本記事では、年末年始におすすめの旅行先を紹介します。多くの人手が予想される年末年始は、早めに旅行計画を立てるのがおすすめです。旅行先選びに迷う方に向け、国内の人気スポットや海外旅行先、温泉地の情報などをお伝えします。
目次
年末年始は、国内・海外ともに観光地が賑わうシーズンです。本記事では、おすすめの旅行先を紹介します。
充実した休暇を過ごすためには、どこに足を運ぶかも重要なポイントです。各地の情報とともに、旅行先の選び方もぜひ参考にしてください。
年末年始の旅行先の選び方

年末年始は、観光地の多くが混雑しがちです。長期休暇を楽しく過ごせるよう、旅行先は以下のポイントをおさえて選びましょう。
- 宿泊先や交通チケットは早めに予約する
- 年末年始ならではのイベントに注目する
- 冬のグルメを楽しめる場所を選ぶ
多くの人が移動する年末年始は、人気の宿泊地ほど予約が早く埋まりがちです。近年は、インバウンドによる需要も高まってきました。
気に入ったホテルや旅館を見つけても、すでに予約でいっぱいというケースも少なくありません。また、宿泊先、交通チケットともに早く予約するほど割安でとれる可能性が高まります。旅行先は早めに選び、まずは宿泊先と交通チケットをおさえましょう。
行先に迷ったら、年末年始ならではのイベントに注目するのもおすすめです。年末には、各地でカウントダウンイベントが開催されます。
また、冬はカニやカキ、フグ、ブリなどがおいしい季節です。冬のグルメを楽しみたいときは、それらが旬を迎える土地を目指し、旅行先を選んでみてください。
食事つきの温泉宿を選べば、食とグルメで思う存分リフレッシュできます。高級宿、ファミリー向けのホテル、ペットと泊まれる宿など、旅のスタイルにあわせて宿泊先を選べば、より充実した年末年始を過ごせるでしょう。
【国内】年末年始のおすすめ旅行先

JTBの調査によると、2024年の年末年始の国内旅行人数は2,800万人、海外旅行人数は52万人です。海外旅行人数は前年比113%の伸びをみせているものの、多くの人が国内旅行に出かけていることがわかります。
ここでは北は北海道から南は沖縄まで、年末年始を楽しめる旅行先についてご紹介します。
参考:JTBグループサイト「年末年始(2024年12月23日~2025年1月3日)の旅行動向」
■京都府
京都は神社仏閣が立ち並び、四季折々の風情が楽しめる観光地です。歴史ある寺院で除夜の鐘を聞いたり、神社に初詣をしたりと、日本ならではの年末年始を過ごせます。
大晦日から「をけら詣り」を行う八坂神社をはじめ、上賀茂神社や平安神宮、伏見稲荷大社など由緒ある神社に足を運ぶのもおすすめです。
年間を通じて人気の観光地のため、ホテルや旅館、交通チケットなどは早めにおさえておきましょう。
■北海道
冬の北海道は、ウィンタースポーツにグルメ、温泉と旅の楽しみが満載のエリアです。なかでも羊蹄山を眺めるニセコは、「パウダースノーの聖地」といわれています。スキーやスノーボードなど、ウィンタースポーツを楽しむ人におすすめです。
また、北海道を代表する観光地「小樽運河」では、雪に包まれたノスタルジックな雰囲気を満喫できます。温泉宿で冬の味覚を楽しみながら、ゆったりと年末年始を過ごすのも魅力的です。
■沖縄県
沖縄では冬の寒さを忘れ、のんびりと年末年始を満喫できます。家族旅行には、世界最大の魚、ジンベエザメを飼育する「沖縄美ら海水族館」がおすすめです。国際通りではショッピングやグルメなどを楽しめます。
石垣島や宮古島、西表島など自然豊かな島々も魅力です。リゾートホテルでリフレッシュしたり、アクティビティに参加したりと思い思いの時間を満喫できます。
■三重県
三重県には「お伊勢さん」の名で親しまれる「伊勢神宮」があります。年末年始は、夜間も参拝可能です。内宮前の「おはらい町」は、夜通し多くの人でにぎわいます。
年始は交通規制があるため、移動が心配な場合はバスツアーが便利です。ホテルや食事がセットのツアーであれば、旅行準備の手間が省けます。
また、自然豊かな「なばなの里」では、国内最大級といわれるイルミネーションを楽しめます。アトラクション施設の「ナガシマスパーランド」も程近く、温泉もあるなど、幅広いニーズに対応できる旅行先です。
■石川県
石川県の県庁所在地である金沢市は、かつて加賀百万石の城下町として栄えた街です。地元グルメが集結する「近江町市場」は、金沢市民の台所といわれています。
おすすめは、旬の食材を使用した海鮮料理です。カニの甲羅を使った「カニ面」や、車麩などが入った金沢おでんも味わえます。
また、日本三大庭園のひとつといわれる「兼六園」は、年末年始、無料開放されます。雪が庭園の木々を覆う、冬ならではの景色も魅力です。
【海外】年末年始のおすすめ旅行先

