
今年のふるさと納税は、9月末までに駆け込みが予想されます。理由は2025年10月より、ふるさと納税は各ポータルサイトを通じた寄附に伴うポイント付与(ポイント還元)が禁止されるため。9月中であればこれまで通りポイント還元の恩恵が受けられますので、例年より少し早い駆け込み時期におすすめの人気自治体の返礼品を紹介したいと思います!
京都市の返礼品は宿泊券やクーポンが充実!
ふるさと納税の人気自治体のひとつ京都府・京都市。ここ数年の寄付額は令和4年度に95億円、令和5年度に100億円、令和6年度には115億円と着実に増加しています。令和6年度の寄付金額は全国12位と全国屈指の自治体となっています。「都市部の自治体=ふるさと納税は不利」というイメージがあるので意外ですよね。
京都市はどのような返礼品が人気なのでしょうか?
DIME編集部の取材に京都市財政局総務部総務課のふるさと納税担当者は次のように答えてくれました。
「旅行クーポンやホテル・旅館の宿泊券、おせち、スイーツ(和菓子・洋菓子)、お酒(日本酒、缶チューハイ)などの人気が高いです。また、京都市は全国でも有数の観光地であり『ふるさと納税で京都旅行』と題して、ふるさと納税を活用した京都観光の推進に向けて、旅行クーポンやホテル・旅館の宿泊券など旅行系返礼品の強化に努めています」
旅行系返礼品の一例

【星野リゾート】ふるさと納税宿泊ギフト券30,000円分(寄付金額 100,000円)

【アマン京都】ふるさと納税 宿泊ギフト券 300,000円分(寄付金額 1,000,000円)

【翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都】「茶寮 八翠」「和のアフタヌーンティー」ペアチケット(寄付金額 36,000円)
返礼品のカテゴリーに「旅行」があるのは観光資源が豊富な京都市らしさがあって素敵ですよね!担当者が紹介してくれた「ふるさと納税で京都旅行」とは、返礼品を活用して京都旅行を楽しんじゃおうと言う活動です。詳しくは以下のページをご参照ください。
ふるさと納税で京都旅行!/https://furusato-kyoto.jp/travel/
都市部の自治体ではふるさと納税による税の流出が問題視されています。実は京都市もその課題に直面しています。
「ふるさと納税市場の拡大に伴い、(市民がふるさと納税することによる)京都市からの税の流出も年々増加しており、既に100億円近いマイナスになっています。市財政の悪化を防ぐために、寄付受入額の増加が不可欠な状況です」
そのため、京都市では今から5年前、2020年からふるさと納税に本格参入しました。ふるさと納税制度が始まったのは2008年ですので、かなり遅れてのスタートです。
それでも令和6年度は全国12位にまで上り詰めているわけですから、京都市の持つ地力の高さが伺えます!今後、ますます返礼品が充実してくいくと思うので楽しみですね!個人的には京都といえば「和菓子」!和菓子のラインナップがもっと充実することを楽しみにしています!
しかしながら、ふるさと納税は2026年10月にもルールの改悪が予定されています。それが地場産品基準の厳格化です。それについても京都市の担当者は
「大きな影響が生じるのではないかと危惧しています」
とコメントしています。
何はともあれ、人気上昇中の京都市の返礼品。一度、調べてみてはいかがでしょうか!
※記事内で紹介した返礼品の最新状況はこちらよりご確認ください
京都市ふるさと納税特設サイト https://furusato-kyoto.jp
2025年版DIME編集部のふるさと納税特集はこちらから!
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取材協力/京都府京都市
画像/京都市ふるさと納税特設サイトより
取材・文/峯亮佑