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34年ぶりの新クルーズ『飛鳥Ⅲ』が就航!カジノもジャズも展望風呂も楽しめる「非日常空間」に潜入

2025.09.28
全長230メートル、740名が乗客できる『飛鳥Ⅲ』(写真提供:郵船クルーズ)

誰もが一度は夢見たことのある“クルーズの旅”が身近になろうとしている。

昨年末に商船三井クルーズの『MITSUI OCEAN FUJI』が就航、また、オリエンタルランドが2028年にディズニークルーズの就航予定を発表するなど、日本の“船旅”はかつてない盛り上がりを見せている。

そんななか、日本最大級のクルーズ会社・郵船クルーズが34年ぶりに満を持して送り出した新造客船『飛鳥Ⅲ』が注目を集めている。今年7月にデビューしたこの船は、先代『飛鳥Ⅱ』の伝統を引き継ぎながら、現代のニーズに応えるサービスやラグジュアリーな設備を搭載。

贅沢な長期の船旅はもちろん、ワーケーションや短期滞在を意識した「ビジネスマンやおひとり様目線での快適さ」も追及しており、働く人々にとっても“夢のような出張先”にもなり得る存在だ。

今回は、そんな話題の『飛鳥Ⅲ』について取材を実施。ビジネスマンでも楽しめる優雅なクルーズの魅力を紹介していく。

ソロバルコニーには大きなデスクやセミダブルベッド、ソファを備え、一人でゆったり過ごすことができる。バルコニー越しからは大海原も眺めることができる(写真提供:郵船クルーズ)

日本人が快適に過ごせるように設計された大型客船

『飛鳥Ⅲ』はドイツのマイヤー造船所で建造された日本籍船で、全長約230メートルで総トン数5万265トン、全385室・乗客定員740名という中型クラスのラグジュアリークルーズ船だ。

客室は全て海側に位置し、バルコニー付きの部屋が多数を占めるほか、全客室にバスタブを設置。快適さとプライバシーを重視した設計が随所に見られ、長時間の船旅でも疲れを感じにくいクルーズだ。

吹き抜けになっているアトリウム「アスカプラザ」には著名な漆芸家・室瀬和美氏の壮大な作品が飾られている(写真提供:郵船クルーズ)

美しいアート作品で彩られた船内空間

広報・ブランド戦略チームの遠藤陽子さんが「船内はアートにもこだわっており、アートと共に旅する時間を過ごしてほしい」と語るように、『飛鳥Ⅲ』はアート展示にも力を入れている。

船内に入ってまず目を引くのが、3層吹き抜けのアトリウム「アスカプラザ」に設置されたアート作品『耀光耀瑛(ようこうようえい)』。高さ約8.8メートル、幅約3メートルの同作は、漆芸の重要無形文化財保持者である室瀬和美氏によるもので、貝片と金粉で描かれた光の筋が壮大で贅沢な空間を演出している。

また、アート公募展「日本の四季を旅する」をテーマに、2300近い公募から選出された126作品を展示。船内を歩くたびに多彩な絵画や写真と出会える。

広報・ブランド戦略チームの遠藤陽子さん。オフィスの窓から見える横浜・みなとみらいの大さん橋には『飛鳥Ⅲ』が停泊中。「無事に帰ってきたところを見ると安心します」(遠藤さん)

海を正面にした展望大浴場は『飛鳥Ⅲ』ならではの体験

「船首に展望大浴場を設けているのは、とても珍しいです。前方に広がる海を眺めながらの入浴は『飛鳥Ⅲ』でしか味わえないです」(遠藤さん)

船首側に大きなガラス窓を備えた展望大浴場「グランドスパ」も魅力の一つだ。露天風呂、内風呂、サウナが一体となったスパ空間から、進行方向に広がる大海原を一望することができる。

特に、日の出や日没の時間帯は水平線に見える太陽を拝むことができ、唯一無二の非日常的な経験を味わえるとのことだ。

展望大浴場には広々としたサウナも完備。追加料金なしで利用できるのもうれしい限りだ(写真提供:郵船クルーズ)

“非日常”を演出するカジノ&ラウンジも充実

『飛鳥Ⅲ』のエンタメ施設の中で最も注目したいのは「カジノ アンティ」。ルーレット、ブラックジャック、ポーカー、スロットマシンなどが揃っている(※カジノは有料。「飛鳥Ⅲ」は日本船籍につき、チップやコインを現金や記念品に交換することはできない)。

「日常生活では得られないドラマチックな体験や社交空間を、気軽に味わってもらえたら」(遠藤さん)と話すように、カジノエリア近くの「スプリットカウンター」では、コーヒーや紅茶、抹茶なども提供し、隣の「ギャラリーカフェ」ではアート空間で楽しめることも魅力。

