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20代の頃に抱いた恋愛に対する印象、昭和・平成世代は「楽しい」、令和世代は「お金や時間がかかる」

2025.09.14

お見合い結婚が広く行われていた昭和、合コンが盛んだった平成、マッチングアプリが普及した令和、恋愛スタイルは時代とともに変化している。

そこで恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営するエウレカは、時代と共に変化する恋愛スタイルを紐解くため、調査は、昭和・平成・令和、それぞれの時代で20代を過ごした人を対象に※「“恋愛可処分時間”3世代一斉調査」を実施した。

※ 各世代の定義は昭和恋愛経験者(1950~1960年生まれ)、平成恋愛経験者(1980~1990年生まれ)、令和恋愛経験者(1999年~2009年生まれ)

恋愛可処分時間と日常生活の優先順位の回答から見える昭和・平成・令和の違い

はじめに、20代の時に交際相手を探すために1週間のうち恋愛に割いた時間、その名も“恋愛可処分時間”について質問したところ、世代別の平均で昭和世代が4時間8分、平成世代が6時間36分、令和世代が4時間34分と、平成世代が頭一つ抜けた結果に。

あわせて、この恋愛相手を探すための“恋愛可処分時間”をどのように確保していたのか、「恋愛」を含めて日常生活で発生する様々なタスク(行動)について、優先順位が高い行動の上位3つを選択してもらったところ、「仕事・学業」の回答が全世代で1位となった。

当然とも思える結果だが、数字をよく見ると実態は異なる。昭和世代は実に77.2%が回答しているのに対して平成世代が50.5%、令和世代に至っては35.6%で昭和世代の半分以下の回答率にとどまっている。

令和世代は「SNSの利用」が仕事・学業と僅差の2位(35.3%)、映像コンテンツの視聴が3位(30.6%)となり、スマホ時代におけるコンテンツ接点の広がりや、価値観の多様化等の時代背景を色濃く反映していた。

また、昭和・平成世代ともに2位だった「友人」の回答順位は、令和世代では5位(19.9%)に留まり回答率も大きく減少する等、他世代と比較してリアルの対人コミュニケーションが減少傾向にあることが伺える。

恋愛可処分時間と日常生活における行動の優先順位から見える、世代間の恋愛に関する実態としては平成世代が最も恋愛に時間を割いており、実際に優先順位の回答でも3世代で最も高い3位(27.0%)に「恋愛」が入っている。

一方の令和世代は、SNSや映像コンテンツをはじめとした興味・関心を寄せる行動が分散しており、その結果の一端が平成世代から「恋愛可処分時間の減少」という結果に至っている。

また昭和世代は4人に3人という多数が「仕事・学業」を選んでいる、いわゆる「モーレツ世代」の行動が、平成世代との差分の表れになっているのではないだろうか。

なお恋愛に時間を使えていなかった理由について具体的なエピソードを尋ねたところ、全世代・男女ともに「仕事が忙しかった」という回答があり、仕事・学業の忙しさが恋愛に時間を割きにくい理由とリンクしている実情が透けて見える。

その他「女性がいない環境で学業・仕事をしていた」(昭和世代・男性)、「働き方改革と言われる前の時代だったので、平日は毎日仕事が忙しく、土日にも研修や試験などがあった」(平成世代・女性)、「月の半分推しのライブに行っていた」(令和世代・女性)など、時代背景が伺えるコメントも寄せられていた。

恋愛相手や交際相手を探すために…何もしていなかったのは昭和!? 恋愛に対する印象は令和に近づくほど「お金や時間がかかる」

続いて「恋愛相手や交際相手を探すために行っていたこと」を複数回答可で尋ねたところ、昭和・平成世代は「友人や知人からの紹介」が1位(昭和は「職場やアルバイト先での交流」が同率1位)、令和世代は「マッチングアプリ」が1位であった。

また、相手を探すための行動を「何もしていない」という回答率では、昭和世代が36.8%、平成世代が10.4%、令和世代が12.2%で、昭和世代が他世代に対して3倍強の回答結果に。

平成世代は友人や知人からの紹介が56.1%、合コンへの参加が53.7%と3世代で唯一回答率が半数を超えた回答があり、他にも出会いイベントや婚活・お見合い等のイベント参加の回答が3世代トップなど、さまざまな出会いの場に対する能動的な活動が見られた。

一方で令和世代は合コン経験や友人や知人からの紹介、職場やアルバイト先での交流等の回答がいずれも平成世代から減少しており、マッチングアプリやSNS等の個人で関心を寄せた相手と個別に繋がることができるスマホ時代の価値観の浸透が透けて見える。

