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軽EVのおすすめはどれ?最新モデルのスペックを徹底比較

2025.10.18

現在注目の軽EVについて、おすすめモデルや航続距離を比較。ホンダ「N-ONE e:」や日産「サクラ」、三菱「eKクロス EV」、ホンダ「N-VAN e:」などを取り上げ、それぞれの特徴やスペック、価格を詳しく解説します。軽EVの航続距離は、日常使いであれば十分。航続距離が気になる方には、ホンダ「N-ONE e:」がおすすめです。

目次

燃料費代が気になる今、電気で走るBEV(Battery Electric Vehicle:電気のみを動力とする自動車)が、日本でも車種を増やしています。

特に、身近な「軽自動車」カテゴリーにBEVが続々と登場し、多くの方がコスパや使い勝手、運転する楽しさに注目しているのではないでしょうか。

もちろん、充電設備などインフラの整備がまだまだのところはありますが、エンジンのクルマでは味わえないような、胸をすく加速感はたまりません。

そこで本記事では、現在注目度がアップしている軽BEVをピックアップし、特徴とカタログスペックを比較してみました。

さらに、BEV選びで気になる「航続距離」についても確認。もしかしたらお気に入りの1台が見つかるかもしれませんね。

2025年おすすめの軽自動車BEVモデルの特徴とスペック

コスパが良く、小回りが効く軽BEVは、現代の都市生活にフィットした選択肢と言えるでしょう。

各メーカーが独自の技術とデザインを投入し、オシャレで個性豊かなモデルが揃ってきました。

ここでは、2025年時点で購入できる主な軽BEVモデルの特徴とスペックを見ていきましょう。

■ホンダ「N-ONE e:」の特徴とスペック

ホンダ「N-ONE e:」は、シンプルで愛着のわくデザインと、EVならではのクリーンで力強い走りを兼ね備えたモデルです。

「N-ONE」のパッケージングや使い勝手を継承しながら、EV化による静粛性と滑らかな加速を実現しました

また、アクセルペダルの操作だけで加減速をコントロールする「シングルペダルコントロール」をホンダの軽自動車として初採用。街中での運転や渋滞時でも、ドライバーの負担を軽減します。

主要諸元「e: G」

全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1545mm
ホイールベース:2520mm
最小回転半径:4.5m
車両重量:1030kg
フロントモーター:47kW(64PS)/162Nm(16.5kgfm)
駆動方式:前輪駆動
駆動用バッテリー:リチウムイオン電池/358V/29.6kWh
WLTCモード 交流電力消費率:105Wh/km
WLTCモード 一充電走行距離:295km
Fサスペンション:マクファーソン式
Rサスペンション:車軸式
タイヤサイズ:155/65R14 75S

主要グレードと価格

e: G:269万9400円
e: L:319万8800円

【参考】N-ONE e: |軽自動車|本田技研工業

■日産「サクラ[SAKURA]」の特徴とスペック

日産「サクラ」は、軽自動車とは思えない上質な内外装デザインと力強い走りを兼ね備えたモデルです。

2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したことからも、その完成度の高さがうかがえます。

【参考】第43回 2022 – 2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー

また、アクセルペダルの操作だけで加減速をコントロールできる「e-Pedal Step」は、街中での運転を格段に楽にしてくれます。

もちろん、日産の先進運転支援技術「プロパイロット」も選択可能。長距離移動の際の疲労軽減にも貢献します。

主要諸元「G」

全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1655mm
ホイールベース:2495mm
最小回転半径:4.8m
車両重量:1080kg
フロントモーター:47kW(64PS)2302-10455rpm/195Nm(19.9kgfm)0-2302rpm
駆動方式:前輪駆動
駆動用バッテリー:リチウムイオン電池/350V/20kWh
WLTCモード 交流電力消費率:124Wh/km
WLTCモード 一充電走行距離:180km
Fサスペンション:マクファーソン式
Rサスペンション:トルクアーム式3リンク
タイヤサイズ:155/65R14 75S

主要グレードと価格

X:259万9300円
G:308万2200円

【参考】サクラ [ SAKURA ] 軽自動車 Webカタログ トップ|日産自動車

■ホンダ「N-VAN e:」の特徴とスペック

N-VAN e:は、商用からホビー向けまで、幅広いニーズに対応するクルマとして好評のガソリンモデル「N-VAN」をベースに、EVならではの使い勝手を加えた軽商用EVです。

