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独創的なデザインでブラッシュアップされたハイエンドモデル「Nothing Phone(3)」の実力は?

2025.08.24

日本市場でもスマホやイヤホンを精力的に展開し、独創的なデザイン性で注目を集めるNothingは、8月20日にフラッグシップスマホ「Nothing Phone(3)」と、自社初のヘッドホン「Nothing Headphone(1)」を発表。執筆時点から予約が開始されており、8月28日に発売となる。

従来のNohting Phoneには、背面にLEDライトを搭載し、独特な光の演出をする「Glyphインターフェイス」が搭載されていたが、Nothing Phone(3)では、新たに「Glyphマトリックス」というLEDディスプレイが搭載される。

公式サイトNothing.techからは、12GB+256GBモデルが12万4800円、16GB+512GBモデルが13万9800円で販売される。MNOとしては楽天モバイルの専売となっており、本体価格が11万9900円からとなる。

進化したスケルトンデザインと新搭載のGlyphマトリックス

Nothing Phone(3)は、ディスプレイが6.67インチ、解像度1260×2800で、最大輝度が4500ニトと、非常に明るい表示ができる。4辺のベゼルが1.87mmで均一になっており、画面占有率が92.89%と高い。4辺が均一な厚さになっていることで、調和の取れた、美しさを感じるデザインになっている。

背面には、3つの帯を縦方向に備えながら、カメラとGlyphマトリックスが、非対称的に散りばめられた、スケルトンデザインが採用される。好き嫌いのはっきり分かれるデザインかもしれないが、全面の調和の取れたディスプレイと、背面の非対称な独創的なデザインのギャップが面白い。

Glyphマトリックスでは、アプリ通知や進捗状況、デジタル時計、ストップウォッチ、バッテリー表示といった機能が利用できる。ちょっとしたゲーム機能も利用できるのに加え、コミュニティ向けにSDKが公開されており、ユーザーがオリジナル機能を搭載、公開することも可能だ。

独自OSと便利なAI機能のアップデートにも期待

初期搭載OSはNothing OS 3.5及びAndroid 15となるが、近日中にNothing OS 4、Android 16へのアップデートも予告されている。Nothingらしい、モノクロ調の特徴的なデザインと、独自のAI機能が注目ポイントとなる。

AI機能としては、Nothing Phone(3a)から搭載されているEssential Keyを踏襲。引き続き、長押しで録音や文字起こし、要約機能が使える「Flip to Record」や、スクリーンショットといった記録を一元保存できる「Essenstial Space」が利用できる。

新機能として搭載される「Essential サーチ」では、ホーム画面を下から上方向にスワイプし、端末内のデータを検索できる。アップデートにて、アプリ間を跨いだ検索や、パーソナライズ化された表示ができるようになる見込みとのことだ。

5000万画素で統一された3眼カメラはいずれも4K動画撮影対応

アウトカメラは、5000万画素メインカメラ、5000万画素望遠カメラ、5000万画素超広角カメラの3眼構成。フロントカメラも、5000万画素になっており、4つのカメラ全てで、4K/60fpsでの動画撮影に対応する。

メインカメラには1/1.3インチの大型センサーを搭載し、望遠カメラは光学ズーム3倍、ロスレスズーム6倍、ウルトラズーム60倍。フロントカメラも合わせ、4つのカメラ全てが光学式手ブレ補正に対応する。また、望遠カメラは、10cmのマクロ撮影にも対応する。

イメージセンサーのサイズアップにより、前モデルよりも明るく撮影が可能になったとのこと。暗所での撮影でも明暗がはっきりし、細かいディテールの表現ができるようになっている。画像処理には、AI処理を組み合わせたカメラエンジンの「True Lens Engine 4」が活用される。

面白いのがフィルター機能で、Nothingが用意したプリセットフィルターに加え、ユーザーがカスタマイズし、公開したフィルターも利用可能となる。

10万円台前半でも満足度の高いスペック

近年はミドルハイや準ハイエンドともよばれる、10万円にギリギリ届かない価格帯のスマホ市場が盛り上がっている。価格で言えば、Nothing Phone(3)は、少し上に位置することになるが、こちらはあくまでハイエンドモデル。スペック的にも、非常に満足度の高い仕様にまとめられている。

搭載SoCはSnapdragon 8s Gen 4。フラッグシップのチップセットからは、一段下のモデルとなるが、処理性能は抜群で、ヘビーなゲームアプリなども、ある程度安定した動作でプレイできるだろう。

メモリ、ストレージの構成は12GB+256GB、16GB+512GBの2種類となる。使い方次第ではあるが、ほとんどのユーザーがストレスを感じない動きができるだろう。

バッテリーは5150mAhで、65Wの急速充電、15Wのワイヤレス充電、リバース充電に対応。本体サイズを前モデルから抑えながらも、バッテリー容量が増量されているのは、ユーザーからすると非常に嬉しいポイントだ。防塵防水性能はIP68で、日本版にはおサイフケータイ機能も備えられる。

KEFと共同開発した音響とわかりやすいボタン操作のNothing Headphone(1)

Nothingとしては初のオーバーイヤーヘッドホンであるNothing Headphone(1)も発表されている。オーディオブランドのKEFと共同開発した音響や、扱いやすいボタン操作が特徴で、3万9800円で販売される。

短い時間だが試し聴きをした感触としては、中高音のクリアさや伸びやかさが特徴だと感じた。柔らかい素材のヘッドバンド、イヤークッションの装着感もよく、強力なアクティブノイズキャンセリング機能、クリアな外音取り込み機能の感触も上々だ。

本体には回転させて音量調節、押して再生/一時停止の操作が行えるローラー、前後に倒して曲送りや早送りの操作が行えるパドル、AIアシスタントの呼び出しなど、自由にカスタマイズできるボタンの3つが搭載される。近年はタッチセンサーでコントロールを行うヘッドホンも多いが、3つの物理キーからそれぞれ別の操作で扱えるため、直感的にコントロールできるのが魅力だ。

バッテリーはANCオフ時に連続80時間、ANCオン時に連続35時間駆動する。5分間の充電で、ANCオン時でも2.4時間再生できる急速充電に対応している。また、同梱されるケーブルを使用すれば、3.5mmイヤホンジャックや、USB-Cでの有線接続にも対応するため、飛行機などの長時間移動時などにも活躍するだろう。

取材・文/佐藤文彦

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