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「Gyutto」のネーミング由来は?失敗しない子乗せ電動アシスト自転車の選び方

2025.09.13

少し前、保育園の送迎のためにPanasonicの電動アシスト自転車「Gyutto」シリーズの「クルームR・EX」を購入した。人気モデルだというのは知っていたものの、園の前にズラリと停車された自転車が、ほとんどGyuttoなのにはさすがに驚く。

残念ながら、参考になるシェア率の調査などを見つけることはできなかったが、おそらく子育て世代の多くの人は、Gyuttoの人気を目の当たりにしていると思う。

なぜここまで人気なのか。筆者が選んだ理由と、使ってわかったいいところ、悪いところをまとめていこう。

フレームにGyuttoのロゴ。保育園の駐輪場で、自分の自転車を探すのが大変なくらい、Gyuttoユーザは多い。

楽で安全。キーレス解錠とハンドル固定機能

Gyuttoは、子ども乗せシートがついた電動アシスト自転車シリーズだ。ヤマハからはPAS、ブリヂストンからはbikkeなど、ほかのメーカーからも同ジャンルの製品はリリースされている。

それらとGyuttoの近しいモデルを比較すると、価格は1~3万円の差で、Gyuttoは比較的高価だ。そんな中、筆者がGyuttoを選んだのはいくつかの便利機能があるから。

まずはキーレス解錠。ウルトラマンのベータカプセルのようなキーを持っていると、自転車の電源を入れるだけで後輪のロックが解除される。子どもの手を引いていたり、抱っこしていたり、手が塞がっていることが多いと、これが結構助かる。スーパーで大量の食材を購入したときもそうだ。

このスティックを持っていると、キーレス解錠できる。

続いて、ハンドル固定機能。自転車の後輪をスタンドを立てると、自動でハンドルが動きづらくなる(強く力をかけるとガガっと動くので完全な固定ではない)。

スタンドを立てて自転車を止め、子どもを下ろしたり、荷物を下ろしたり。そんな時にハンドルが回って自転車が倒れたら一大事。前カゴに荷物を乗せているとハンドルを取られることもあるので、安全面を考えるとメリットが意外と大きい。

ハンドルがガチッと固定される。

Gyuttoのシートは「コンビ」と共同開発

そして最後に、子ども用シートの利便性と安全性だ。Gyuttoのシートは、ベビー用品メーカーのコンビと共同開発したもの。

胸と腰の2箇所に留め具があるベルトと、前面のバーで子どもの落下を防止。しかも肩にかかるベルトは立体的に立ち上がった仕様なので、椅子に座らせた後、装着させるのが非常に簡単だ。

腰元のベルトは、中央を押しながらフックを引っ張らないと外れない。

また、頭周りを保護するのは「エッグショック」素材。コンビが独自開発した素材で、ウレタンの約3倍の衝撃吸収力があるという。同社のベビーカーやチャイルドシートでも採用されている。

自転車移動は意外と揺れる。子どもは乗ったまま眠ってしまうこともあるし、日常的に有用な仕様だと思う。

さりげないエッグショックのロゴ。メッシュ素材でサラッとしている。

Bikkeは走りながら自動充電する機能がついていたり、PASは車体がコンパクトで比較的安価だったりと、それぞれ独自の魅力はあるのだが、それでも上記を求めてGyuttoに着地した。

ちなみに、Gyuttoほか日本メーカーの電動アシスト自転車は、日本全国にある自転車屋で取り扱われているため、店舗で手厚いサポートを受けられるのもメリット。

定期メンテナンスや自転車保険の案内、パッケージプランの提案なども受けられる。また、純正はもちろんサードパーティのアクセサリも豊富だ。この辺りも利点だろう。

イケてる「MATE.BIKE」とも鬼悩み

実は筆者は、これらに加えてMATE GO+という選択肢にも悩んでいた。MATE.BIKEは、デンマーク生まれのe-BIKEブランドで、そのデザイン性や機能性から日本でも急速に人気を高めている。

そんなMATE.BIKEが手掛ける、子ども乗せシート付きのモデルがMATE GO+だ。

おなじみの「MATE.」のビッグなロゴ。子ども乗せシートが付いているのにこのスタイリッシュさは驚き。

まだ展開が始まったばかりのMATE GO+だが、筆者は別の仕事で試乗する機会があり、その魅力に取り憑かれた。

スタイリッシュで、軽く、小さく、取り回しがいい。しかし、価格とサポートなどから結果的にGyuttoを選ぶことになった。

まずは価格。MATE GO+は、前カゴをつけるなどGyuttoなどと同じ構成にすると、30万円が見えてくる。また、直営店は表参道にしかないのもネック。一部、街の自転車店でもサポートを受けられるようだが、Gyuttoほか国産メーカーの手厚さと比べると心許ないのは事実である。

ただ、今も時折思い返すくらい製品の魅力は高かった。確かに高価ではあるが、憧れのMATE.BIKEを買うひと押しに「送迎に使えるから!」と言い訳ができるのは大きいと思う。将来的に子ども乗せシートを取り外すこともできるし…。折りたたみできるのもいいし…。

デメリットは約30kgの重さ

さてGyuttoの話に戻ろう。すでに購入して数ヶ月が経つが、走りは快調。アシストのパワーも申し分ない。

乗る時間が1日に20分程度なこともあるが、バッテリを1ヶ月以上充電せずに使えているのは想定外に良かったところ。

ただし、約30kgある車体の重さはかなり気になっている。乗車時の方向転換や、停車時にちょっと後輪を持ち上げて位置を調整したいときなど、グッと踏ん張らなければならない。妻も、この点には不満があるようだ。

ちなみに、これはGyuttoだけの課題ではなくBikkeやPASもほぼ同じ重さ。共通するデメリットになる(ちなみにMATE GO+は約21kg。これも気に入ったポイントだった)。

しかも不運なことに、筆者の自宅の駐輪場は上下段あるレールタイプの上段。重たいレールを引き出し、前輪を持ち上げて乗せ、滑らせながら後輪を持ち上げて自転車全体を乗せる。そして最後に、レールを持ち上げて収納するのだが、これがかなりの重労働だ。

というわけで結論だが、Gyuttoを選んだ理由、そして選ばれる理由は、子どもの送迎用途で求められるスペックと気の利いた機能、安全性が詰め込まれているからだ。

重さと、それに伴う取り回しのおっくさという課題はあるが、ほぼ横並びと考えると、イチオシできるモデルに違いない。

文/関口大起(https://x.com/t_sekiguchi_

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