がしい場所(イベント会場・観光地など)」が最多で6割(60.7%)、「風の強い場所(海岸・山頂など)」が半数(50.3%)と、にぎやかな場所や自然環境が“大きな敵”であることが明らかになった。
イベント・観光・アウトドアといった“シルバーウィークで行きがちな場所”ほど、音トラブルが発生しやすいという結果になっている。
<調査概要>
調査対象:全国の20歳から69歳の男女600名
調査期間:2025年08月26日
調査方法:インターネット調査
出典元:民生用ドローンとクリエイティブカメラ技術のDJI調べ
構成/こじへい