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紅茶のプロが解説!和紅茶、焼酎割り、あなたの知らない4大トレンド

2025.09.04

キンキンに冷えたアイスティーは、暑いとさらに美味しくなる。そんなアイスティーは近年、フレーバーアレンジや素材の工夫、焼酎割りなど多彩な楽しみ方が広がっている。秋以降になれば、ホットな紅茶も美味しい季節だ。今回は2025年の紅茶トレンドについて、紅茶の専門家に聞いた。

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2025年の紅茶トレンド4選

今回、話を聞いたのは、紅茶コーディネーターの秋山ちとせ氏。自ら紅茶教室を主宰しつつ、紅茶を軸とした空間演出などのコンサルティングも行う。

そんな紅茶の最前線にいる秋山氏がとらえる4つのトレンドを紹介する。

【取材協力】

秋山 ちとせ氏
紅茶コーディネーター/世界のお茶マイスター。紅茶教室「ラブリエ」主宰。世界のお茶専門店に10年勤務後独立。各種媒体での執筆や紅茶を軸とした空間演出・体験設計、ブランド演出のコンサルティングも行う。
HP:https://cmurc.hp.peraichi.com/
Instagram:https://www.instagram.com/ribbon_lino/

1.植物性ミルクを使ったミルクティー

「健康志向やサステナビリティへの関心の高まりを背景に、定番の豆乳に加え『オーツミルク』や『アーモンドミルク』などの植物性ミルクが世界的に人気を集めています。この流れは紅茶メニューにも広がっており、ミルクティーやスパイスチャイ(マサラチャイ)の新たな選択肢として注目されています。

スターバックスなど大手カフェチェーンでも、オーツミルクのチャイティーラテやアールグレイミルクティーなどが登場。いつもと少し違った風味も楽しめることもあり、今後、ペットボトル飲料などの市販製品への広がりも期待されています」

2.和紅茶の新しい魅力と広がり

(画像はイメージ)

「渋みが少なく自然な甘みが特徴の国産紅茶『和紅茶』が注目を集めています。和食や軽食との相性がよく、アイスティーにするとそのやさしい味わいがいっそう引き立つのも魅力です。国産素材ならではの安心感に加え、地域活性にもつながっており、カフェやレストランでの取り扱いも増えています。

今年はアサヒ飲料が国産紅茶100%の無糖アイスティーやミルクティーを相次いで発売。一方で『品種茶』への注目も高まっており、べにふうきやみなみさやかなど、日本茶の在来品種を活かした和紅茶も増えています。品種ごとの個性がはっきりしているので、飲み手が“自分好みの一杯”を選びやすいのもポイントです」

3.焼酎の紅茶割り

「焼酎を紅茶で割る『紅茶割り』は、2024年後半から注目を集めている新しいお茶割りスタイルです。これまで主流だった緑茶割りや烏龍茶割りとは一線を画し、香り高い紅茶と焼酎の風味が重なり合い、ひと味違った深みのある味わいが楽しめます。アールグレイや果実香のある紅茶を使えば、炭酸割りやレモン添えのカクテル風にも。

今年の初夏には、老舗の濵田酒造がこの新しい飲み方を打ち出し、試飲イベントやSNSで話題となり、その香りの調和や食事との相性の良さが注目されました。今後は居酒屋メニューや家庭でのアレンジとしてさらなる広がりが期待される注目ジャンルです」

●濵田酒造の本格麦焼酎「うかぜ」の紅茶割りの作り方

濵田酒造は本格焼酎の新たな可能性を提案するべく、本格麦焼酎『うかぜ』の紅茶割り試飲イベントを2025年6月に開催した。

同社は明治元年創業、155年を超える歴史を持つ老舗蔵。「うかぜ」は甘芳ばしい味わいに特徴を持ち、紅茶と組み合わせることで本来の香りや味わいが際立ち、食中・食後にも合うという。

【紅茶割りの作り方】
・氷を入れたグラスに「うかぜ3:紅茶(アールグレイ)7」の割合で注いで軽く混ぜる

4.冷凍フルーツで楽しむ、オリジナルスタイルのアイスティー

(画像はイメージ)

「酷暑の影響で冷たい紅茶飲料の需要が高まり、2024年は果物の香りを加えた“フルーツ紅茶”の市販化が一気に進みました。ペットボトル飲料でも、ベリー系や柑橘フレーバーの紅茶を目にする機会が増え、人気が定着しつつあります。

このスタイルを、自宅や職場でも手軽に再現できる方法として注目されているのが、冷凍フルーツを活用した『クラフト風アイスティー』です」

●クラフト風アイスティーの作り方

「セイロンやアールグレイ、和紅茶など好みの紅茶をやや濃いめに抽出します。水出しでもOK。そこに冷凍のベリーやカットした柑橘類を加えるだけで完成です。氷の代わりに果実を使えば、徐々に風味が溶け出して味わいが変化し、見た目も華やかに。ジュースや炭酸水で割っても美味しく、アレンジ自在です」

「今夏、キリン『午後の紅茶』が開催したキッチンカーイベントでも、冷凍フルーツを加えた“ティーポンチ”スタイルが登場し、SNS映え・爽快感・手軽さを備えた新定番として話題を集めました。砂糖やシロップに頼らない自然な甘みは、健康志向の方にも好評。ノンアルで楽しめる“大人の一杯”として支持が広がっています」

今年の紅茶のトレンドを見てみると、紅茶のポテンシャルは果てしないことがわかる。新しい紅茶との出会いを楽しんでみるのもいいのではないだろうか。

取材・文/石原亜香利

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