いすゞのEVピックアップトラック「D-MAX EV」がBluE Nexus、アイシン、デンソーが共同で開発した電動駆動ユニットeAxleを採用
2025.08.12
BluE Nexusとアイシン、デンソーが共同開発した電動駆動ユニットeAxleが、2025年4月に生産開始された、いすゞ初のバッテリーEV(BEV)ピックアップ「D-MAX EV」に搭載されたと発表した。
フロントとリアに新開発のeAxleを搭載
今回搭載された製品は、フロントとリアに新開発のeAxleを組み合わせ、フルタイム4WDシステムとすることで、ピックアップトラックに求められるタフな基本性能(耐久性/積載・牽引性能/悪路走破性)と、BEV特有のリニアな加速感と低騒音・低振動の両立に貢献している。
D-MAX EVが、欧州主要国への出荷を皮切りに、市場特性やユーザーのニーズに応じて順次グローバルに拡大されることに伴い、同製品も世界各地で高性能駆動ソリューションを提供していく。
今後も、BluE、アイシン、デンソーは、それぞれの強みとノウハウを生かし、価値ある技術や製品を提供していく。また、BluEを通じて、あらゆる電動車に製品を搭載することで、社会のカーボンニュートラルの実現に貢献していくとしている。
■eAxleとは
電気自動車(EV)やハイブリッド車(HEV)などの電動車に搭載される、モーター、インバーター、ギアを一体化した駆動ユニットのこと。従来の電動車では、これらの部品が個別に配置されていたが、eAxleはそれらをまとめてコンパクトなパッケージにすることで、省スペース化、軽量化、効率化を実現している。
■BluE Nexusとは
BluEは、2019年4月に設立された電動化システム・電動駆動モジュールの開発・販売会社。世界中のユーザーのニーズに応え、電動車のさらなる発展・普及、社会のカーボンニュートラルの実現に貢献していくことをめざしている。
関連情報:https://www.blue-nexus.co.jp/
構成/土屋嘉久