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2000人に聞いた飲食した経験がある完全栄養食品TOP3、3位「完全食TOKYO」、2位「BASE FOOD」、1位は?

2025.09.08

現代人はとにかく多忙だ。ゆっくり食を楽しめない日も珍しくなく、まして栄養を鑑みた食事など望むべくもないという人も多いことだろう。

そんな人の救世主と言えるのが「完全栄養食(完全食)」だが、実際のところ、どの程度世間に浸透しているのだろうか?

スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」はこのほど、全国18~59歳の男女2108名を対象に「完全栄養食(完全食)」に関する調査を実施し、その結果を発表した。

「完全栄養食(完全食)」の現状と認知度

「完全栄養食(完全食)」とは、人が健康を維持するために必要な栄養素をすべて含むよう設計された食品で、明確な基準はないものの、1食または1日分で厚生労働省の食事摂取基準に沿った必須栄養素をバランスよく摂取できるよう作られている。

ドリンク、パウダー、パスタ、パン、グミなど種類は多様で、ダイエット中の置き換え食や災害時の非常食としても活用されている。

※カロリーメイトやinゼリーなどの栄養補助食品・栄養機能食品とは異なる。

「完全栄養食(完全食)」の現状について調査したところ、認知率は全体で7割強となった。男女別で比較すると、男性が68%、女性が75%と女性のほうが高い割合だ。年代別では10~20代のほうが30~50代よりも高い認知率となった。

「知っているし、利用している」という現在利用率は全体で11%、「知っているし、以前利用していたが、いまは利用していない」を含めた利用経験率は全体で23%となっている。

男女ともに10~20代の利用経験率が高く、男女で大きな差はみられなかった。現在利用率は、男性のほうがやや高めの割合となった。

全体の認知率は前回調査では54%だったが、今回は71%に増加している。特に女性で10~20代、30~50代ともに大きく増加していた。また、現在利用率は3ポイント、利用経験率も7ポイントとそれぞれ増加した。

どのくらいの人が利用していそう?~現在の流行体感~

「完全栄養食(完全食)」を利用している人が、現在身の回りにどのくらいいると思うかを想像して答えてもらった。グラフにある流行体感スコアは、100人中どのくらいの人が利用していそうかをスコアとして算出した数値だ。

その結果「完全栄養食(完全食)」の流行体感スコアは全体で「11.6」で、およそ8~9人に1人が利用しているイメージを持たれていることがわかる。年代別にみると、男女ともに30~50代よりも10~20代のほうが高めのスコアとなっている。前回調査と比べると、全体の流行体感スコアは3.5ポイント増加していた。

1年後はどうなるか~近未来の流行予想~

「1年後、自分のまわりでどのくらいの人が利用していると思うか」を想像して答えてもらった。グラフにある流行予想スコアは、100人中どのくらいの人が1年後に利用していそうかを算出した数値だ。

「完全栄養食(完全食)」の流行予想スコアは全体で「23.3」で、およそ4人に1人が1年後に利用していそうというイメージだった。現在の流行体感から比較すると、1年後には今の約2倍浸透しているというイメージになる。

男女別にみると、女性のほうが男性に比べてスコアがやや高くなっている。年代別では、男性は30~50代に比べて10~20代のほうがやや高く、女性は年代による差はほぼみられなかった。また、流行予想スコアを前回調査と比べると、全体でも各層でも大きな差はみられなかった。

自分は利用してみたいか?~今後の利用意向~

今後の利用の意向について回答してもらったところ、利用意向がある人の割合(「ぜひ利用してみたいと思う」「機会があれば利用してみたいと思う」の合計)は全体で41%となった。

男女別にみると、女性のほうが男性よりもやや高めの割合だ。年代別では、男女ともに10~20代のほうが30~50代よりも利用意向がある人の割合が高く、特に10~20代女性で最も割合が高く約5割となっている。

一方、利用意向がない人の割合(「あまり利用してみたいと思わない」「まったく利用してみたいと思わない」の合計)は、全体で36%となった。また、前回調査と比べると、利用意向は10~20代男性でやや増加、それ以外の層では減少傾向がみられた。

「完全栄養食(完全食)」の利用意向がある人/ない人、それぞれの意見を紹介する。

<「利用意向あり」の人の意見>
「最近はおいしいものやバリエーションが増えているから」(10代女性)
「物価高騰の中で材料を買って調理するよりも、タイパもよく栄養バランスを整えられそうだから」(10代男性)
「食事に時間がかからなくなったらその分、ほかのことに時間を使えるようになるから」(20代男性)
「災害のときに役立つと思った。ストックができれば、場所も取らなくていいと思った」(30代女性)
「忙しいときや疲れているときなど、買い物や調理にかかる時間をなくしたい」(40代女性)
「体調不良時に食事が取れないときや災害時に使用したい」(50代女性)

<「利用意向なし」の人の意見>
「味や満足感が物足りなさそうだから」(20代男性)
「値段が高く、自分で調理したほうが安くおいしいものが食べられるから」(30代男性)
「食事+サプリメントで足りると思っているから」(30代男性)
「食べることが好きなので完全食ではつまらない」(40代男性)
「人工的な栄養は抵抗がある。きちんと素材から栄養を取りたい」(40代女性)
「旬の食材を楽しむ食事で充分だと思います」(50代女性)

食べたり飲んだりしたことのある「完全栄養食 (完全食)」TOP3

味やタイプの違いはひとつのブランドとして、食べたり飲んだりしたことのある「完全栄養食(完全食)」について調査したところ、1位は「完全メシ(日清食品)」で2割台後半、2位は「BASE FOOD(ベースフード)」で1割強となった。

3位の「完全食TOKYO」や、その他のブランドはいずれも1%台となった。また、グラフにはないが、10~20代女性では「BASE FOOD(ベースフード)」がほかの層と比べて高くなっていた。

「完全栄養食(完全食)」は今より約2倍伸びる!?

ここまでの主な数値をまとめた。

2025年7月18日時点、「完全栄養食(完全食)」の認知率は約71%、現在利用率は約11%となった。

流行体感としては、“およそ8~9人に1人が利用している”イメージを持たれているようだ。そして、今から1年後には、現在の約2倍にあたる“4人に1人くらいが利用していそう”というイメージを持たれている。

男女年代別にみると、利用意向は10~20代女性で最も高く、約5割の利用意向がある。また、流行体感スコアは男女ともに30~50代に比べて10~20代のほうがやや高くなっていた。1年後の流行予想スコアでは、男性は30~50代に比べて10~20代のほうがやや高く、女性は年代による差はほぼみられなかった。

2022年の前回調査と比較すると、認知率は前回から17ポイントと大きく増加し、現在利用率は3ポイント、利用経験率も7ポイントの増加となった。

全体の流行体感スコアは前回調査と比べてやや増加したものの、流行予想スコアでは大きな差はみられなかった。また、利用意向では前回調査と比べてやや減少傾向がみられた。

<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の18~59歳男女
実施時期:2025年7月18日~2025年7月22日
有効回収数:2108サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある

出典元:リサーチノート

構成/こじへい

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