
まだまだ夏の暑い盛りだが、去る8月7日は立秋で、暦の上では秋を迎えたことになる。秋と言えば芸術の秋だ。もうしばらくして過ごしやすい気温になり、木々が色づく頃には、秋風に誘われるように美術館へ出かける人が多くなることだろう。
国立アートリサーチセンターはこのほど、15~25歳男女1,800人を対象に実施した「若年層における美術館やアート全般に対する意識調査」の抜粋を発表した。
初めて美術館に来館したきっかけは、「家族や親に連れられて行った」が52.4%で最多に
「初めて美術館に来館した年齢」について尋ねたところ、「6~12歳」が38.1%と最も高く、以下「分からない・覚えていない」が23.2%、「13~15歳」が13.8%と続いた。
「初めて美術館に来館したきっかけ」について尋ねたところ、「家族や親に連れられて行った」が52.4%と最も高く、次いで「学校の授業や課外学習で行った」が18.6%、「分からない・記憶にない」が10.7%となった。
美術やアートへの興味・関心がある割合は女性が48.6%で、男性が37.0%
選択肢を提示した上で「美術やアートへの興味関心についてあてはまるもの」と尋ねたところ、「美術作品やアート作品を鑑賞することが好きだ」が14.1%、「好きな美術作品・アート作品がある」が13.3%、「何かを描いたり作ったりすることが好きだ」が13.1%、「美術の授業が好き・好きだった」が12.8%という結果になった。
また、美術やアートへの興味・関心がある人の割合を男女別で見たところ、女性が48.6%で、男性が37.0%となり、女性のほうが美術やアートへの興味・関心がある人が多いとわかった。
構成/こじへい