
現在、社会問題となっている闇バイト。その危険性は報道などで十分世間に周知されているが、リスク承知で手を出してしまう若者は後を絶たない。とりわけ、学生が夏休みに入るこの時期は、自由時間が増える一方で友人との遊びなどでお金が必要となるシーンが多く、「簡単に高額が稼げる」といった甘い言葉に引き寄せられてしまう可能性が高まるので注意が必要だ。
LINEヤフーはこのほど、10代~20代1000名を対象に実施した「闇バイト」に関するアンケート結果を発表した。
「闇バイト」と思われる情報を見聞きしたのは、「SNSの投稿」が最も多く、次いで「SNSのDM」、「知人・友人からの誘い」
「『闇バイト」という言葉を知っているか」と尋ねたところ、「知っている」が97.1%と、ほとんどの人が知っているとわかった。
「『闇バイト』と思われる情報を見聞きしたことがあるか」と尋ねたところ、「見聞きしたことがある」と回答した人は42.2%となった。
「どこで『闇バイト』と思われる情報を見聞きしたか」と尋ねたところ、「見聞きしたことがない」「その他」を除き、「SNSの投稿」(323人)が最も多く、次いで「SNSのDM」(77人)、「知人・友人からの誘い」(27人)という結果になった。
「高収入が得られるなら、求人情報に不審な点があっても応募してみようと思うか」と尋ねたところ、「応募しない」が大多数を占めた一方、「応募する」が1.4%、「応募するかもしれない」が4.2%となり、5.6%が求人情報に不審な点があっても応募する可能性があるとわかった。
「『闇バイト』に巻き込まれるとどんなリスクがあるのか理解しているか」と尋ねたところ、「理解している」が49.0%、「大体理解している」が41.8%で、「理解している」との回答が90.8%に達し、9割超がリスクを承知していることが明らかになった。
<調査概要>
実施日:2025年7月24日~7月25日
調査対象:Yahoo!クラウドソーシングユーザー(10代~20代)に対するインターネット調査
有効回答:1,000人
出典元:LINEヤフー株式会社
構成/こじへい