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1996年に誕生した「たまごっち」が累計出荷数1億個を突破、最新版「Tamagotchi Paradise」の販売が好調

2025.09.03

バンダイは、1996年に発売し国内外で社会現象を巻き起こした携帯型デジタルペット「たまごっち」が2025年8月に国内外累計出荷数1億個を突破したことを発表した。

海外比率は50%以上、現在国内外で再ブームに

たまごっちは、1996年の発売開始から、赤外線通信(2004年)、カラー液晶(2008年)、タッチ液晶(2021年)、Wi-Fi機能(2023年)の搭載など時代に合わせた機種を全38種類販売し、現在50か国以上の国と地域で展開している。

たまごっちの第四次ブームといわれる現在、1997年海外で販売していた「TAMAGOTCHI」を逆輸入しさまざまなデザインを施した「Original Tamagotchi」や、2025年7月発売の最新機種「Tamagotchi Paradise」の販売が好調に推移したことにより、今回の1億個突破となった。

↑左から、Original Tamagotchi、Tamagotchi Paradise

■8カ月で国内外累計1,000万個を販売した初代たまごっちブーム

1996年に日本で販売を開始した「たまごっち」は、その翌年5月にアメリカで「TAMAGOTCHI」として英語版を発売、その後すぐにカナダ・ヨーロッパ・日本を除くアジアなど各国や地域へ広がり、世界的ブームになった。日本では当時「購入できない」という問い合わせが1日に1万件を超えるほどの人気だったが、海外でも同様に大きなブームとなり、アメリカ ニューヨーク最大の老舗玩具店「FAOシュワルツ」のフラッグシップストアでは販売開始24時間で1万個を販売。日本では100万個売れれば大ヒットと言われる玩具業界で、発売からわずか8カ月で国内外累計1,000万個を販売するなど世界を巻き込むブームとなった。

↑左から、たまごっち(日本)、TAMAGOTCHI(アメリカ)
↑左から、TAMAGOTCHI(ヨーロッパ)、TAMAGOTCHI(日本以外のアジア各国)

■たまごっちの海外展開

たまごっちは国内外累計出荷数1億個のうち海外への出荷数が50%以上を占めており、日本の49%に続き、アメリカが33%、ヨーロッパが16%、日本以外のアジアが2%と海外からも強い支持を得ている。現在のたまごっちブームは日本だけにとどまらず、海外でも同様に初代たまごっちブームを経験した人の「懐かし需要」を捉え、さらには親子2世代で楽しむ姿が見られるなどワールドワイドで愛されるIPとして定着している。

■たまごっち1億個突破の軌跡

たまごっちは1996年の発売当時2年半で4,000万個を販売したが、ブームの収束により一時販売をしていない期間があった。しかし数年後、小学生たちが初代たまごっちで遊んでいるという話を耳にし、“ペット育成遊びは普遍的な面白さがある”と確信。2004年に赤外線通信機能を搭載した「かえってきた!たまごっちプラス」と「祝ケータイかいツー!たまごっちプラス」を発売した。通信させることでユーザー同士のコミュニケーション活性にもつながり、小学生を中心に流行。1年間で約500万個を販売する再ヒットとなった。

その後も時代の流れに合わせさまざまな機能を搭載した機種を販売してきたが、国内外累計出荷数1億個突破へさらに出荷数を押し上げることになったのは2018年より販売を開始した「Original Tamagotchi」。有名なファッションブランドとも多数コラボし、豊富なデザインバリエーションで展開したことが若年層を中心に受け入れられ、昨今の“平成レトロブーム”も追い風となりシリーズ累計1,152万個を販売している(2025年7月末時点)。最近では、推し活アイテムとして推しのカラーのたまごっちを服やカバンにつけるZ世代も多くみられ、玩具の枠を超えた広がりを見せている。

↑Original Tamagotchi Color collection

関連情報
https://tamagotchi-official.com/jp/

構成/立原尚子

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