さらに、ジャズの生演奏やショーイベントも定期的に開催されており、クルーズの夜を華やかに彩る演出も充実している。

カジノラウンジ以外にも、バンドやピアノの生演奏が楽しめるラウンジ、バーラウンジがある(写真提供:郵船クルーズ)

個性豊かなレストランには絶品料理がズラリ

『飛鳥クルーズ』の大きな特徴といえば“食”が挙げられる。

「『飛鳥Ⅲ』でもその伝統は引き継がれており、季節に合わせたさまざまな料理を提供しています。どの料理にするか悩んでしまうほどです」(遠藤さん)

船内のメインダイニングでは、四季折々の和食と洋食料理が提供され、朝昼晩すべて異なるメニューが楽しめる。ダイニング、ビュッフェ以外に予約制で楽しめるスペシャリティレストランも。割烹料理など、日本人の口に合った料理が並ぶのは日本船ならではといえるだろう。

割烹料理の「海彦」では新鮮な魚介を使った品々や、出汁の効いた煮物といった和食を多数取り揃えている。また、ライブ感を重視したイタリア料理「アルマーレ」では、シェフによる食材のプレゼンテーションが人気だ。

ダイニング以外にも、軽食が取れるラウンジやティータイムが楽しめるカフェ、夜にはジャズが流れるバーラウンジもあり、気分に合わせたロケーションも選ぶことができる。

イタリア料理「アルマーレ」は千住博氏のアートが壁面を彩っている(写真提供:郵船クルーズ)

“海の上で仕事をする”という選択肢を提案

もちろん、ワーケーションに適した空間やサービスも完璧だ。船内には図書室やラウンジなど、静かに作業ができるスペースが数多くそろい、ノートパソコンさえあれば海の上で仕事をサクサクこなせるようになっている。

『飛鳥Ⅲ』では船内インターネット環境を強化。衛星通信を利用した高速Wi-Fiが完備されており、メールの送受信やオンライン会議もストレスなく行なうことができる。

また、デッキに出て海を眺めながら潮風を浴びることで、都会の喧騒では得られない集中力が湧き出て、普段以上のワークパフォーマンスを発揮できるかもしれない。

プールサイドで寝そべりながら、ビジネスプランを練ってみては?(写真提供:郵船クルーズ)

仕事のリフレッシュに一汗かけるスペースも

また、仕事のリフレッシュに活用できる運動施設も豊富にそろうのもありがたい。

屋外スポーツデッキの「アスカフィールド」では、バスケットボール(3on3)、パドルテニス、ジョギングトラックなどで体を動かすことが可能。

最新のマシーンを揃えた24時間営業のフィットネスルームをはじめ、スタジオではヨガやストレッチ、エアリアルヨガなどのレッスンも提供されており、健康志向の強いビジネスパーソンにはもってこいだ。

ハンモックの布を使って宙で体を伸ばす「エアリアルヨガ」(有料・予約制)は、初心者向けにインストラクターがサポートをしてくれる(写真提供:郵船クルーズ)

まずは短期クルーズから船の旅に出てみては?

「現在の利用者層は60~70代夫婦やリタイア世代のリピーター層が多いですが、今後はクルーズに乗ったことのない家族連れの方々や一人旅、ワーケーションを目的にした人にも乗船いただけるようにアプローチしていきたい」(遠藤さん)という展望があるそうで、週末利用や短期クルーズなど、初心者も乗船しやすいプランをより充実させていくという。

中でも、週末を利用した「Xmas横浜発着ウィークエンドクルーズ」は土曜日に出港し、火曜日に帰港。料金は40万円台~(2名1室利用時・1名様代金)で特別なクリスマスを演出。

3~5泊のプランであれば、名古屋、神戸、瀬戸内、北海道といった全国各地を巡り、季節ごとの味わい深い風景や食事を楽しみことができる。

日本のクルーズ旅行の概念を大きく変えようとしている『飛鳥Ⅲ』。

秋から冬にかけての休暇や年末年始に「次の休みに何をしよう?」と考えている人や、気分転換にワーケーションを実施したいと思っているビジネスパーソンにとって、『飛鳥Ⅲ』での“優雅で快適な船旅”はおすすめだ。

データ)
郵船クルーズ『飛鳥Ⅲ』
乗客定員:740名/乗組員数:約470名
客室数:381室(全室海側プライベートバルコニー付き)
HP:https://www.asukacruise.co.jp/
※各種プラン、ツアー内容はHPをチェック

写真提供:郵船クルーズ

取材・文/瀬戸大希

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