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30代の3割以上がLINEやDMなどデジタルで告白した経験あり

2025.08.26

告白するなら正々堂々面と向かって…などという時代はもう過去のもの。通信技術が発達しコミュニケーションの在り方が多様化している現代において、告白は必ずしも対面である必要はなく、アプリやメールにてメッセージで済ませるという人も多いのではないだろうか?

マシェバラトークが運営するオウンドメディア「マシェラボ」はこのほど、20歳~49歳の未婚男女368名を対象に「恋愛における告白」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。

20~40代未婚者の71.2%が「告白は必要」と回答

20~49歳の未婚者を対象に恋愛関係における「告白」の必要性について質問したところ、「告白は依然として重要である」という傾向が明らかになった。

具体的な数字を見ると、「絶対に必要(23.1%)」と「あった方が良い(48.1%)」を合わせた、告白を必要と考える層(以下「必要派」)は、全体の71.2%に上った。一方で、「あまり必要ない」と「全く必要ない」を合わせた「不要派」は13.1%にとどまり、告白の必要性を肯定的に捉える人が多数を占めることがわかった。

SNSなどを通じた出会いの形が多様化し、一部で「告白レス」の恋愛スタイルが語られることもあるが、今回の調査では大多数が関係性を明確にするための意思表示を重視している実態を示す結果となった。コミュニケーション手段がデジタル化しても、関係性を次のステップに進めるための明確な意思表示や、相手への誠意を伝える行為の重要性は、現代においても変わらずに大切にされているようだ。

20代の75.6%が告白を「必要」と回答、世代が若いほど高い傾向

多くの人が告白の必要性を感じていることが明らかになったが、この傾向に世代による違いはあるのだろうか。年齢層別に分析したところ、若い世代ほど告白を重視する傾向が明らかになった。

年齢層別に「必要派」の割合を見ると、20代で75.6%、30代で70.8%、40代で64.0%となった。世代が若いほど告白を重視する傾向が明確に表れており、最も若い20代と最も年上の40代との間には11.6ポイントの差が見られる。

若い人は恋愛に消極的なイメージがあるかもしれないが、相手に気持ちを伝えることは必要と考える人が多いことを示す結果となった。むしろ若い世代ほど関係性を曖昧にせず、相手への誠実さを示すための明確な意思表示を大切にする価値観を持っているかもしれない。

告白経験は「直接の会話」が最多、30代の34.4%がデジタル告白を経験

若い世代ほど告白を重視する傾向が見えたが、ではその「方法」はどのように変化しているのだろうか。実際の告白経験について質問したところ、若い世代を中心にデジタルな手段が浸透している実態が明らかになった。

年齢層別に告白経験の方法を見ると、全世代を通じて「直接の会話」が最も多く、20代で41.9%、30代で45.8%、40代で47.0%となっている。注目すべきは「アプリやメールでのメッセージ(LINE・SNSのDMなど)」での告白経験で、20代(27.9%)、30代(34.4%)はいずれも40代(13.0%)を大きく上回った。

20代・30代は40代と比較してデジタル告白の経験率が非常に高く、若い世代にとってLINEやSNSが恋愛のコミュニケーションツールとして定着している様子がうかがえる。特に30代は、恋愛経験を重ねる中でコミュニケーションツールのデジタル化を体験してきた世代であり、結果としてデジタルな手段を利用する機会が多かったのかもしれない。

LINEやSNSでの告白、20~30代男性の6割以上が肯定的、女性はやや慎重

若い世代を中心に告白の手段としてデジタルツールが浸透している実態が見えてきたが、その受け止め方にはどのような意識差があるのだろうか。アプリやメールでの告白についてどう思うかを質問したところ、特に若い男性がデジタル告白を前向きに捉える一方、女性はやや慎重という、男女間の意識の違いが明らかになった。

アプリやメールでの告白を「とても良い」「まあ良い」と肯定的に捉える人の割合を見ると、20代男性で62.9%、30代男性で64.8%と、いずれも6割を超える高い結果となった。これは40代男性(50.0%)を大きく上回る数字だ。特に「とても良い」という最も積極的な肯定意見は20代男性が20.2%と高く、デジタルツールの利用が浸透していることがうかがえる。

一方、女性は全体的に男性と比べて慎重な傾向が見られた。肯定派の割合は20代女性で54.2%、30代女性で47.6%、40代女性で45.4%となっており、同世代で男女比較をすると、全ての世代で男性を下回る結果となっている。

こうした男女間の意識の違いは、告白という行為に求める価値観の差から来ているのかもしれない。若い男性がLINEなどを効率的なコミュニケーション手段と捉え、告白の「方法」にこだわらないのに対し、女性はより直接的な言葉やその場の雰囲気を大切にし、誠実さが伝わる方法を重視する傾向があると考えられる。

告白が要らない理由は?最多は「気持ちが分かっていれば十分」「時代に合わない」

多くの人が告白を必要と考える一方で、その手段には様々な価値観があることが見えてきた。では、そもそも告白は必要ないと考える少数派の人たちは、どのような考えを持っているのだろうか。告白は必要ないと考える理由について質問したところ、これまでの恋愛の常識とは少し違う、現代ならではの価値観が見えてきた。

告白は必要ないと考える最も大きな理由として、「お互いの気持ちが分かっていれば十分だから」と「告白という文化が時代に合わないから」がそれぞれ20.8%で同率最多となった(「わからない」を除く)。これに「自然な流れで関係を築きたいから」(14.6%)が続いている。

これら上位3つの理由に共通しているのは、いずれも「言葉での明確な意思表示」よりも、「お互いの理解」や「自然な関係の発展」を重視する現代的な価値観だ。告白不要派の人たちは、形式的な告白というステップを踏まなくても、二人の関係は自然に築けるという、従来とは異なる恋愛観を持っていることがうかがえる。

まとめ:令和時代の「告白」、その新しい作法とは

今回の調査から、告白の大切さは今も変わらない一方で、伝え方は人それぞれになっていることがわかった。若い人ほど告白を大切に思っているものの、デジタルツールで伝えるか直接話すかについては、世代や男女で考え方に違いがあることが明らかになった。

こうした変化は、スマートフォンやSNSが普及して、人とのやり取りの方法が増えたことが大きく関係していると考えられる。告白そのものの意味は昔と変わらないが、相手に気持ちを伝える手段が増えたことで、一人ひとりが自分に合った方法を選べるようになっている。「こうしなければいけない」という決まりにとらわれず、相手との関係や自分の気持ちを大切にしながら、一番素直に伝えられる方法を見つけることが、良い恋愛をする上で参考になるだろう。

<調査概要>
調査機関 :株式会社マシェバラトークによる調査
調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者  :20歳~49歳の未婚男女
調査期間 :2025年7月22日~29日
有効回答 :368名※
※性別・年齢層の人口分布を考慮したサンプリング

出典元:株式会社マシェバラトーク

構成/こじへい

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