
幼児用自転車メーカーのアイデスは、さまざまな機能を搭載して昭和50年代に子どもたちを熱狂させた「スーパーカー自転車」を50年の時を経て最新技術で再創造した新型ジュニアバイク『ミライドS』を発表した。
2025年8月28日から2025年8月31日に開催された『東京おもちゃショー2025』では、おもちゃショー史上初となる「3Dスキャナーを用いた”未来のおねだり”体験」も公開されて大きな話題となった。発売は2026年春予定で価格は未定。
令和に「スーパーカー自転車」復活の理由とは?
現代の子どもたちはスマートフォンやゲームの普及により、外で体を動かす時間が昭和世代と比較して30%以上減少したとも言われており、「外遊び離れ」は深刻といえる状況だという。
この課題に対してアイデスは、単なる移動手段ではない「乗ること自体が目的になる」熱狂的な遊びの再定義に挑むために、着目したのが昭和50年代に社会現象となった「スーパーカー自転車」だったという。当時の子どもたちが夢中になった「乗るだけで自分がヒーローに変身できる」という強烈な体験価値を令和の最新技術で再現して、現代の子どもたちの心を掴むことが今回のプロジェクトの原点だという。
光る・走る・操るが体験できる! 『ミライドS』の機能
『ミライドS』は、かつて憧れの的だったアナログギミックが令和のデジタル技術で未来志向の「光る・走る・操る」へ完全進化しているという。搭載された機能と設定は次の通り。
・「ライトニングコア」:ハンドル中央に搭載された司令塔装置で『ミライドS』のすべての機能を操り、未来からのミッションを受信するコックピット。
・「フラッシュトリガー」:前方のレバーを引くと未来と現在がシンクロして、ライトニングコアから光と音が放たれる未来体験システム。
・「バーストテイル」:サドルに装備されたレーザーと光の機構で、闇を切り裂き、超加速感覚を演出する未来型推進装置。
・「サイクロンホイール」:トップスピードに到達すると発動する特殊ホイール。風を切り、走行の進化を実感できるダイナミックな体験を提供。
親や祖父母の世代には「懐かしさ」、子どもたちには「未知のワクワク」を体感できる世代を超えた自転車として人気を集めそうだ。
https://www.idesnet.co.jp/miride-s
構成/KUMU