
ハーマンインターナショナルは、同社が展開する世界最大級のオーディオブランドであるJBLより、200mm径2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー「Summit Ama(サミット アマ)」を2025年秋より発売する。価格は143万円(1台)。
「Summit Ama」発売の経緯
JBL創設初期の1950年代に「D30085 Hartsfield」、および「D44000 Paragon」の登場で始まったJBLのフラッグシップスピーカーの系譜。
以後、80年代の「Project EVEREST DD55000」、「Project K2 S9500」の両プロジェクトモデルへと引き継がれ、さらに2000年代以降「Project K2 S9800」から「K2 S9900」へ、「Project EVEREST DD66000」から「EVEREST DD65000/DD67000」へと進化を続けてきた。
いずれも、その時代を代表するモデルとして常にオーディオ再生の高みを目指して革新的な音響技術を生み出すと共に、他のJBLスピーカーにも多大な影響を及ぼしている。
その伝統を受け継ぎ、来年ブランド創立80周年を迎えるJBLのエンジニアリングとサウンドへの情熱を注ぎこんだ集大成として、ここに新たなプロジェクトモデル、「Summit」シリーズが誕生。その日本導入第1弾としてブックシェルフ型スピーカーの最上位モデル「Summit Ama」が登場する。
「Summit Ama」は、エベレストの南西に位置する峰、チベット語で「母の首飾り」を意味する“Ama Dablam(アマ・ダブラム)”にちなんで名付けられた。
“Ama Dablam”はその険しく美しい山容から「ヒマラヤのマッターホルン」とも呼ばれ、ヒマラヤ山脈で最も印象的で美しい山の一つとされている。
「Summit Ama」の主な特徴

ユニット構成は、JBL独自のD2コンプレッションドライバー+HDIホーンと新開発200mm径HC4コーンウーハーの2ウェイ仕様、そして純度の高い音楽信号をこれら各ユニットに届ける独自のMultiCapクロスオーバーネットワークを搭載している。
また、柔らかな輪郭を持ち、さまざまなインテリアにマッチする時代を超越したデザインと、カーボンファイバーと一体化させた強固なフロントバッフルや綿密なブレーシングなど、不要な共振を排除する堅牢設計のキャビネットを採用。
表面には、サミットゴールドのアクセントが美しい重厚なハイグロス・エボニー天然木突板仕上げが施された。さらにJBLカスタムの IsoAcousticsアイソレーションフィート装備の専用スタンドが付属する。
■「Summit Ama」の主な仕様
タイプ/200mm径2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー
構成/200mm径サンドイッチコーン・ウーハー(JW200SC)、38mm径D2コンプレッションドライバー(D2815K)+ Sonoglass製 HDIホーン
推奨アンプ/出力25~200W
インピーダンス/4Ω
感度(2.84V/1m)/84dB
周波数特性(-6dB)/34Hz~25kHz
クロスオーバー周波数/1600Hz
本体サイズ/幅308×高さ476×奥行き336mm、スタンド:幅412×高さ551×奥行き412mm
重量/本体:26.8kg、スタンド:20.5kg
標準価格(1台・税込)/143万円
発売日/2025年秋

構成/清水眞希