12万9800円から!シリーズ最大のディスプレイに双方向の衛星通信機能を搭載した「Apple Watch Ultra 3」でできること
2025.09.17
Appleは、新型スマートウォッチ「Apple Watch Ultra 3」を発表した。発売日は2025年9月19日で、価格は129,800円~。
バッテリー持続時間も向上し、通常使用時では最大42時間駆動!
「Apple Watch Ultra 3」の最大の注目ポイントは、衛星通信機能を初搭載したところ。内蔵の衛星通信機能を使って、電波が届かない場所にいても、緊急通報サービスにテキストメッセージを送信したり、友だちや家族にメッセージを送ったり、位置情報を共有したりすることができるのだ。また、すべてのApple Watchの中で最大のディスプレイを搭載し、5Gモバイル通信にも対応。さらに、最大42時間(低電力モードなら最大72時間)のバッテリー駆動時間も実現する。
■衛星通信機能を初搭載
Apple Watch Ultra 3は、双方向の衛星通信機能を内蔵しているため、ユーザーがモバイル通信やWi-Fiの圏外にいても、緊急通報サービスにテキストメッセージを送信したり、友だちや家族にメッセージを送ったり、位置情報を共有したりすることが可能。衛星経由の緊急SOSも利用できるため、数回タップするだけで、緊急通報サービスにテキストメッセージを送信したり、緊急連絡先に通知したりできる。また、Apple Watch Ultra 3が自動車での重大な衝突事故や転倒を検知した際、ユーザーが電波の届かない場所にいて、しかも反応がない場合は、通信衛星への視界が開けていれば、緊急通報サービスと緊急連絡先に自動で状況と位置情報を送信する。
衛星経由の「探す」機能を使うと、ユーザーはすでに「探す」に登録されている連絡先に自分の位置情報を15分ごとに送信することが可能。さらに、衛星経由のメッセージを使うと、ユーザーは友だちや家族、過去30日間に連絡を取っている人となら誰とでも、テキストメッセージ、絵文字、Tapbackをエンドツーエンドで暗号化した状態で送受信できる。
■Apple Watch史上最も大きいディスプレイ
Apple Watch Ultra 3のディスプレイは、LTPO3および広視野角のOLEDを採用したAppleの最も先進的なディスプレイテクノロジーを搭載し、Apple Watch史上最も大きいスクリーンと、斜めから見てもより明るい表示を実現。LTPO3は高性能で低電力のディスプレイテクノロジーで、ディスプレイの外枠を24パーセント細くし、ケースサイズはまったく同じまま表示領域を広げることを可能にしている。また、広視野角のOLEDディスプレイにより、各ピクセルがより広い角度で、より明るい光を発するように最適化されており、一目で読み取りやすくなっている。
LTPO3は電力効率もより高くなり、Apple Watch Ultra 3の常時表示モード時にリフレッシュレートの高速化を実現。1分間に1回から1秒間に1回に向上しているため、手首を上げなくても秒針が時を刻むのを見ることができる。このリフレッシュレートに対応するように、ストップウォッチ、タイマー、および20種類を超える文字盤がアップデート。さらに、新しいウェイポイント文字盤は、ライブコンパスを使って移動したり、新しいコンプリケーションで衛星通信に簡単にアクセスしたり、夜間モードをすばやくオンにして夜間でも視認性を確保するのに役立つ。
■42時間のバッテリー駆動時間
LTPO3によって強化されたディスプレイの電力効率、5Gモデム、より大きくなったバッテリーにより、より長いバッテリー駆動時間が実現。日常的な使用では、Apple Watch Ultra 3は最大42時間のバッテリー駆動時間を備え、トレーニングやレース中のユーザーや、一日のタスクに取り掛かろうとしているユーザーをサポートする。低電力モードでは、引き続き最大72時間のバッテリー駆動時間を提供。長時間にわたる屋外でのワークアウトトレーニングの場合は、Apple Watch Ultra 3は、低電力モードでGPSと心拍数測定をフル稼働した状態で、20時間のバッテリー駆動時間を実現。高速充電によって、15分間の充電で最大12時間のバッテリー駆動時間を提供する。
