
東芝ライフスタイルは、暖房強化型エアコン「あったか大清快」の新製品として「DRNUシリーズ」を2025年9月下旬に発売する。10畳用~20畳用まで全4機種を用意し、価格はいずれもオープン。店頭想定価格は339,000円前後~405,000円前後
独自の「無風感ルーバー」も改良し、気流の拡散効果が向上
寒冷地域での暖房運転は、室外機に付着した霜を取り除くために運転を一時停止して除霜(霜取り)運転を行なうことがある。この除霜運転中は室温が下がってしまうため、快適性が損なわれる点が課題となっている。
そこで、6年ぶりのモデルチェンジとなる暖房強化型エアコン「DRNUシリーズ」では、新開発の除霜技術「AIデフロスト・テクノロジー」を搭載。この技術では、AIが室外機の着霜量をリアルタイムで判定。霜が付き始めの溶かしやすい段階で暖房運転を止めずに素早く除去することで、最大10.5時間の連続運転を可能にした。
また、リモコンの「除霜」ボタンを押すだけで、好みのタイミングで除霜運転ができるモードを新たに搭載。暖房運転前にあらかじめ除霜を行なって室外機の状態をリフレッシュしておくことで、運転中に発生する除霜運転を抑えることができる。
さらに、外気温-25℃の環境でも運転可能な高い暖房性能と、目標年度2027年度の新しい省エネ基準をクリアした高い省エネ性能を両立しているのも特徴だ。
このほか、暖房運転中にリモコンの「高温風」ボタンを押すだけで、一定時間、最大60℃の高温風を吹き出す「高温風モード」も新たに搭載。入タイマー利用時に活用できる「予熱設定」機能も新採用しており、同機能をオンにしておくことで、運転開始時刻の前に室内機を加温し、設定時刻と同時に温風を吹き出すことができる。
加えて、同社の特許技術である「無風感空調」も進化。独自の「無風感ルーバー」を改良することで、無風感空調の気流を拡散する効果が向上し、より自然で柔らかな風当たりを実現した。
なお、ルームエアコン「大清快」のフラッグシップモデル「V-DRシリーズ」も10月下旬に発売。6畳用~26畳用まで全9機種を用意し、価格はいずれもオープン。店頭想定価格は295,000円前後~438,000円前後。同シリーズにも、新形状の「無風感ルーバー」を搭載し、風当たりを和らげる効果が向上している。
関連情報
https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/air_conditioners/
構成/立原尚子