
ホームセンターで5%オフにするなら、事前にとんかつ店へ?
面白いキャンペーンが始まる。具体的には「ホームセンターで5%オフにしたいなら事前にとんかつを食べて割引クーポンをもらえ」というものだ。
これは、アークランドサービスホールディングスのキャンペーンで、9月1日より始まり、21日まで実施される。
キャンペーン内容
このキャンペーンでは、大きく2つの内容がある。そして、ここでは、株主優待も使ってお得ワザを2重に使えそうなのだ。詳しく説明しよう。
キャンペーン1.「ホームセンタームサシ」「ビバホーム」では、「かつや」または「からやま」で利用できるお得な共通100円割引券
まず、ホームセンターの「ホームセンタームサシ」や「ビバホーム」で買い物をすると、対象店舗の「かつや」や「からやま」で使える共通100円割引券がもらえる。この割引券の使用期限は2025年10月末まで。なくなり次第、終了だ。
キャンペーン2.「かつや」「からやま」では、「ホームセンタームサシ」または「ビバホーム」で利用できるお得な5%割引クーポンが印字されたレシート
カツ丼の「かつや」、からあげで有名な「からやま」で、食事やテイクアウト弁当を購入すると、対象店舗の「ホームセンタームサシ」や「ビバホーム」で使える5%割引クーポンがもらえる。この割引券の使用期限は2025年9月30日まで。5%割引クーポンは食品・飲料・ギフト・ドラッグなどの一部割引対象外商品があるが、いつものお買物が割引になると考えるとなかなかではないだろうか。柿崎店、長井店、珠州店、能登店、須坂店は対象外といった注意点もあるので、気をつけておこう。
アークランズ(9842)(株価1,846円、最低投資額18万4,600円)の株主優待は使える?
気になるのは、「かつや」や「からやま」、そしてホームセンターの「ムサシ」や「ビバホーム」で使えるアークランズ(9842)(株価1,846円、最低投資額18万4,600円※株価は2025年8月25日終値)の株主優待が使えるかどうかということだ。
アークランズの株主優待は、100株で550円の株主優待券が2枚、1,100円分がもらえ、権利月は2月と8月なので年2回。つまり、年間で2,200円分がもらえる。
200株なら半年で2,200円分なので年間4,400円分、そして、1,000株なら半年で1万1,000円分、年間2万2,000円分がもらえる。
この株主優待券の面白いのは、カツ丼の「かつや」やからあげの「からやま」だけでなく、ホームセンターの「ムサシ」や「ビバホーム」でも利用できるため、支払いに利用するだけで、外食の費用だけでなく、日用品費にも充てられて節約が可能なわけだ。
ただ、「かつや」や「からやま」の常連客だと、「お店で食べると必ずといっていいほど100円引き券をもらえる」ことも知っていることだろう。そう、今回のキャンペーンのうち、どちらかというと、キャンペーン2に参加したく、“「かつや」「からやま」では、「ホームセンタームサシ」または「ビバホーム」で利用できるお得な5%割引クーポンが印字されたレシート”があることで買い物がお得になるのだ。
そして、加えて、今回のキャンペーンでは、「かつや」や「からやま」で株主優待券を使い、ホームセンターの「ムサシ」や「ビバホーム」でも株主優待券を使ってキャンペーンに参加するなら、支払い実費を少なくして参加できるとわかるだろう。2025年11月30日に有効期限を迎える株主優待券があるなら、期限内に利用するチャンスともいえる。
キャンペーン実例を紹介
STEP1.「かつや」で「カツ丼(梅)、税込649円」を食べる
→クーポンつきレシート(5%オフ券)を発行してもらう
STEP2.ホームセンター「ビバホーム」で、例えば、2万円を利用すると5%の1,000円が割引になる
→さらには「かつや」や「からやま」で使える100円引き券をもらえる
STEP3.「かつや」で飲食する時に割引になる
これは株主優待券を使わない例だが、それでもお得だ。キャンペーン期間中であれば、このお得ワザはクーポンが枯渇しない限り、STEP1.まで戻り、エンドレスで利用できるわけだからだ。そして、キャンペーン実例のようにホームセンター「ビバホーム」で2万円の買い物を予定しているなら5%の1,000円が割引額となるわけなので、勘のよい人は、この額がSTEP1.の「かつや」での飲食代よりも高いことにも気づくだろう。※STEP1の金額参照
つまり、まとめると“クーポンを使ったホームセンターでの割引額よりも飲食代が安くなるケースだってありえる”わけだ。高額商品を買う予定なら、5%割引クーポンをもらっておくために、「かつや」や「からやま」に立ち寄っておくワザ。セコワザかもしれないが、なかなか侮れない。
また、STEP1.で株主優待券を1枚使いさえすれば▲550円で、99円の現金支払いで食べられる。これだとSTEP2.で99円より大きな額が割引されればそれだけでお得と考えることができるため、例えば、2,000円利用した時に割引クーポンを使い100円引きになれば、人によってはお得だったと満足できる内容となる。
サラリーマンが、ランチで「かつや」や「からやま」を利用しているのなら、このような株主優待銘柄を買うことで通常の飲食代がお得になるわけだが、今回のキャンペーンでは、ホームセンターで大きな買い物をする時に利用して、さらなるお得を受けられるわけだ。
文/谷口 久美子