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話題の「ジャングリア沖縄」と本物のジャングルに行くのではどちらが安いのか?

2025.08.09

「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」が2025年7月25日ついにオープンしました。「Power Vacance!!」をテーマに、やんばるの大自然のなかでさまざまなアトラクションを体験できる大型テーマパークです。総面積約60ヘクタールの広大なパーク内にアトラクションやエンターテインメント、スパやレストラン、ショップなどがそろい、話題となっています。旅行の計画を立てている人もいるかと思いますが、オープン当初の混雑やトラブルなども報道されているので、しばらく様子見という人もいると思います。

ここで60カ国以上を旅した経験のある筆者は、ふと思いました。「ジャングリア沖縄」と本物のジャングルに行くのでは、どっちが安いのか?

もちろん、「ジャングリア」はあくまでジャングルをテーマにしたテーマパークであり、アトラクションが楽しめますが「本物のジャングル」の冒険とは異なります。それはわかりつつも、どうせなら本物のジャングルにも行ってみたくなってしまいました。ざっくりのツアー費用を比べてみましょう。

沖縄のジャングリアに行く場合(2025年8月下旬の例)

2025年8月下旬の土曜日出発、2泊3日の日程を想定します。各旅行会社のサイトで調べた平均的な価格を以下にまとめました。

出典:ジャングリア沖縄広報写真

  • 航空券+ホテル(2泊)のパックツアー費用例: 1人あたり 6万円〜10万円程度

内訳: 羽田空港から那覇空港までの往復航空券(LCC〜大手航空会社)、那覇市内または沖縄本島北部のホテル2泊
特徴: 旅行会社(JTB, HISなど)が提供するツアーは、自分で手配するより割安になることが多いです。
ジャングリアのチケット: 1人あたり 6930円
その他: 現地でのレンタカー代、食費、お土産代などを加えると、1人当たり総額6万円〜10万円程度が目安となります。

  • 個人手配の場合:1人当たり総額8万円〜15万円程度

往復航空券(羽田ー那覇): 1人あたり 3万円〜6万円
※ LCC(ピーチ、ジェットスターなど)を利用すれば3万円台で探せることもあります。
ホテル(2泊): 1人あたり 1万円〜3万円
※那覇市内のビジネスホテルであれば比較的安価です。
ジャングリアのチケット: 1人あたり 6930円
その他: 現地でのレンタカー代、食費、お土産代などを加えると、1人当たり総額8万円〜15万円程度が目安となります。

海外の本物のジャングルに行く場合(2025年8月下旬の例)

訪問先によって大きく費用が異なるため、比較的アクセスの良い東南アジア(マレーシアのボルネオ島、シンガポール)と、より本格的な南米(アマゾン)のジャングルを例に挙げます。そして、恐竜はおそらくいませんが、アトラクションに並ぶ必要もありません。

ボルネオ島のジャングルに行く場合

ボルネオ島は、マレーシア領とインドネシア領に分かれており、特にマレーシア領のコタキナバルやサンダカンが観光拠点となります。野生のオランウータンやテングザルなど、より本格的なジャングル体験が可能です。

  • 航空券(東京ーコタキナバル): 1人あたり 10万円〜15万円
    • 8月下旬は夏休み期間のため高めです。直行便は少なく、クアラルンプールなどで乗り継ぎが必要な場合が多いです。
  • 現地でのジャングルツアー:
    日帰りツアー: リバークルーズなどでテングザルやホタルを鑑賞するツアーは、1人あたり 1万円〜2万円程度です。宿泊付きツアー: ジャングルロッジに泊まる本格的なツアー(2泊3日など)は、1人あたり 5万円〜10万円程度が目安です。食事やガイド代が含まれていることが多いです。
  • ホテル(2泊): 1人あたり 1万円〜3万円
    ※コタキナバルのホテルは、リゾートホテルから安価なものまで幅広くあります。
  • 総額(3泊4日を想定): 航空券、宿泊費、ツアー代、その他費用を含めると、1人あたり15万円〜30万円程度が目安となります。本格的なジャングルロッジに連泊するツアーを選ぶと、さらに高くなります。

シンガポールの〝ジャングル〟に行く場合

シンガポールは都市国家であり、広大な自然のジャングルは存在しません。しかし、「ナイトサファリ」や「シンガポール動物園」などのテーマパークや自然保護区でジャングル体験ができます。ある意味「ジャングリア沖縄」と似た体験ともいえるでしょう。

  • 航空券(東京ーシンガポール): 1人あたり 8万円〜12万円
    ※LCCや乗り継ぎ便を利用すれば安く抑えられますが、物価が高いため全体的に旅費は高めになります。
  • ホテル(2泊): 1人あたり 2万円〜5万円
    ※シンガポールのホテルは総じて高価です。
  • テーマパークの入場料:ナイトサファリの入場券+トラム乗車券で、1人あたり1万円程度です。シンガポール動物園など他の施設とのセット券を利用する手もあります。
  • 総額(2泊3日を想定): 航空券、宿泊費、入場券、その他費用を含めると、1人あたり15万円〜25万円程度が目安となります。

そして、ジャングルといえば南米のアマゾン

  • 往復航空券(日本ーアマゾン近郊の都市): 1人あたり 30万円〜50万円以上
    ※乗り継ぎが複数回発生することが多く、フライト時間が長いため、非常に高価です。
  • 現地でのジャングルロッジ滞在+ツアー(3泊4日): 1人あたり 10万円〜20万円 
    ※専門ガイド付きの宿泊・食事がすべて含まれたパッケージが一般的です。
  • 総額(1週間程度を想定): 航空券、宿泊・ツアー代、現地での交通費などを合わせると、総額50万円以上となることが多いです。

結論:沖縄のジャングリアに行く方が安い!ただ、最安値で見ると…

具体的な費用例を比較すると、沖縄のジャングリアに行く方が安価であることがより明確になります。

  • 沖縄のジャングリア: 1人あたり 6万円〜15万円程度
  • 海外のジャングル(東南アジア): 1人あたり 15万円〜25万円程度
  • 海外のジャングル(アマゾン): 1人あたり 50万円以上

ジャングリア沖縄は、海外旅行に比べて航空券代や現地での滞在費を大幅に抑えることができ、手軽にジャングル気分を味わうことができます。

ただし、「最安値」を追求すれば、沖縄のジャングリアと東南アジアのジャングル旅行は、費用の差がかなり縮まる可能性があります。特に、LCCのセールをうまく利用したり、現地での宿泊費を安く抑えたりすれば、時期によって東南アジアの方が安くなるケースもありそうです。

「ジャングリア」はテーマパークであるため、ジャングルをテーマにしたアトラクションが楽しめますが、当然「本物のジャングル」の冒険とは異なります。一方、海外の本物のジャングルは、移動時間や費用がかかる分、非日常的な体験や本格的な探検を楽しむことができます。おそらく恐竜はいませんが、本物でジャングルでしか体験できないこともたくさんあるので、費用だけでなく、どのような体験をしたいのかも含めて検討してみるのがいいのではないでしょうか。

文/相原アイコ
トラベルライターではないが一般企業に勤めつつ、世界60か国以上に渡航経験あり。「どうせ休むなら全力で」がモットー。

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