
家具や壁に貼ったシールがはがれない…そんな悩みを解決してくれるのがダイソーの「シールはがし」。スプレー式、液体タイプ、消しゴム型の3種類があり、用途によって選べるのが特徴です。本記事ではそれぞれの使い方と実際の効果をレビューします。
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壁や家具に貼ったシールがはがれなくて、そのままになっていませんか?
そんなときに便利なのが、シールはがし。シールの粘着剤を溶かし、ラクにはがせるようにする特殊な溶剤をさす。
100円ショップのダイソーには、こうしたシールはがしが何種類かある。今回は、実用性も含めてどのようなものか、レビューしよう。
吹きつけ式の定番「シールはがしスプレー」
大概の店で見かけるのが、この商品。スプレー式で、シールに直接吹きつけて使う。

スプレー缶には、細かい文字で注意書きが書かれている。まず、「プラスチック、ガラス、陶器、金属(ビニール、アクリル、スチロールを除く)にはられた紙シールやガムテープ、布テープ」に有効で、はがした後に残るベタつき残りも取り去るという。ただし、アクリル系など一部のプラスチック、皮革、塗装部はNGだ。
シールはがしというからには、シールのみ適用かと思っていたら、ガムテープもはがせるというのは、嬉しい情報。我が家には、あちこちにガムテープが貼りっぱなしの箇所があるので、あとで試してみよう。
さて、具体的なやり方として、事前に目立たない箇所にスプレーして異常がないかを確認。変色など起こらなければ使用OKだ。缶をよく振って、「10cmほど」離してシールへの吹きかけを行う。そのまま2~3分放置してからシールを落とすとある。
実際に、陶器のマグカップに貼ってあるシールで試してみた。

「シールの上から吹きかけて、はがれるものなのかな」と、ふと感じた疑念もなんのその、シールは完全に粘着力を失ってあっさりとはがれた。粘着剤の跡も残っていない。ちなみにスプレー液は無臭ではないが、さほど気になる臭いは発しない。

注意書きには記されていないが、 10cmの距離からだと、わりと広範囲に噴霧されるので、下に古新聞などを敷いておいた方がいい。また、何ではがすかについても明記はないが、指だとスプレー液に触れることになるので、ピンセットやヘラなどを用いたほうがベターだ。
続いてガムテープ。シンクの棚の扉に、ずっと前から貼りっぱなしの箇所に吹きかけてみる。

これもあっさりはがれて、ちょっと驚く。年数が経ったガムテープは、そう簡単にははがれないものだが、全体が濡れるくらいスプレーし、ちゃんと時間をおけば一発で解決する。
ちなみに、「シールはがしスプレー 泡タイプ」という姉妹品もある。泡がシールにとどまって、液だれしにくいため、垂直面に貼られたシールに特に有用。ただ、容量は泡ではないタイプ(70ml)よりも少ない50ml入りなので、コスパは落ちる。


■商品詳細
商品名:シールはがしスプレー
価格:110円
原産国:中国
材質:炭化水素、有機溶剤、リモネン、LPG
商品サイズ:70ml(「泡タイプ」は50ml)
種類:「泡タイプ」もあり
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4550480561615
小さなシールをはがすには「シールはがし液」
こちらは、スプレー式ではなく手塗りタイプのシールはがし。溶液が入った小瓶、綿棒、はがすための小ベラでワンセットの商品。

溶液は20mlなので、スプレー式に比べると、ずいぶんとコスパが悪いように思える。しかし、シールにピンポイントに塗れて無駄がないため、意外と長持ちする。

はがす力も遜色ない。小さなシールに対しては、こちらのほうが使い勝手が良さそうだ。

■商品詳細
商品名:シールはがし液
価格:110円
原産国:日本
材質:有機溶剤 ナフサ、ノナン、ポリプロピレン(ヘラ)
商品サイズ:20ml
種類:―
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4954939014101
こすって粘着剤を落とす「シールのベタベタ消しゴム」
シールを手ではがした際に残る、頑固な粘着剤をとるグッズ。消しゴムタイプで、粘着剤をこすりながら落とす。

やってみると、ぽろぽろと出てくる消しゴムのかすに絡めとられるように、粘着剤がとれていく。シールだけでなく、両面テープやガムテープの跡にも有効でこれは便利。

■商品詳細
商品名:シールのベタベタ消しゴム
価格:110円
原産国:ベトナム
材質:塩化ビニル樹脂、合成ゴム(アクリルゴム)、充填剤
商品サイズ:横2.2cm×縦3.5cm×厚さ1.1cm
種類:―
商品ページ:https://jp.daisonet.com/products/4906643092357
撮影・文/鈴木拓也
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