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吉祥寺スナップで実力検証!SIGMA「12mm F1.4 DC」で切り取る、見慣れた風景の新しい表情

2025.09.12

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

SIGMA「CONTEMPORARY 12mm F1.4 DC」は、APS-C用超広角短焦点レンズであり、35mm換算で18mmの超広角をAFで使える。開放絞り値はF1.4と非常に明るく、さらに開放でもシャープな描写を約束する。

超広角18mm相当で描く街の表情

18mmで見ると、日常の街角を新鮮な視点で切り取れる。吉祥寺駅前から公園通りを歩けば、超広角ならではの広がりが強調され、炎天下で人通りの少ない道が異空間のような佇まいを見せる。井の頭公園の木立を背景にしたスナップでは、奥行きと開放感が写真に心地よいリズムを与えてくれる。さらにF1.4の明るさを活かすと、昼でも暗い屋内で水棲動物をしっかりと捉えられた。街の光と影をドラマチックに描き出し、吉祥寺の魅力を新しい角度から伝えてくれる一本だ。今回は16-300mmに続いて、写真家、小平尚典さんと共に吉祥寺をスナップした。

富士フイルムXマウント用の重量は235gと驚くほど軽い
絞りリングがあり直感的に操作でき、EVFをのぞかなくても絞り値が分かる
反射による性能低下を避けるためレンズ周囲の文字は白ではなく黒を採用
今回の明るい単焦点レンズと高倍率ズームの組み合わせを提唱した小平尚典さん
撮影には信頼性の高いFUJIFILM「X-H1」を使用。EVFの見え味も素晴らしい
見慣れた池も超広角で撮ると遠近感が強調され広大な空間が広がる
FUJIFILM「X-H1」SIGMA「CONTEMPORARY 12mm F1.4 DC」1/250sec F11 ISO200
水平と垂直をきちんと出せば歪みのない超広角が得られる
FUJIFILM「X-H1」SIGMA「CONTEMPORARY 12mm F1.4 DC」1/250sec F2.5 ISO200
照明の抑えられた暗い空間ではF1.4が威力を発揮。AFも効くので絞り開放でもピントはピッタリだった
FUJIFILM「X-H1」SIGMA「CONTEMPORARY 12mm F1.4 DC」1/60sec F1.4 ISO200
止まっている魚であれば水槽越しにAFでピントが合う。絞り開放でも描写はシャープである
FUJIFILM「X-H1」SIGMA「CONTEMPORARY 12mm F1.4 DC」1/60sec F1.4 ISO200
マネキンをカップルに見立てて公園通りで撮影。暑さを伝えるためやや白飛び気味にしている
FUJIFILM「X-H1」SIGMA「CONTEMPORARY 12mm F1.4 DC」1/500sec F4.5 ISO20
三鷹の森ジブリ美術館の影響かロボットのようなオブジェが増えていた
FUJIFILM「X-H1」SIGMA「CONTEMPORARY 12mm F1.4 DC」1/500sec F8 ISO200
ランチに注文した回鍋肉カレーを撮った。最短撮影距離は17.2cm
FUJIFILM「X-H1」SIGMA「CONTEMPORARY 12mm F1.4 DC」1/60sec F1.4 ISO200

超広角でもボケが楽しめる

一般的に20mmより広い画角のレンズを超広角と呼ぶことが多い。ここまで画角が広いと標準ズームへの搭載は難しく、広角系ズームか単焦点レンズということになる。強烈なパースペクティブを持ち、広大な風景や建物を収められる反面、使いこなしの難しさもあり、ビギナーには手の出しにくい画角だった。近年、iPhoneに13mm超広角レンズが搭載されたことで、超広角への抵抗感が減り各社から20mm以下の超広角レンズが登場した。SIGMA「CONTEMPORARY 12mm F1.4 DC」は12mmでAFでF1.4という他社にない特徴があり、超広角でありながら前後のボケが使えるのだ。さらに軽いのもいい。超広角で明るいレンズはガラスの塊のよう重いのが定番だったが、屋外に持ち出して撮影するには軽いことは重要だ。

「単焦点レンズをカメラに付けて気の向くままにファインダーをのぞくとノーストレスだ。基本NDやPLフィルターを付けて、絞り開放で撮影することが多い。12mmf1.4については一般的に超広角では歪曲収差や周辺光量落ち、コントラスト不足が指摘されるが、このレンズはライカMマウントのエルマリート21mmにも負けない性能があり、軽快さと機動力がある。手持ちの街歩きの拾い写真には最高だ。フルフレームにこだわり、グッと寄っていく写真には最高のパフォーマンスを発揮してくれる」と小平さんは語る。

写真・文/ゴン川野

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