長期休暇を取りやすい年末年始は、海外旅行に出かけるケースも少なくありません。2024年のJTBの調査によると、海外旅行者数や日数、費用はいずれも増加傾向にあります。
旅行先によっては、海外で年越しイベントを体験できます。ここからは、比較的日本から近い韓国、例年人気のハワイなど、年末年始におすすめの旅行先についてみていきましょう。
参考:JTBグループサイト「年末年始(2024年12月23日~2025年1月3日)の旅行動向」
■台湾
日本から直行便で3時間半~4時間の台湾は、異国情緒あふれる街並みに夜市のグルメ、スイーツなどが人気の観光地です。年末年始には、各地でイベントが開催されます。
なかでも注目は、台北のランドマーク「台北101」のカウントダウン花火です。台北101は台湾随一の高層建築物として知られ、89階の展望台からは台北の街並みを一望できます。
大晦日は、ビル全体を包み込むように盛大な花火が打ち上げられます。当日は世界各国から観光客が集まるため、飛行機のチケットや宿泊先は早めに予約しておきましょう。
■韓国
日本各地から直行便が発着する韓国は、身近な海外旅行先として人気の観光地です。韓国は1月1日のみが休日で、1月後半の「旧正月」を盛大に祝う風習があります。
そのため、年末年始も多くの店舗が通常営業しています。韓国でショッピングやグルメを楽しみたいときも安心です。
観光スポットによっては、年越しイベントを開催しています。華やかな雰囲気に包まれながら、海外でにぎやかに新年を迎えたいときにおすすめです。
■ハワイ
ハワイは、年末年始の海外旅行先として定番ともいえる国です。ビーチでのんびり過ごしたり、ショッピングやアクティビティを楽しんだりと充実した時間を過ごせます。
地元ならではのグルメも見逃せません。アサイーボウルやロコモコ、ホイップクリームたっぷりのパンケーキなど、日本でも人気のメニューを現地で味わえます。
ワイキキビーチのあるオアフ島を拠点に、周辺の島に足を運ぶのもおすすめです。ハワイ島のハワイ火山国立公園は、敷地全体が世界遺産に登録されています。オアフ島には潮吹き岩があり、岩の割れ目から潮が噴き出す自然の迫力を体感できます。
■シンガポール
年末年始のシンガポールは、クリスマスから続くイルミネーションに年越し花火と、イベントが目白押しです。とくに、シンガポールを代表するラグジュアリーホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」周辺は、カウントダウンイベントの定番スポットとして知られています。
約60,000発の花火が上がる「STAR ISLAND」は、音楽と光の競演を楽しめる人気イベントです。日本のイベントとはひと味違う豪華絢爛な雰囲気を味わえます。
イベントに合わせ、眺めのよいホテルやレストランを予約するのもおすすめです。
年末年始におすすめの温泉地

