DIME MAGAZINE
NOT A HOTELは、ノルウェーの建築デザイン事務所 「Snøhetta（スノヘッタ）」が手掛ける北海道・ルスツリゾートのスキー場山頂のヴィラ「NOT A HOTEL RUSUTSU」の販売を日本・海外同時に開始した。なお、開業は2029年春を予定している。
羊蹄山を借景にパウダースノーを滑り抜ける、格別のスキーアウト体験を叶えるプライベートヴィラ
「NOT A HOTEL RUSUTSU」が位置するのは、四季を通じて楽しめる総合リゾート「ルスツリゾート」のスキー場山頂。
“蝦夷富士”と称される羊蹄山を眼前に望み、ヴィラからそのまま未踏のコースへスキーアウトできる、世界でただひとつの格別の体験を叶えるプライベートヴィラだ。
夏は青々とした緑と爽やかな風に包まれ、季節や天候によっては雲海が現れることも。新千歳空港や札幌から車で約90分（コンシェルジュが送迎）、敷地内にはヘリポートも備えている。
デザインの根源にあるのは、「ZEN（禅）」と「SUMMIT（頂）」という2つの思想。シンプルであることと高みを目指すこと、内なる静けさと成し遂げようとする意志。こうした相反する力の間にある調和を体現する建築が構想された。
デザインコンセプトには、「zenith（天頂）」という天文学の言葉を掲げ、ある地点の真上にある最も高い点を意味する概念に、人の体験や感性を引き上げるという思想を重ねた。それは、荘厳な羊蹄山への敬意として、また、自然の中で人が高みへと向かう意識を促すものとして空間に落とし込まれている。
空間にはそれぞれ明確な役割と意味が与えられ、心・身体・精神のバランスを整えるように構成されている。
Mind（心）：リビング、ダイニング、ラウンジは、考えを巡らせたり、誰かと語り合ったりするための場所。知的な刺激や人とのつながりを育む。
Body（身体）：ジム、サウナなどの温浴施設は、体を動かし、整える場所。日常から離れ、自身のリズムを取り戻す。
Spirit（精神）：地形に沿って配置されたベッドルームは、静けさに包まれた休息の場所。深い眠りと自分と向き合う時間を促す。
この思想は、2つの直方体のボリューム（アーチ）で構成された建築の形状にも表れている。一つは山の中に埋め込まれるように配置され、風景の中に溶け込む没入感を演出。
スパなどが入るこのアーチでは、まるで山の内部に入っていくような感覚が得られるよう計画されている。
もう一つは地面から浮かぶように空中に持ち上げられ、彫刻的なフォルムが空や風とのつながりを感じさせる。このアーチの両端には、リビングとベッドルームを設けており、部屋によって空間や自然の感じ方が大きく変わるプランニングだ。
異なる性格を持つ2つのアーチが交差することで、心・身体・精神のテーマが建築全体でゆるやかに重なり合い、“内に向かう時間”と“他者と交流する時間”の両方を受け止める場が生まれている。
周囲の山並みと三角形の敷地形状に呼応する建築は、2つの細長いボリュームを上下に重ねて交差させたミニマルなフォルムが特徴。中央に向かって緩やかにカーブしながら、羊蹄山に対して伸びやかに配置される。
地下1階地上2階建てで、地下はジムやサウナ、1階は開放的なリビング・ダイニングや温泉、スキーアウトできるラウンジなどで構成。エントランス側に設えられた階段に沿って、スキップフロア状にゲストルーム3室とプライマリーベッドルームが並ぶ。
デザインコンセプト“zenith”を体現するリビング・ダイニングは、ひとりで静かに過ごすことも、家族や仲間とにぎやかに過ごすこともできる場所だ。
穏やかな環境で、人の内側にある前向きな力を静かに呼び起こすことを意図して設計された。広さ400m²を超える空間の中央には天を貫くように煙突が吊られ、トップライト越しにどこまでも高い空が広がる。
羊蹄山を一望しながら、本やワインを片手にゆったりと過ごすための場所。ダイニング上階に位置する。
刻々と移ろう空と山の表情を間近に眺めながら天然温泉に浸かる、オールシーズン利用可能なインフィニティバスも完備。
地下には、光を最小限に抑えたメディテーションバスと、サウナ、水風呂、整いスペースを備えたアクティブバスの2つのバスルームを配置。岩を彫り込んだような壁仕上げや光の演出により、洞窟の中でととのうような入浴体験を実現する。
2階へと続く階段の最奥に位置するプライマリーベッドルーム。ウォークインクローゼットやトイレ、洗面、半露天のバスルームを備える。
別途3室あるゲストルームは共通のデザインで、全室にトイレ、洗面、バスルームを完備。木調のマテリアルと手触りの良いファブリックが、プライベート空間をやさしく包み込む。
スキーアウトの出発地となるラウンジ。隣接するクローゼットスペースには、幅500mm、奥行き700mm、高さ約2mのロッカーを12台用意。準備を整え、そのまま未踏のゲレンデへと滑り出せる。
施設概要
物件名称：NOT A HOTEL RUSUTSU
物件の所在地：北海道虻田郡留寿都村字留寿都252-3
交通JR：「札幌駅」から車で約90分
専有面積（屋内面積+テラス+中庭含む）：2,574.2m²
屋内面積：2,281.24m²
間取り：4Bedroom
施設：展望露天風呂、プライベートスパ×2、プライベートジム、スキーラウンジ、羊蹄山ラウンジ
最大宿泊人数：8人
会員権の種類（共有制、合有制等の別等）：共有制
価格（総額）：14,220,162,000円（税込）（全口購入の場合）
価格の内訳：建物¥11,225,808,000、ライセンス¥1,814,472,000、家具備品¥527,868,000、償却保証金¥652,014,000
管理費等の額：月額15,347,160 円（税込）（全口購入の場合）
資格に制限があるときはその旨：NOT A HOTELオーナー契約約款に従う
権利の譲渡の可否及びその条件：NOT A HOTELオーナー契約約款に従う
総口数及び今回募集口数：総口数：12口（1口年間利用可能数30泊）今回募集：9口（1口年間利用可能数30泊）
総客室数：1戸
建築工事完了予定：2028年11月30日（予定）
施設の利用開始時期：2029年4日1日（予定）
施設の利用料金：管理費に含む
施設の予約調整方法：宿泊希望日の12か月前から当該日に関して割り当てられた利用可能日数の範囲で予約可能
施設の利用の制限：NOT A HOTELオーナー契約約款に従う
1口当たりの年間利用可能日数：30泊
付帯施設の概要及びその利用条件：該当なし
運営主体：NOT A HOTEL MANAGEMENT株式会社
相互利用施設の有無：有
取引条件の有効期限：次回更新日まで
関連情報
https://notahotel.com/shop/rusutsu
構成／Ara
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