■5Gモバイル通信に対応
モバイル通信プランを利用すれば、Apple WatchのユーザーはiPhoneが手元にない場合でも、電話に出たり、メッセージを送信したりできるほか、緊急通報サービスに助けを求めることもできる。ユーザーが5Gの圏内にいる場合、Apple Watch Ultra 3で5Gモバイル通信機能を利用できるようになったため、より高いパフォーマンスとより優れたスループットにより、音楽やポッドキャスト、アプリのダウンロードがより高速になる。電波が届きにくいエリアでの受信を強化するために、Apple Watch Ultra 3は必要に応じて2つのシステムアンテナを同時に連動させる先進的なアルゴリズムも使用して、信号強度を大幅に高める。
■新しい睡眠スコア機能
Apple Watch Ultra 3を利用して、ユーザーは睡眠を記録したり、心拍数、手首皮膚温、血中酸素ウェルネス、呼吸数などの重要な健康指標を睡眠中に測定したりでき、睡眠時無呼吸の兆候を発見することもできる。watchOS 26を搭載したApple Watch Ultra 3は、新しい睡眠スコア機能により、ユーザーが睡眠の質と体の回復力を高める方法を理解するのを手助けする。
睡眠の質は、時間、就寝時間の規則性、目が覚める頻度、各睡眠ステージにいた時間など、複数の要因に影響される。睡眠スコアにより、Apple Watchはこれらの各カテゴリーを記録し、ユーザーの全体的な睡眠の質について、透明性が高く理解しやすい指標を示すことができる。毎日の起床時に、睡眠スコアがApple Watchの睡眠アプリで全体スコアと分類を導き出し、さらに最も重要な要素についてわかりやすい詳細を提供するので、ユーザーは自分の睡眠を改善するために何を優先すべきかを知ることができる。ユーザーはまた、文字盤のコンプリケーションやスマートスタックで睡眠スコアに簡単にアクセスすることを選択でき、iPhoneのヘルスケアアプリで長期的な睡眠スコアを記録できる。
■先進的なフィットネス機能
watchOS 26により、Apple Watch Ultra 3は、Apple Intelligenceを利用したWorkout Buddyを搭載。Workout Buddyは、ユーザーのワークアウトのデータとフィットネス履歴を分析し、心拍数、ペース、距離、アクティビティリング、個人のフィットネスマイルストーンなどのデータにもとづいて、セッションを通してパーソナライズされた励ましの言葉を音声で届ける。
さらに、ワークアウトアプリの新しいレイアウトにより、ワークアウト表示、カスタムワークアウト、ペーサー、レースコースなどを選択してワークアウトをより簡単にカスタマイズできる。
音楽やポッドキャストをワークアウトアプリで直接設定し、ワークアウトの開始時に自動的に再生させることも可能。Apple Musicでは、ワークアウトの種類と個人の好みに応じて、ワークアウトに最適な音楽を選択できる。また、特定の種類のワークアウト中に最近何を聴いていたかに応じて、音楽やポッドキャストの提案が表示される。
■その他のwatchOS 26の機能
watchOS 26では、Liquid Glassの新しいデザインを採用して外観が刷新されており、スマートスタックのヒントで毎日のやり取りが一段と便利になっているほか、メッセージへのアップデートでライブ翻訳や会話の内容に合わせて賢く提案する機能が追加され、通知を簡単に閉じられる片手の手首フリックのジェスチャーが導入されている。
■ボディカラーとバンド
ボディカラーはナチュラルとブラックの2色を用意。また、バンドのコレクションには、反射する糸をエッジに沿って織り込んだトレイルループや、オーシャンバンドとアルパインループの新色が追加。Hermèsコレクションにも、アンメールストラップに2つの新色が追加されたほか、アクティブなライフスタイルにぴったりな、チタニウムのバックルが付いたラバー製の新しいスキュブHダイビングストラップが加わっている。
製品情報
https://www.apple.com/jp/apple-watch-ultra-3/
構成/立原尚子