
身だしなみの一環として「整える」が主流だった男性の眉ケア。近年ではどのような傾向が見られるのだろうか。
「HOLLYWOOD BROW LIFT(ハリウッドブロウリフト)」を提案するJULIA IVYは、全国の20代~50代の男性500人を対象に「眉毛に関する調査」を実施したので結果を紹介しよう。
20代男性は眉サロン経験が50代の約3倍!若い世代ほど眉ケアに積極的な傾向
全国の20代~50代の男性500名に「眉毛のケアを普段から行っているか」を質問したところ、「はい」と答えた人は32%であった。また、眉毛のケアをする頻度を伺ったところ、全体の20%以上と、5人に1人が週に1回以上眉毛のケアをしていると回答。
さらにサロンでの眉毛ケア(整える・脱毛・パーマ等)経験は、年齢が若いほど高い傾向があり、50代では8.0%にとどまる一方、20代では23.2%と3倍近い割合となった。
2025年の眉毛にかけた年間支出は平均1,385円と、2024年に実施した第4回調査結果である487円から約3倍に増加。特に20代・30代ではいずれも平均2,000円を超えており、ミレニアル世代の眉への投資意識の高さが際立つ結果となった。
若い世代に一定数みられる男性の眉メイク経験、眉メイク後は「印象が変わった」「清潔感がある」と好意的な反応多数
「眉メイクをしたことがありますか」という質問では、全体の9.8%が経験ありと回答し、約10人に1人が眉メイクを経験していることが判明。年代別では、20代が18.4%と約5人に1人、30代でも12.8%と、若い世代を中心に一定の広がりを見せている。
眉メイクをした理由について尋ねたところ、最も多かったのは「鏡を見たときに気になった」(63.3%)で、次いで「SNSやYouTubeを見てやってみたくなった」(38.8%)、「周囲の人に勧められた(友人・恋人など)」(34.7%)が続いた。
見た目の自己管理意識に加え、SNSなどの情報発信や周囲からの影響が行動を後押しする傾向がうかがえる。
また、眉メイク経験者に現在の頻度を尋ねたところ、「毎日している」が18.4%、「週に2~3回」が51.0%、「月に数回」が14.3%となり、経験者の約8割が月1回以上のペースで眉メイクを実践していることが明らかに。
経験者の多くが、眉メイクを一度きりではなく、日常的な身だしなみ習慣として取り入れている様子がうかがえる。
「眉毛メイクをしてみた後、周囲から何か言われたことがありますか」という質問では、最も多かったのが「印象が変わったと言われた(49.0%)」で、次いで「清潔感があると言われた(30.6%)」「かっこ良いと言われた(30.6%)」と続き、好意的な反応が得られていることが分かった。
眉メイクをしたことがない人に対し、「眉メイクへの関心はあるか」を質問したところ、約2割が「関心がある」と回答し、未経験者の中にも既に関心を持っている人が見られ、今後のきっかけ次第で新たなユーザー層の拡大の可能性が伺える。
また、眉メイクに関心があると回答した未経験者に「実際に眉メイクをしたことがない理由」を尋ねたところ、「どうすれば良いか分からない」(50.0%)、「似合う形が分からない」(48.1%)、「難しそう」(46.2%)が上位となり、知識不足が最大の障壁であることが明らかに。
未経験者が踏み出せない背景には、情報や技術への不安が大きく影響している傾向が伺える。
続いて、同じく眉メイクに関心はあるものの未経験の人に「どんなサポートがあれば眉メイクに挑戦しやすいと感じるか」を尋ねたところ、「自分に合う眉の形や書き方を提案してくれるアプリや診断サービス」(44.2%)、「自分に似合う眉の形や描き方をプロが直接教えてくれる機会(サロン・イベントなど)」(38.5%)、「男性向けの眉メイク初心者キット」(34.6%)といった回答が得られた。
これらの結果から、未経験者が眉メイクに踏み出せない背景には、知識や情報の不足が大きく影響しているからこそ、個別に最適化されたサポートやプロによる指導、初心者向けのツール提供があれば、挑戦のハードルを下げられる傾向が伺える。
一方で、現在眉メイクに関心が「ない」と回答した人のうち、約8割は「何をしても関心は高まらない」と答えている。
しかしながら、「具体的な提案があれば挑戦したい」と考える方が一定数存在することも分かった。
特に「男性向けの眉メイク初心者キット」(9.3%)や「自分に合う眉の形や書き方を提案してくれるアプリや診断サービス」(4.5%)への関心が挙がっており、既に関心がある層と比べると、まずは実用的な初心者用ツールが最初の一歩を後押しする可能性が伺える。
眉コスメ購入時の重視ポイントは、男性は価格、女性は使いやすさと男女で傾向に差があり
「眉メイク用のコスメを自身で購入したことはありますか」という質問では、12%の人が「ある」と回答。
さらに「どこで購入しましたか」と尋ねたところ、最多はドラッグストア(61.7%)、次いでバラエティショップ(ロフト、PLAZAなど)(41.7%)となり、通販サイト(Amazon、楽天など)(26.7%)やブランド公式オンラインストア(13.3%)を上回る結果となった。
このことから、男性にとっては手軽に足を運べる身近な店舗での購入機会が求められている傾向がうかがえる。
「眉メイク用のコスメを選ぶ際に重視するポイント」について質問したところ、最も多かったのは「価格」(57.2%)、次いで「使いやすさ」(37.8%)、「話題性・トレンド感」(12.2%)となった。
2025年1月に女性を対象に実施した第5回調査の同様の設問結果と比較すると、男性は価格を重視する割合が女性より約1.2倍高く、価格への関心がより強い傾向がうかがえる。
女性では「使いやすさ」が1位(48.6%)で機能性が最も重視され、次いで価格(47.8%)となっていた。
「眉毛ケアや眉メイクについて、どこから情報を得ていますか」という質問では、特に情報を得ていないと回答した人を除くと、1位がYouTube(53.6%)、2位がInstagram(25.0%)、3位がX(25.0%)となり、SNSを通じて情報収集する傾向が高いことがうかがえる。
2025年 男性眉トレンド、やってみたい眉スタイルは「毛が立ち上がって毛流れが整った眉」が最多
現在の眉毛スタイルについて質問したところ、「ゲジゲジの形のように毛が濃く太く乱れて生えている眉」が45.8%で、半数近くを占める結果となった。昨年の22.6%と比較すると、倍以上に増えていることが明らかに。
一方で、やってみたい眉スタイルでは「毛が立ち上がっていて、毛流れが整った眉」(24.0%)が、前回調査と同様に最も多い結果に。
また意外にも、現在の眉のスタイルとして最も多い「ゲジゲジの形のように毛が濃く太く乱れて生えている眉」(19.2%)が2位にランクインした。細眉ではなく太眉や自眉を生かした自然なスタイルのトレンドが、この結果にも影響している可能性がある。
3位は「なだらかな角度で骨格に沿った自然な形の眉」(12.4%)で、こちらも前回調査と同様に安定した人気を示した。なお、上位4位にランクインしたスタイルについては、年齢差による大きな変化は見られない。
また注目すべきは、前回の第4回調査と比較して「ブリーチ剤を使い、毛の色を変化させている眉」が10位(3.8%)から4位(10.4%)へ急上昇している点。
一見ハードルが高そうに見えるが、男性が眉の色や形を変えることに一定の関心を持つ傾向がうかがえ、今後のトレンドとして注目される。
調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~50代の男性 計500名
実施期間:2025/7/31(木)~2025/8/1(金)
※眉トレンド白書 by HOLLYWOOD BROW LIFT(R)
構成/Ara