
7月の公開以降、興行成績において快進撃を続けている劇場版「鬼滅の刃」無限城編。この記事では、公開直後から現在までの興行収入の推移について紹介する。
目次
大人気アニメの最新作として、世界中で大きな話題となっている劇場版「鬼滅の刃」無限城編。2025年7月の公開直後から全国の映画館で動員数を伸ばし続け、SNSでも感想やレビューが続々投稿されている。この記事では、劇場版「鬼滅の刃」無限城編の興行収入の推移を過去作品と比較しながら紹介する。
劇場版「鬼滅の刃」無限城編の最新興行収入
公開以降、話題で持ちきりの劇場版「鬼滅の刃」無限城編。その勢いはどれほどのものなのか、ここでは興行収入の推移や動員数のデータを見ていこう。
■公開日と上映規模
劇場版「鬼滅の刃」無限城編は、2025年7月18日(金)に全国で上映が開始された。上映館数はIMAX版を含め全国443館にのぼり、前作の「無限列車編」を上回る大規模なスタートを切っている。公開初日は平日でありながら、朝から夜の回まで多くの劇場で満席が相次ぎ、その盛況ぶりが注目を集めた。
■最新の興行収入額と動員数
劇場版「鬼滅の刃」無限城編は、公開初週から高い注目を集め、観客動員数・興行収入ともに圧倒的なスタートを見せた。SNS上ではリピーターも多く、公開週ごとの記録更新が続いている。
公開3日
公開初週の7月18日〜7月20日の3日間で、劇場版「鬼滅の刃」無限城編は約55億円の興行収入を記録し、観客動員は384万人を超えた。この数字は、2020年に公開された「無限列車編」の公開3日間の興行成績(約46億円)を上回る記録となった。三連休と重なったタイミングでの公開も、追い風となったといえる。
参考:鬼滅の刃 公式サイト
公開10日
公開2週目に入ってもその勢いが衰えず、劇場版「鬼滅の刃」無限城編の累計興行収入はわずか10日で128億円を突破。初週より勢いは衰えたものの、前作より早いペースで興行記録を伸ばした。映画公開以降、各企業とのコラボキャンペーンが展開され、SNS上での口コミも広がりを見せている。また、数量限定の来場者特典の配布も、リピーター増加につながる要因の一つだろう。
参考:鬼滅の刃 公式X
公開25日
劇場版「鬼滅の刃」無限城編の最新の興行収入は、公開25日間で220億7219万1500円を記録した。観客動員1569万8202人と発表されている。夏休みやお盆期間中の需要もあり、ファミリー層や若年層を中心に観客層が広がっていると推測される。
参考:鬼滅の刃 公式X
公開35日
公開から1か月が過ぎても、鬼滅の刃旋風はとどまることを知らない。興行収入は280億8769万4600円を突破し、観客動員は1982万5555人にも上った。
参考:鬼滅の刃 公式X
公開73日
公開73日間で興行収入は350億6433万1400円を突破。観客動員2426万6753人を記録した。国内の興行収入ランキングは歴代2位の成績となる。
参考:鬼滅の刃 公式X
劇場版「鬼滅の刃」無限城編の快挙
劇場版「鬼滅の刃」無限城編は、公開直後から国内映画史に残る数々の記録を打ち立てている。ここでは、本作が成し遂げた快挙を紹介する。
■日本映画のオープニング成績・初日成績・単日成績で歴代1位
劇場版「鬼滅の刃」無限城編は、公開初日となる7月18日だけで興行収入約16.5億円、観客動員数115万人超という大記録を打ち立てた。この数字は、これまでの日本映画の初日興行歴代最高値を更新し、前作の「無限列車編」の興行収入約12億円、観客動員数約91万人を上回る結果となっている。週末3日間のオープニング成績、初日成績、単日成績すべての部門で歴代1位の快挙がメディアで大きく取り上げられた。
参考:鬼滅の刃 公式サイト
■映画史上最速で100億円突破
本作は、公開からわずか8日目にして興行収入100億円を突破したことも大きな話題となった。日本映画史上最速の到達記録であり、前作「鬼滅の刃」無限列車編の10日目より2日早く達成している。
■公開3週目で国内歴代興収ランキング10位ランクイン
「鬼滅の刃」無限城編は、公開から3週目で早くも日本国内歴代興行収入ランキングにおいて10位にランクインした。わずか3週間でこのランクに到達する作品は極めて稀だった。
過去作品:「鬼滅の刃」無限列車編の興行収入と比較
劇場版「鬼滅の刃」無限城編の快進撃を語る上で、2020年に公開された前作、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編との比較は欠かせない。2020年10月に公開された「鬼滅の刃」無限列車編は、コロナ渦での公開であったにもかかわらず、日本歴代興行収入1位を獲得した伝説的な作品として記憶に新しい。ここでは、前作である無限列車編と本作の無限城編の公開初週の成績や興行収入の推移、観客動員数などを比較する。
■公開初週の興行収入と動員数の比較
前作である「鬼滅の刃」無限列車編は、公開初週において興行収入46.2億円、動員342万人を記録し、当時大きな話題を呼んだ。一方、本作の劇場版「鬼滅の刃」無限城編は同期間で興行収入約55億円、観客動員は384万人超えとなり、その記録を塗り替えた。
■累計興行収入の伸び方の比較
無限列車編の興行収入は公開以降右肩上がりを続け、最終的に累計400億円を突破した。特にリピーター層の支持が強く、限定の来場者特典や上映期間の延長などが継続的な動員数増加につながったとされている。公開から現在までの数字の伸び方を見ると、劇場版「鬼滅の刃」無限城編も今後順調に記録を伸ばしていくことが予想できる。
「鬼滅の刃」の興行収入が高い理由と今後の予測

「鬼滅の刃」はアニメ作品でありながら、日本映画史に残る異例の興行収入を記録してきた。ここでは、「鬼滅の刃」無限城編を含むシリーズの興行的成功の理由と、今後の展開について考察する。
■作品の話題性
「鬼滅の刃」は2020年12月に原作である漫画が完結してからも高い人気を維持している。2021年に「無限列車編」と「遊郭編」、2023年には「刀鍛冶の里編」、2024年には「柱稽古編」がテレビアニメ化され、新たなファンを獲得し続けてきた。
劇場版「鬼滅の刃」無限城編は、物語のクライマックスを描く重要な章のはじめとなる作品であり、原作ファン・アニメファンの双方にとって注目度が高い内容だ。こうした熱量と衰えない作品の人気の高さが、公開前からの高い期待感と観客動員数の増加へとつながっている。
■興行戦略(上映館数・グッズ展開など)
劇場版「鬼滅の刃」無限城編では、前作と比べ上映館数を拡大し、より多くの観客を動員する体制が整えられた。さらに、来場者特典の段階的な配布や劇場限定グッズの販売も購買意欲を刺激し、リピーターの増加につながっている。
■今後の興行収入予測と記録更新の可能性
劇場版「鬼滅の刃」無限城編は、今後も来場者特典の変更や上映期間の延長などによって、順調に興行成績を伸ばしていくと予想される。物語のクライマックスに向けた続編の公開も控えており、その勢いがどこまで続くか注目だ。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部