世代ごとに恋愛相手や交際相手を探す手段が大きく変動する中「恋愛に対する印象」について尋ねたところ、昭和・平成世代は共に「楽しい」が1位、令和世代のみ「お金や時間がかかる」が1位であった。

お金や時間がかかるという印象は、昭和・平成・令和と今に近づくほどその回答割合が増加。

「何もしていない」でも相手を見つけられていた可能性のある昭和時代と比較して、平成・令和世代は恋愛を自発的に頑張らなければならないことが印象の変化に繋がっているようだ。

また令和世代はマッチングアプリやSNSの浸透により、アナログだけの出会いからデジタル上でも出会うことの敷居がさらに低くなり、相手を探す時間等が減少したものと考えられる。

実際、これを裏付けるように「恋愛の優先順位を、億劫・面倒くさいという理由で下げた経験」について尋ねたところ、平成・令和世代は「経験がある」と回答した人が約70%であるのに対して、昭和世代は43.3%と半数以下にとどまる。

昭和世代は、いわゆる生涯未婚率(50歳時の未婚割合)が男性5.57%、女性が4.33%であった(1990年時点)のに対して、2020年時点では男性が28.25%、女性が17.81%にまで達していた※。
※ 国立社会保障・人口問題研究所「性別,50歳時の未婚割合,有配偶割合,死別割合および離別割合:1920~2020年」から抜粋

昭和は「何もしていない」状態でも恋愛や結婚相手を見つけられていたことから「億劫・面倒くさい」という印象を持つ人が少なく「楽しい」と感じやすかったのに対して、平成世代は集団で盛り上がる出会いの場を求めていたこと、それが令和世代においては個人での繋がりを自ら探す努力が必要なことが、時代の変遷として垣間見える。

昭和・平成と異なる、令和世代の恋愛や交際相手探しにおける悩みや課題

恋愛や交際相手探しにおける悩みや課題は時代とともに移り変わったのだろうか。各世代に尋ねたところ、昭和・平成世代は「相手が本気かどうか判断しづらい」が共に1位だったのに対して、令和世代は4位にとどまった。

代わって令和世代のトップに立った回答は「出会いが少ない」(27.9%)となり、昭和・平成世代の“恋愛・交際相手の候補がいる前提”の悩みに対して、令和世代はそもそも相手に巡り会えていない実情が反映されている。

「自分に自信がない」の回答が昭和世代は17.2%、平成世代が22.9%、令和世代が23.7%と一貫して増加傾向にある。

また、「相手に対して気を遣うことを面倒だと感じてしまう」も昭和ではトップ5外から平成は19.6%で5位、令和では21.1%で3位と増加しており、令和世代はこれまでの調査結果と一貫した個人での繋がりが増加しているがゆえの、他人と出会う手前で自己の課題を強く感じた結果が表れている。

■マッチグループ リサーチャー 工藤彩乃のコメント

昭和・平成・令和、それぞれの時代における恋愛のスタイルや“恋愛に向き合う姿勢”の違いが、今回の調査で浮き彫りになりました。

恋愛に最も時間を割いていた平成世代は、合コンなどの集団的な出会い=友達との時間の延長で恋愛を楽しんでいた側面もあるかもしれません。

一方で令和世代では、出会いがより個人化・自発化し、「恋愛は自分ひとりで完結したい」という傾向があります。最近の調査でも「合コンは聞いたことはあるが参加したことはない」「自分の恋愛に友達を巻き込むのは気を使う」という声が多く聞かれました。

しかし、「友達と一緒」だからこそ気負わない自分でいられたり、1対1の緊張感や不安が薄れるといった良さも再確認されており、そういった出会い方が(再び)世界的にトレンドとなりつつあるようです。

マッチングアプリは友人関係や安心感といった人とのつながりも柔軟に取り込めるような進化が求められているのだと思います。

調査概要
調査名:世代別“恋愛可処分時間”に関する調査
調査期間:2025年7月23日(水)~7月29日(火)
調査方法:インターネット調査
調査対象:1,011人(昭和・平成・令和 各世代377人、基礎調査で「20代で恋愛経験があり、20代のうちに特定の付き合っている交際相手がいないかつ婚姻相手もいない期間が1か月以上あった方」を対象)
調査機関:PRIZMAリサーチ
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が 100%にならない場合がある。

関連情報
https://www.pairs.lv/shindan_lovegengochara/

構成/Ara

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