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格安オーディオ天国ゲオで発見!2000円で買える新作ワイヤレスイヤホンの実力は?

2025.09.11

「ゲームを売るならゲオ」というCMがあったが、今やゲオはゲーム買取店のイメージから脱却しつつある。

ゲオは「格安オーディオ天国」となったのだ。

10年前、筆者がライターなどという苦行の道を本格的に歩み出した頃は、まだワイヤレスイヤホンは1万円以上するものだった。厳密に言えば、2015年あたりから格安ワイヤレスイヤホンなるものが登場し始めたが、そのいずれもが実用的とは評価できないものだった。

極端に音ズレする、音質がペラペラ、バッテリー持続時間が極端に短い……。ただし、そうした粗悪品を押しのけながら1万円以下のワイヤレスイヤホンで地位を確立したブランドも存在する。そのおかげで、低価格帯の製品は性能が大幅向上した。

が、そのような背景を踏まえたとしても、ゲオの製品は安い。安過ぎる。本当に使えるのか!? と不安になってしまうほどに……。

低遅延モードを搭載した「必要十分」のワイヤレスイヤホン

スマホを扱うことが苦手な人(主に高齢者)にとって、ワイヤレスイヤホンがどのような仕組みで音を出すのかイマイチ理解がしづらいという。

これはBluetoothという近距離通信規格を用いているためだが、ともかくこの10年でイヤホンのワイヤレス化が一気に進んだことは今一度意識するべきだ。それはつまるところ、ワイヤレスイヤホン自体が低価格化したからの現象に他ならない。

今ではゲオに行けば、2000円程度でワイヤレスイヤホンを購入することができる。ワイヤレス初心者は、まずゲオの店舗に足を運ぶことをお勧めしたい。

さて、今回は8月22日に発売が開始されたばかりの『完全ワイヤレスイヤホン カナル型(GRFD-TWS QT43)』という製品を購入したので、それを使ってみたい。

この製品は10mm径のダイナミックドライバーを搭載し、イヤホン単体では最大6時間、充電ケースを加味すれば最大27時間のスタミナを実現させている。対応コーデックはSBCのみ。今日び、このスペックは低価格帯製品でも「並程度」ではあるが、それは言い換えれば「実用十分」ということでもある。なお、ゲーム中の音ズレを軽減する低遅延モードが搭載されている点は非常にありがたい。

『映像の世紀』を視聴してみよう!

この『GRFD-TWS QT43』で、Amazon Preme Videoを視聴してみる。選んだ動画はNHKの『映像の世紀 バタフライエフェクト』だ。

『映像の世紀』は、言うなればジュークボックス・ミュージカルのような番組である。既に存在する映像と画像だけを使った構成で、そこにナレーターの解説と音楽を加える。スタジオでアナウンサーや専門家がいろいろと話す場面は一切ない。

その中で、筆者が勝手に「音楽回」と呼んでいる放送回が複数ある。20世紀アメリカ史を取り上げた回などは、まさに音楽回。人種差別やその撤廃を目指した公民権運動、ベトナム反戦運動は常に音楽と共にあったからだ。とにかく、音楽回は「外れナシ」と断言してもいいほど。本当に面白い!

エルヴィス・プレスリーやビートルズ、ジミ・ヘンドリックスなどの音楽が流れる最中、ナレーターがそのシーンに関する解説を入れる。ここで音質に多少でもこだわるとしたら、ナレーターの声とBGMの間には「スペース」がなければならない。それは「音同士の奥行き」とも表現できるが、安いイヤホンの場合は全ての音が一枚の紙の上、全部が平板化されてしまうのだ。「音質がペラペラ」とは、そういう意味である。

「奥行き」だけは、最低限備わっていなければならない。幸いなことに、『GRFD-TWS QT43』にはそれがある。

及第点のパフォーマンスを確実に発揮するワイヤレスイヤホン、と形容すればいいか。

低音の響きが心地良い!

……という記事を書いている最中、筆者は一つ気づいたことがある。

思ったよりも低音の響きが良いという点だ。

ジャズを聴いていても、ウッドベースの「ポーン」という心地良い弦の音色が鼓膜を揺さぶってくれる。曲の展開によっては、それが見事な「癖付け」になってくれるのだからこの製品は侮れない。

そんな『GRFD-TWS QT43』の価格は、税込2178円。テレビの通販番組みたいに「安い! すごい!」と煽る気は全く起きないが、コストパフォーマンスの面でこれを評価すればやはり「良」か「優」。衝動買いしてしまっても決して損はさせないパフォーマンスを有している。

ゲオではこの製品以外にも、数々の低価格オーディオ製品を販売している。1000円を切る有線ヘッドホンや3000円台のワイヤレスゲーミングイヤホンなど、ガジェットライターの心を刺激するのに十分なものがズラリと並んでいる。これらを全部レビューしてみたいが……。まぁ、そのあたりは時間をかけて少しずつやっていけばいいだろう。

ここで一つ断言できるのは、ゲオの製品は確かに低価格だが「安かろう悪かろう」ではないということ。日常を鮮やかに彩るガジェットをちゃんと開発し、保証書付きで販売してくれる。Amazonで最安値の製品を探すよりも、よほど手堅い買い物の仕方と言える。

【参照】
初心者でも簡単に使える!コスパ最強のエントリーモデルが新登場 ゲオ限定『完全ワイヤレスイヤホン』2種を発売-PR TIMES

文/澤田真一

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