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リユース市場の拡大で循環消費スタイルが定着、若者を中心にリセールバリューを意識する人が急増

2025.08.20

コメ兵は、8月8日の「リユースの日」にあわせて、消費者のリユース意識に関する独自調査を実施し、その結果を発表した。

Z世代では約7割がリセールバリューを重視

近年のリユース市場の拡大は、新型コロナウイルスの影響や円安・物価高騰といった社会環境の変化、そして環境配慮やサステナビリティ意識の高まりなど、価値観の変化が大きな追い風となっている。さらに、“リセールバリュー”や“循環消費”といったキーワードが注目を集め、賢い消費スタイルの浸透も、市場成長を後押ししている。

こうした社会背景のもと、同社は、消費者のリユース品の購入および買取に関する実態と心理的な状態を明らかにすることを目的とし、今回の調査を実施。その結果、全体の2人に1人が、モノによっては購入の際にリセールバリューを意識していることが判明。また、全体の約3割が5年前よりもリユース品を購入することに好意的になっていることもわかった。

■調査結果

・リセールバリューに関する結果

「モノを購入するときに再販のしやすさ(リセールバリューの高さ)を考慮しますか。」という質問に対し、常に意識するが約16%、高価な商品、ブランド品は意識するが約17%、限定や希少性の高いものは意識するが約13%という回答結果となり、全体の2人に1人が、モノによっては購入の際にリセールバリューを意識していることがわかった。

年代別比較では、Z世代(20歳~29歳)が常に意識するが約27%、高価な商品、ブランド品は意識するが約25%、限定や希少性の高いものは意識するが約9%という回答結果で、モノを購入する際にリセールバリューを意識すると回答した人が最も多い年代となった。

また、リセールバリューを意識すると回答した人を対象にした「モノを購入した後に、再販のしやすさ(リセールバリューの高さ)を保つために行っていることを教えてください。」という質問をしたところ、定期的に手入れを行っているが約27%、品質を保つための保管をしているが約51%、劣化を防ぐ使い方をしているが約17%という回答結果となり、全体の7割以上がリセールバリューを意識した行動をしていることがわかった。

年代別比較では、Z世代(20歳~29歳)が定期的に手入れを行っているが約30%、品質を保つための保管をしているが約64%、劣化を防ぐ使い方をしているが約17%という回答結果で、全体の9割がリセールバリューを意識した行動をしていることが判明。他世代と比較しても、Z世代はリセールバリューを意識する人が多く、意識した行動を取っている人が多いことが明らかとなった。

・リユースの印象に関する結果

「5年前と比べて、「リユース品を購入すること」に対する自分の意識は変化しましたか」という質問では、もとより好意的であるが約13%、抵抗がなくなった/むしろ好意的になったが約16%、特に変わっていないが約53%、昔より少し抵抗があるように感じるが約5%、あてはまるものはない/わからないが約11%という回答結果となり、全体の約3割が5年前よりもリユース品を購入することに好意的になっていることがわかった。

また、「リユースに対して、好意的になった理由を教えてください」という質問に対しては、30代以上はお得で賢い買い物が約3割を超え、リユースに対して、コストパフォーマンスの観点で好意的になった傾向が考えられる。20代はお得で賢い買い物は約2割だった一方で、サステナブルな選択、センスがいい・おしゃれの項目を回答する人が他の世代より多く、リユースに対する価値観が世代によって異なることが明らかになった。

さらに、「新品ではなくリユース品を選ぶ理由を教えてください」という質問では、全世代平均では、価格が安いからが約67%、 掘り出し物が見つかるからが約46%、既に流通していないアイテム(廃番・ヴィンテージ)だから が約27%、環境にやさしいと感じるから(サステナビリティ意識)が約9%、使用感・風合いが魅力に感じるからが約10%、すぐに手に入る(即納・現物がある)からが約18%、 状態が良ければ新品と変わらないと思うからが約24%、ブランド品を手頃に試せるからが約9%、自分らしさを表現できると思うからが約6%、他人と被らない/1点モノ感があるからが約6%、リユースで買うことに抵抗がないからが約7%という結果となった。

Z世代(20代)では、価格が安いからが全世代平均よりも10%ほど低かった一方で、環境に優しいと感じるから、使用感・風合いが魅力に感じるから、自分らしさを表現できると思うから、他人と被らない/1点モノ感があるからが大きく上回る結果となり、価格以上に、自分らしさやサステナビリティといった価値観を重視してリユースを選ぶ傾向が、Z世代では特に顕著に表れていることがわかる。

続いて、「日本のリユース品は高い鑑定技術や品質管理技術により、国内外問わず「Used In Japan」と呼ばれ始めています。一部企業では、AIを活用した真贋判定技術による鑑定を通じて、「Checked in Japan」の信頼性と評価を高めるための取り組みを進めています。そのことについてどう思うか教えてください」という質問をしたところ、品質がよさそうが約31%、大切に扱われていそうが約28%、清潔な印象が約16%、日本人らしい丁寧さが約28%、国内外問わず高い評価に誇らしさを感じるが約13%、ピンとこないが約10%、特になにも感じないが約26%という回答結果となり、全体の約6割が「Used In Japan」、「Checked in Japan」へ高い信頼や誇りなど好意的な印象を寄せていることが判明した。

■調査概要
調査内容:リユースに関する実態調査
調査期間:2025年7月22日(火)~2025年7月25日(金)
調査人数:600名
調査対象:全国の20代~60代の男女
調査機関:ジャストシステムのセルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」
調査手法:インターネット調査

関連情報
https://www.komehyo.co.jp/

構成/立原尚子

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