大容量バッテリーを搭載しつつも電動アクスルを小型化し、また、高電圧部品を集中配置することで部品専有スペースを最小化に設計。商用ユースに求められる実用航続距離と大容量の荷室空間の両立を目指しています。

商用利用だけでなく、趣味やレジャーシーンでの使用にもなじむ「FUN」グレードも人気です。

主要諸元「e:FUN」

全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1960mm
ホイールベース:2520mm
最小回転半径:4.6m
車両重量:1140kg
フロントモーター:47kW(64PS)/162Nm(16.5kgfm)
駆動方式:FF
駆動用バッテリー:リチウムイオン電池/358V/29.6kWh
WLTCモード 交流電力消費率:127Wh/km
WLTCモード 一充電走行距離:245km
Fサスペンション:マクファーソン式
Rサスペンション:車軸式
タイヤサイズ:145/80R13 82/80N LT

主要グレードと価格

e:G:月額3万2970円〜(Honda ON 支払いブラン)
e:L2:月額3万4720円〜(Honda ON 支払いブラン)
e:L4:269万9400円
e:FUN:291万9400円

【参考】Nシリーズ/N-VAN e:|本田技研工業

■三菱「eKクロス EV」の特徴とスペック

三菱「eKクロス EV」は、日産と三菱自動車の合弁会社NMKVの企画・開発マネジメントのもとに日産「サクラ」と共同開発された軽自動車BEVです。

サクラと同様に180kmの航続距離と力強い走りを実現しています。

ガソリンエンジンの「eKクロス」同様、SUVテイストのデザインが特徴で、アクティブなライフスタイルを送る方にもおすすめです。

ドライバーが設定した車速を上限に、先行車と車速に応じた車間距離を保ちながら、車線中央付近を走行するための運転操作を支援する「マイパイロット』や、駐車をサポートする「マイパイロット パーキング」などの安全運転支援技術にも、「P」グレードは対応します。

主要諸元「P」

全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1655mm
ホイールベース:2495mm
最小回転半径:4.8m
車両重量:1080kg
フロントモーター:47kW(64PS)2302-10455rpm/195Nm(19.9kgfm)0-2302rpm
駆動方式:FF(2WD)
駆動用バッテリー:リチウムイオン電池/350V/20kWh
WLTCモード 交流電力消費率:124Wh/km
WLTCモード 一充電走行距離:180km
Fサスペンション:ストラット式
Rサスペンション:トルクアーム式3リンク
タイヤサイズ:165/55R15(「P」)

主要グレードと価格

G:256万8500円〜
P:313万1700円〜

【参考】【公式】eKクロス EV|三菱自動車

■こんな車種もあり。商用利用がメインの日産「クリッパーEV」三菱「ミニキャブ EV」ってどんなクルマ?

日産「クリッパーEV」と三菱「ミニキャブ EV」は、いずれも軽商用バンタイプのBEVです。こちらも参考までにご紹介します。

日産「クリッパーEV」

三菱「ミニキャブ EV」

両モデルは日産と三菱が共同開発しており、ラストワンマイル輸送を担う事業者や、荷物の運搬が多い個人事業主などを主なユーザー対象として開発されています。

共に力強いモーターのトルクによって、重い荷物を積んで坂道を上る際もスムーズな加速を発揮します。

また、静粛性が高いため、早朝や夜間の住宅街での走行でも周囲に配慮できる点がメリットです。

主要諸元 日産「クリッパーEV」/三菱「ミニキャブ EV」(4シーター)

全長:3395mm
全幅:1475mm
全高:1915mm
ホイールベース:2390mm
最小回転半径:4.3m
車両重量:1130kg
フロントモーター:31kW(42PS)/195Nm(20kgfm)
駆動方式:後輪駆動
駆動用バッテリー:リチウムイオン電池/330V/20kWh
WLTCモード 交流電力消費率:127Wh/km
WLTCモード 一充電走行距離:180km
Fサスペンション:マクファーソンストラット式
Rサスペンション:3リンク ド・ディオン式
タイヤサイズ:145/80R12 86/84N LT