地元グルメを楽しみ、お風呂にのんびりつかる温泉地は、年末年始をゆったりと過ごしたいときにおすすめです。しっかりとリフレッシュをして、新たな気持ちで新年を迎えられます。
日本は、全国各地に温泉が点在する島国です。ここでは、年末年始に訪れたいエリアをチェックしていきましょう。
■草津温泉(群馬県)
日本三名湯のひとつとして知られる草津温泉は、多くの温泉宿で源泉かけ流しの湯を楽しめます。自然湧出量は、日本一を誇る毎分32,300リットル以上です。中心地にある「湯畑」では、湯けむりを立て、こんこんと温泉が湧き出ています。
冬は雪の湯畑がライトアップされ、幻想的な空間が広がります。ぜひ足を運びたいのが、草津ならではの「湯もみショー」です。「チョイナチョイナ」の掛け声とともに、長年受け継がれてきた草津の伝統が感じられます。
■有馬温泉(兵庫県)
年末年始の有馬温泉は、兵庫の冬の味覚が充実しています。代表格は、日本海で獲れる松葉ガニです。宿によっては、刺身に焼き物、天ぷらとさまざまなスタイルで旬のカニを堪能できます。
雪景色のなか、温泉街を散策するのも魅力的です。風情ある温泉地ならではの魅力を体感できます。
■別府温泉(大分県)
大分県の別府温泉は、年末年始に厳しい寒さを迎えるものの、内陸部に比べ比較的温暖な気候です。積雪もほぼなく、暖かな観光地で年末年始を過ごせます。
別府温泉といえば見逃せないのが、「べっぷ地獄めぐり」です。海地獄や血の池地獄など、個性豊かなスポットをめぐりながら心も体もリフレッシュできます。
穴場はどこ?年末年始におすすめの観光地

「年末年始に旅行したいけど、人混みが多いのは苦手」というときは、穴場をチェックしてみてください。定番観光地から少し離れたエリアであれば、比較的ゆっくりと休日を過ごせます。
都心からほど近い温泉地は、日帰り旅行もおすすめです。「長期休暇はとれないが、1年の疲れを癒したい」というニーズを叶えてくれます。
■秩父(埼玉県)
埼玉県の秩父市は、都心からの小旅行におすすめです。日帰りから宿泊まで、さまざまなスタイルで休暇を満喫できます。
年始は神社めぐりもおすすめです。秩父には三峯神社をはじめ、秩父神社、聖神社など初詣に足を運びたい神社が点在しています。
冬の旅行は温泉も見逃せません。「西武秩父駅前温泉 祭の湯」は駅からのアクセスもよく、温泉にサウナ、食事などを楽しめます。自然に包まれた温泉宿には、都心からほど近い場所にありながら非日常的な空間が広がります。
■軽井沢(長野県)
軽井沢は、日本を代表する避暑地のひとつです。冬はあたりが雪に覆われ、一面に銀世界が広がります。
スキーやスノーボードなど、ウィンタースポーツを楽しむ人にとっては、またとないエリアです。クリスマスシーズンには幻想的なイルミネーションも楽しめます。
リゾートホテルにヴィラ、愛犬と宿泊できるホテルなど、宿泊施設のバリエーションの豊かさも魅力です。
■石垣島(沖縄県)
年末年始の石垣島は、平均気温約20℃と温暖な気候が魅力です。オフシーズンの冬場は、旅費を抑えられるケースもあります。
カヌーやSUP、シュノーケリングなどのアクティビティもおすすめです。日々の喧騒を忘れ、自然に包まれながら開放的な気分を味わえます。
年末年始の旅行先は早めにおさえよう

年末年始は長期休暇をとるケースも多く、旅行におすすめのシーズンです。人気観光地には多くの人々が訪れます。
目的地を早く決定すれば、宿泊先の選択肢も広がります。紹介した情報を参考に、旅先で1年の疲れを癒しながら、晴れやかな新年を迎えてください。
文/編集部







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