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カムチャッカ半島の地震発生時に静岡市在住の記者がとった3つの防災対策

2025.08.17

7月30日、カムチャッカ半島付近でM8.7の地震が発生した。

この地震は、日本にも津波を及ぼした。太平洋沿岸地域には津波注意報・警報が発出され、該当各自治体は対応に追われた。2011年の東日本大震災の教訓から、津波注意報が発出されると同時に指定避難所の開放が行われる。しかし、「どこの避難所が開いたのか」という市民への情報伝達には未だ課題がある。それを全市民にどう伝えるのか――。

災害関連情報というものは、各人が能動的に行動しないとそれを完全に把握することができないのだ。ここは災害が発生する前から、スマホに「備えのアプリ」をダウンロードしておく必要がある。

開設された避難所のリストをチェックできる『Yahoo!防災速報』

災害が発生した場合、または緊急地震速報や各種注意報・警報が当該地域で発出された場合、我々のスマホにはその通知が届くようになっている。これは日本国内の通信会社と国・地方自治体との協力の賜物でもある。

しかし、この通知はあくまでも速報の意味合いが強く、「注意報・警報が発出されている地域を地図で視覚的に確認する」ということはできない。また、「どこの避難所が開放されたのか」というリストも災害発生時には必要だが、各通信会社が発信する災害通知にはそのようなものはない。

『Yahoo!防災速報』は、その名が示す通り防災関連速報に留まらず、「どこに避難したらいいか?」に関する問いに答えてくれる設計になっている。

このアプリは「避難場所リスト」という機能があり、全国各地の指定避難所とその位置をマップで示してくれるのだ。自宅から最も近い避難所が開いているかどうかのチェックのみならず、具体的な場所を把握することもできる。実際問題、地元の指定避難所がどこにあるのかを把握している人は決して多くないはず。このあたりも行政にとっての課題だが、ともかく『Yahoo!防災速報』があれば「避難所ってどこにあるの!?」と慌てる必要はなくなるだろう。

『tenki.jpライト』で天候チェック

その上で、天気予報アプリ『tenki.jp』のサブスクリプションプラン『tenki.jpライト』も取り上げたい。

仮に我が地元に巨大津波が押し寄せ、その後避難生活を余儀なくされた場合、天候のチェックは普段よりも極めて大きな意味合いを持つようになる。災害対策とは、それが発生した直後よりも「避難生活をどう乗り切るか」ということに重点が置かれる。その対策のイロハのイこそ、「より正確かつ迅速な天気予報の受信」である。

『tenki.jp』の雨雲レーダーは、48時間後までの予想を見ることもできる。日本の天候は極めて複雑で、熱帯地域の国々のように「雨季は午後に断続的な雨が降り、午前はいつも晴れている」といった分かりやすい構図では決してない。故に、日本人は持てる技術の全てを天気予報に振り分ける。雨雲レーダーやアメダスだけではまだ足りず、スーパーコンピューターの開発や気象衛星の打ち上げまで行っている。

『tenki.jp』で公開されている天候情報は、まさにそのような努力の結晶である。

災害に強いモバイルバッテリーレンタルサービス『ChargeSPOT』

自分が求める情報を、いつでもどこでも閲覧することができる。そうしたことを実現したという意味で、スマートフォンはやはり偉大な発明品だ。

『Yahoo!防災速報』や『tenki.jp』のテレビに対するアドバンテージは、まさにそこにある。自分自身の判断でスマホを取り出し、今知りたい情報をすぐさま確認することができる。オンライン回線が正常に保たれていて、なおかつスマホのバッテリーが続く限りは「最新の情報をチェックできない」という事態にはならないはずだ。

そう、スマホのバッテリーが続く限りは。

逆に言えば、バッテリーが続かなければスマホはただの文鎮である。できればモバイルバッテリー、それも乾電池で充電するタイプのものを用意しておきたいが、実はこの他にも有効な充電対策となり得るのがモバイルバッテリーレンタルサービス『ChargeSPOT』である。

以下は筆者が2022年9月に静岡市を襲った大規模停電の時に経験したことだ。

市内では一般家庭の電力のみならず、信号機まで停止するような状態。市民生活自体がストップしてしまった。が、そのような状況において市内中心部の商業ビルの電力が自家発電設備により正常に稼働していたということがあった。その商業ビルに入居する喫茶チェーン店、そしてそこに間借りする『ChargeSPOT』がいつもと変わらずサービスを展開していた光景には、「テクノロジーライター」と称して各所から米を取っている筆者も驚愕するしかなかった。

このサービス、案外災害に強いのだ。

これがたとえば、7月30日のように「これから津波が来るかもしれない」という状況下であればどうだろうか。最新の情報を得るために、いつもよりも頻繁にスマホを確認するようになるはずだ。となると、当然ながらスマホの電力の消費も早い。こういう時にモバイルバッテリーがなければ、「あとどれくらいバッテリーが持つだろうか?」という不安とも戦わなければならなくなる。

そうした不安を解消するためにも、『ChargeSPOT』のアプリは欠かせない。

万全な準備は心強さに直結する

以上、災害に備えるために筆者自身が用意しているアプリを取り上げた。

これらのアプリが、非常時にも常に正答を提示し続けてくれる……とまでは断言できない。しかし、筆者が現状できうる限りの備えを講じた結果が上の3アプリであるのもまた事実で、さらに言えば此度の津波警報発令の際、どのアプリも筆者に重要な情報を提供し続けた。万全な準備は心強さに直結する。

たかがアプリ、されどアプリ。何気なくダウンロードしたアプリが、もしかしたら我々の命を救ってくれるかもしれない。

【参照】
Yahoo!防災速報
tenki.jp
ChargeSPOT

文/澤田真一

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