【参考】日産クリッパーEV [ CLIPPER EV ] ビジネスセダン/バン|日産自動車

【公式】ミニキャブ EV|三菱自動車

■スズキ、ダイハツ、トヨタも商用軽バン電気自動車の導入予定

軽のBEVラインアップは、今後さらに増えていく見通しです。

スズキ、ダイハツ、トヨタの3社は、2025年以降に商用軽バンEVを投入することを発表しています。これらのモデルは、積載性や航続距離など、それぞれの強みを活かしたクルマになることが期待されます。

【参考】スズキ、ダイハツ、トヨタ、商用軽バン電気自動車の導入時期を決定

航続距離とは? カタログ値ってどう決まってる?

BEVの航続距離は、満充電の状態からどれだけの距離を走行できるかを示します。

これは、クルマ選びにおいて、ガソリン車における「燃費」と同じくらい重要な指標です。

特に、初めてEVを検討する方にとって、バッテリー切れへの不安は大きいのではないでしょうか。

一般的にカタログで記載されている航続距離は、WLTCモードで表記されています。

WLTCモードとは、「市街地」、「郊外」、「高速道路」といった走行モードで構成された国際的な試験法である燃費の測定方法「Worldwide harmonized Light vehicles Test Cycle」の略です。

これは自動車ユーザーが使用状況に応じて、より実際の走行に近い燃費を把握できるとされていて、2017年7月4日よりカタログでの表示で、従来のJC08モードからWLTCモードが導入されました。

ただし、実際の走行では、気温やエアコンの使用状況、バッテリーの充電回数やコンディション、乗車人数、走行する道路の勾配、運転の仕方など、さまざまな要因で航続距離は変動します。

カタログ値はあくまでも目安として捉えることが大切です。

■軽自動車って長距離移動が多いの? 航続距離の影響とは?

軽自動車の主な用途は、買い物や子どもの送迎といった日常的な移動です。

一般社団法人 日本自動車工業会が2018年7月に報告している「軽自動車の使用実態調査報告書」によると、軽自動車の使用頻度で多かったのが「ほとんど毎日」で77%でした。

そして、月間平均走行距離は、200km未満が37%、400km未満が24%、600km未満が15%で全体の76%となります。

仮に月間平均走行距離が600kmで、25日乗ったとします。その場合の1回当たりの走行距離数は24kmとなります。

多くのユーザーが、1回当たり20〜30km程度の利用距離となります。

このため、満充電からの航続距離が180km程の軽BEVなら、ほとんどの日常ユースに対応できます。

一方で、週末のレジャーや帰省など、長距離移動をする機会が多い方にとっては、航続距離がより長いモデルを選ぶか、充電スポットを事前に調べておくなどの準備が必要です。

航続距離が長いモデルを選ぶメリットは、充電回数を減らせることに加え、急速充電にかかる時間も短縮できるため、長距離移動の際の心理的な負担も軽減できます。

それでも不安という慎重派の方は、ガソリンエンジン搭載のモデルを選びましょう。

各モデルの航続距離を比較

それでは最後に、各モデルの航続距離を比較してみます。どのモデルがカタログ値1位だったでしょうか?

■カタログ値1位、2位、3位はどのモデル?

1位:ホンダ「N-ONE e:」(295km)

2位:ホンダ「N-VAN e:」(245km)

3位:日産「サクラ」/三菱「eKクロス EV」(180km)

同率3位:日産「クリッパーEV」/三菱「ミニキャブEV」(180km)

ご覧の通り、ホンダ「N-ONE e:」が頭ひとつ抜けています。これは、より大容量の駆動用バッテリーを搭載していることに加え、軽乗用車としての効率的な設計も大きな要因です。

ホンダ「N-VAN e:」も、商用車ながら高い航続距離を誇り、2位となりました。

同率3位の各モデルは、日常の買い物や通勤など、軽自動車の主な用途に十分対応できる航続距離を確保しています。もちろん、先進の運転支援技術にも対応しており、安心かつ快適に運転できます。

一方で、N-VAN e:は、長距離移動や荷物を多く積む用途にも対応できる航続距離が魅力です。キャンプや車中泊など、アウトドアでの使用を考えている方には特に心強い選択肢となるでしょう。

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