
5年以上、「Zaim」という家計簿アプリを使い続けてきたFPの筆者が、久しぶりに他のアプリをいろいろ使ってみることに。
というのも、ここ数年で家計簿アプリのラインアップは驚くほど進化しているんです。そこで、実際に使ってみた中で「これは使いやすい!」と思ったものを厳選してご紹介します。
家計簿アプリで選ぶべきポイントは?
私が家計簿アプリで重視するのは以下のポイントです。
(1) とにかく入力が簡単
(2) 費用別項目が円グラフで見える化される
(3) 節約につながる仕組みがある
家計簿は続けること自体が最も大事であり、家計簿を付けるときに煩雑すぎない方がよいでしょう。そのため、入力方法が簡単で続けやすいアプリが良いと思います。
私の場合、毎月の資産の推移については、別途エクセルで付けているため、家計簿アプリでは支出の把握さえすればよいと思っています。
なので金融機関やクレジットカードとの連携については敢えて重視をせずに選びました。
ただし、「資産管理も一元化したい」という方には、連携機能が充実しているアプリがおすすめです。
使ってわかった!タイプ別おすすめ家計簿アプリ7選
■ シンプルさ重視派に:「シンプル家計簿」
シンプルに家計簿を付けたいだけなら、「シンプル家計簿」がおすすめです。収支をサクッと手入力して終わり、という構成で、誰でも迷わず使える手軽さが魅力です。
銀行連携などはないものの、入力を催促する通知が1日1回来るように設定できるため、入力忘れを防ぐことができます。
■ 袋分け管理で節約意識UP:「袋分家計簿」
「袋分家計簿」も、簡単に手入力するシンプルな家計簿ですが、他と異なるのは、袋分け型家計簿であることです。
はじめに項目ごとの予算を決め、支出を入力するごとに、残りの残額が出るようになっています。これにより、月初めに使いすぎたら月末は控えようとか、まだ残っているから、まだ余裕あるなどが棒グラフ一目でわかるようになり、節約しやすくなります。
また、線グラフで使いすぎた日を一目で見ることができます。
■機能性重視:「マネーフォワードME」
あらゆる銀行やクレジットカードとの連携が可能。プレミアム会員に加入すると、資産の推移、資産別のポートフォリオが一目でわかりやすいグラフで表示されます。
理想とされる家庭の家計と比較する機能もあります。
■自営業等におすすめ:「Moneytree」
個人と経費を切り替えられて、ファイルを添付することが可能。確定申告時に、プライベートの支出と混ざってしまうのを防ぐことができます。
さらに、プレミアム会員になれば、把握しづらいサブスクを管理し、無駄な出費を防ぐことができます。
■パステルカラー別表示で分かりやすい:「Caho家計簿」
パステルカラーを基調としたやさしい色合いのアプリで、入力方法はシンプルで簡単に家計簿を付けることができます。
■ノート感覚で管理できる:「らくらく家計ノート」
ノートのようになっているアプリに入力し、前月分の収支との比較をノートのように見比べることができます。
■夫婦で家計簿管理するなら:「Osidori」
夫婦でアプリを共有することができ、費用の夫婦での負担割合をアプリで設定することができます。さらに、夫婦で共通のライフプランを作成、目標貯金額を設定し、目標までの達成度をグラフで把握することができるから、夫婦で協力してお金を貯めることができます。