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自動調理の炒め物って美味しいの? ティファールの電気圧力鍋「ラクラ・クッカー プロ」のお手並み拝見

2025.09.13

忙しいけれど毎回外食では健康と食費が心配……そんなニーズに応えてくれるのが自動調理鍋だ。とはいえ、自動調理鍋が得意とするのは主に「煮込み料理」。

毎日のごはんをまかなうには、もう少し調理の幅がほしい人も多いだろう。そんな中、グループセブ ジャパンの調理家電ブランド「ティファール」が、炒め調理もこなすかき混ぜ機能付き自動圧力調理鍋「ラクラ・クッカー プロ(CY3811J0)」を発売する。

実際のところ、自動調理で作った炒め物は美味しいのだろうか? 気になる新製品を体験してみた。

ラクラ・クッカー プロはどんな自動調理鍋?

ラクラ・クッカー プロは容量3Lで、だいたい2~4人分の少人数世帯に向きの自動圧力調理鍋。本体サイズは 約幅310×奥行き326×高さ274mm、重量は約5.3kg。前面から見るとコンパクトな印象だが、実際に触ってみると奥行きがしっかりあるデザインだ。

フタは完全分離するタイプ。分離式はフタをまるごと水洗いできて清潔に保てるのが嬉しい

本機最大の特長は、なんといっても「かきまぜパドル」の搭載だろう。ラクラ・クッカー プロは圧力調理モードが7種、通常調理モードが6種という計13ものメニューを搭載しているが、これを可能にしているのが、かきまぜパドルの存在。具材が焦げ付きやすい「炒め」や「煮詰め仕上げ」中はパドルが自動的にかき混ぜて失敗を防ぐほか、パドルで具材をつぶす「マッシュ(つぶす)」といったユニークな調理メニューも搭載している。

ヘラ状のパドルがぐるぐると回転して食材を攪拌する

個人的に気に入ったのが、メニュー操作画面の見やすさと分かりやすさだ。液晶の左右に7つずつの調理モードが並んでおり、左側にはフタを閉めて使う圧力調理系、右側にはフタなしでも使える炒め調理や煮詰め系のモードが配置されている。調理モードを選び、温度と調理時間、さらに「かき混ぜの有無」を設定すれば調理スタートだ。

調理バリエーションは多いが、わかりやすいインターフェイス

この操作インターフェイスでわかるように、ラクラ・クッカーシリーズは「自分で火力調整したい人」「調理中に何をしているか把握したい人」に向けた設計だ。

最近は、「カレー」「豚の角煮」など料理名を選ぶだけで火加減を自動調整して調理が完結する完全自動型の自動調理鍋も多いが、本製品は火加減をコントロールしながら自分のレシピで料理をしたい、鍋を道具として使いこなしたい派向けの仕様になっている。

実際どうなの? 公式レシピでチャーハンはパラパラになるのか?

炒め物ができるときいて、まず気になるのは「チャーハンはパラパラに仕上がるのか?」ではないだろうか? そこで、公式レシピに沿って実際にチャーハンを作ってみた。

公式レシピによる2人前の材料で調理開始!

レシピはシンプル。まずは「炒め(150℃/10分)」モードで鍋を数分しっかり余熱し、余熱が終わったら「かきまぜ」ボタンを押して油とベーコン、長ネギを投入。余熱の間に混ぜておいたごはんと調味料も入れたあと、終了1分前に香り付けのごま油を入れたら完成。完全に放置できるわけではないが、約10分(余熱いれず)でほとんど手をかける必要はなかった。

炒めモードはフタを開けたまま利用するため、具材が混ざる様子がよくわかる

できあがったチャーハンは箸で持ち上げるのは難しいくらいパラパラ。チャーハンとしては加熱時間が長いためか米の弾力はやや落ちていたが、加熱チャーハンが毎回ベトベトに仕上がるという人には一度試してほしい仕上がりだ。個人的な印象としては「料理上手な人のチャーハンには負けるが、チャーハン作りが苦手な人が作るより段違いに美味しい」という出来上がりだった。

米と米の間に空気を含み、パラッとしているのが写真でもわかる

炒めモードでは、チャーハン以外に焼きそばの調理実演も行われた。こちらは余熱後に油、肉、野菜、麺、水、ソースを入れてラクラ・クッカー プロで10分炒めるだけ。チャーハンよりも手間がかからないので、忙しい時の定番メニューとして便利そうだと感じた。

材料を重ねていれただけなのに、しっかりムラなく完成した焼きそば。こちらもかき混ぜ機能があるからこそ調理可能なメニュー

圧力煮込みから焼きもこなす万能さ、お手入れ点数は要チェック

炒め物だけでなく、もちろん圧力調理も本製品の得意分野。実演では、鶏と大根の煮物を「圧力10分+余熱10分」で調理された。通常の圧力鍋では途中でフタを開けることができず、具材が調味液に浸かっていないと味ムラが起きがちだが、ラクラ・クッカー プロなら圧力調理中もかきまぜができるので少ない調味料でもしっかり全体に味がしみ込んでいる。

完成した鶏と大根の煮物。内鍋はハンドル付きなので熱いままでも持ち運び簡単
鶏と大根の煮物は箸でほろりと崩れる柔らかさで、味染みもよかった

細かな点だが、筆者が個人的に気に入ったのが本製品の強制排気ボタン。一般的な圧力鍋はボタンを押し続けている間だけ排気するが、「ラクラ・クッカー プロ」は一度カチッと押し込むと完全減圧されるまで排気し続ける。圧力調理後に急いで蓋をあけたい場合や、圧力なべ特有の蒸気が怖いという人にとっては意外とうれしい機能だ。

フタ上部にある強制排気ボタン

一方で気になったのがお手入れ部品の多さ。炒め調理などでフタを使わない場合は、内鍋とかきまぜパドルの洗浄だけで済むが、圧力調理を行った際は、フタ、内ぶた、シリコンパッキン、蒸気ピンなど細かなパーツの洗浄まで必要になる。調理後の手間を最小限にしたい人にとっては、ここが唯一のネックかもしれない。

圧力調理後に洗う必要があるパーツ

忙しい人の台所の相棒になりそうな一台

自動でかき混ぜながら調理してくれる製品といえば、先行モデルとしてはシャープの「ホットクック」が知られている。ただし、ホットクックは非圧力タイプで、大きな具材は調理時間が長くなりがち。

最近はパナソニックからもかきまぜ機能付きの電気圧力鍋が登場しているが、こちらは容量が大きめで価格もやや高額だ。

ティファールの「ラクラ・クッカー プロ」は、2~4人向けの容量で日常使いしやすく、サイズも価格も「ちょうどいい」のが魅力。幅広い調理モードに加え、圧力調理中でも自動でかき混ぜてくれるため、仕上がりの完成度も高い。

そしてなにより本製品の魅力は、完全おまかせ型ではなく「自分で温度・時間・かきまぜの有無を調整できる」点。あらかじめ設定されたレシピに従うのではなく、日々の料理を自分でコントロールしたい人にとっては、まさに「頼れる第二のコンロ」のような存在になりそうだ。普段の自炊をちょっと楽に、ちょっと美味しくしたいという人にぴったりの自動調理鍋だと感じる。

文/倉本春

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