
男が日傘なんて…などという価値観はもう過去のもの。近年の夏はとにかく暑い。今夏などは命の危険を感じるほどの酷暑が続き、外出時には熱中症のリスクが常に付きまとう。そのため、ハンデイ扇風機やネッククーラーでは事足りず、「ついに俺も…」と、意を決して日傘に手を出した男性も多いのではないだろうか?
ウォーターフロントはこのほど、20~60代の男女1,000名を対象に「日傘の利用実態」に関する調査を実施し、その結果を発表した。
猛暑の2025年、日傘デビューは「30代男性」が最多
日中の日傘利用について、女性は75.2%が日常的に使用しており、すでに定着していることがわかる。一方で、男性は64.8%が日傘を持っておらず、利用率は低いのが現状だ。しかし、日傘の新規利用者の割合を見ると、今年初めて購入・利用する男性は15.6%と、女性の8.2%を大きく上回る結果となった。特に男性30代では23%が新規利用を予定しており、男性における日傘利用が急増していることが明らかになった。
日傘の価値観に変化。「熱中症対策」が「日焼け防止」を上回る
日傘デビュー層(119名)に「購入した主な理由」を尋ねたところ、最も多かった回答は「熱中症対策のため」(74.8%)で、従来のイメージが強かった「紫外線による日焼けを防ぐため」(51.3%)を大きく上回った。このデータは、日傘に求める価値が「美容」から「安全と快適性」へと大きくシフトしていることを示している。
日傘は夏の「必需品」へ。日傘使用者の過半数が認識
日傘を使用する人にとって、日傘は「手放せない夏の必需品」と回答した人が最も多く、全体の56.7%を占めた。ただ、女性では63.3%が必需品と回答した一方、男性では40.9%に留まり、30.7%が「あったら便利だが、なくても困らない」と回答。年代別では、女性60代の67.1%が日傘を必需品と捉えており、男性20・30代も4割以上が必需品と回答した。
男性の約3人に1人は「周囲の目が気になる」と回答
日傘使用について周囲の目を気にするかという質問に対し、全体では83.5%が「全く気にならない」「あまり気にならない」と回答し、他人の目を気にしない人が大多数となった。しかし、女性は74.8%が「全く気にならない」と回答したのに対し、男性は34.7%に留まり、34.1%が「少し気になる」「とても気になる」と回答している。
<調査概要>
・調査期間:2025年7月30日~2025年8月1日
・調査方法:インターネット調査
・調査主体:株式会社Waterfront
・調査対象:20~60代の男女
・有効回答数:1,000名
出典元:株式会社ウォーターフロント
構成/こじへい