星野リゾートのOMOがナイトタイムエコノミーを推進するイベント「ローカルリズムナイト」を全国11施設で開催

2025.08.18

星野リゾートでは同社が全国に展開する「街ナカ」ホテル「OMO（おも）」において、2024年より、都市のナイトライフを満喫できるホテルイベント「ローカルリズムナイト」を9施設で開催している。

日本の都市観光における夜間の様々な活動を通じて、地域の魅力や文化を発信

これは、その街が持つ独自の雰囲気を肌で感じながらリラックスして過ごせる夜のイベントで、地域の文化に触れることができる体験が各施設で提供されている。

近年は夜間の様々な活動を通じて、地域の魅力や文化を発信し、消費拡大などにつなげる考え方「ナイトタイムエコノミー（※）」が注目されていることから、同社では、本取り組みが地域の魅力や文化の情報発信という側面から貢献できるとしている。

※：ナイトタイムエコノミーとは夜間（一般には、日没から日の出まで）の経済活動のこと。夜間の様々な活動を通じて、地域の魅力や文化を発信し、消費拡大などにつなげる考え方（株式会社JTB総合研究所より）。

このような背景を踏まえ、2025年8～9月にはOMO5函館、OMO5東京五反田、OMO5京都祇園、OMO3京都東寺の4施設でも新たにスタートし、計11施設での開催となる。

都市ホテルでの夜は夕食を済ませたら寝るだけになりがちだ。しかし、OMOは「テンションあがる『街ナカ』ホテル」をコンセプトに、ホテルに戻ってきてから寝るまでの時間も、素敵なひとときを過ごして欲しいと考えた。

そこで「ローカル Local」と「リズム Rythme」を合わせた「ローカルリズムナイト」と題する夜のイベントを、2024年より開催している。

これは、その街が持つ独自の雰囲気を肌で感じながら楽しめるイベント。

各施設では、街からインスピレーションを受けた空間演出や、その土地ならではの文化体験、飲食提供を通年で行なっており、宿泊者は誰でも参加することができる。

函館の街の輝きを表現したステンドグラスでOMOベース（※1）をライトアップ。カラフルなジュレが浮かぶメロンソーダやソフトクリームなどを味わいながら、木製の手回しオルガンの音色に癒されるひとときを過ごせる。函館夜景の日（※2）に合わせて開始予定。

※1　OMOベース…カフェ、ショップ、マップなど、旅を便利にする機能が備わったパブリックスペース。24時間利用可能。
※2　yakei.jpより　https://yakei.jp/japan/spot.php?i=hakodate#google_vignette

グルメの名店が並ぶ五反田の賑やかな夜をOMOベースに演出。ネオンやシャンパンタワーなどの装飾が華やかに彩る。五反田の人気店とコラボしたスイーツやおつまみ、ドリンクを思い思いに味わえば、一日の終わりが最高の気分に。

京都の老舗提灯店が手掛けた提灯が優しく灯り、夜の街「祇園」を感じる空間で、京都のお座敷文化やお茶文化を楽しんでいく。投扇興に興じたり、舞妓さん御用達のお菓子とお抹茶片手に語らうなど、京都の花街文化を体感できる。

弘法大師・空海が想いを伝えた曼荼羅（まんだら）の世界を感じる「まんだらランプアート」の光が広がる空間がOMOベースに登場。宇治煎茶とハーブティーのブレンド体験や、オリジナルの絵馬に干支に合わせた梵字を印すお守りを体験すれば、心もととのう夜時間に。

歴史的建造物をリノベーションしたOMOカフェ&バルが、夜になるとオイルランプの柔らかな光が灯るノスタルジックな空間に。100年前の時を超えたアンティークオルゴールが奏でる音色に耳を傾ければ、非日常の安らぎに浸ることができる。

金沢箔や加賀水引細工など石川・金沢の伝統工芸を用いた空間で、スタッフが目の前で淹れたお茶を金沢の茶菓子とともに味わえる「金沢KOGEIナイトサロン」。異なる2種類のお茶を飲み比べながら、色や香り、味の違いを堪能していく。

青い海や草花を想起させる琉球ガラスが彩る幻想的な空間で、島の酒を片手に特別な夜のひとときが過ごせる。厳選された飲み比べセットやスタッフがおすすめする沖縄の雑貨が並ぶ夜市、地元の演奏者による「三線ライブ」などで琉球気分を満喫できる。

＜その他のローカルリズムナイト＞

関連情報
https://hoshinoresorts.com/jp/

構成／清水眞希