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航続距離は846km!アウディが「A6 Sportback e-tron/Avant e-tron」を発売

2025.08.09

アウディ ジャパンは、2025年7月24日、プレミアムアッパーミッドサイズの電気自動車(BEV)であるA6 e-tronシリーズとスポーツグレードのS6 e-tronシリーズを発売することを発表した。

A6 e-tronシリーズ

このA6 e-tronシリーズは、アウディがポルシェと共同開発した、スポーティでハイパフォーマンスな電気自動車プラットフォームPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を採用した、Q6 e-tronシリーズに次ぐ2番目のモデルであり、PPE採用モデルとして初めてのフラットフロアコンセプトモデルでもある。このPPEにより、優れた走行性能、一充電走行距離、効率、充電、そしてアッパークラスに匹敵する広い居住空間が可能になった。

S6 e-tronシリーズ

今回登場するのは、A6 e-tronシリーズから、4ドアクーペのA6 Sportback e-tron performanceと、ステーションワゴンのA6 Avant e-tron performanceの2タイプで、各タイプにスポーツグレードのS6 Sportback e-tron quattroおよびS6 Avant e-tronが設定された。

エレガントでプログレッシブなエクステリアデザイン

エクステリアは、ダイナミズム、プログレッシブ、エレガントであることに焦点を当てた、クリーンなデザインになっている。A6 e-tronのフロントは、調和がとれた豊かな表情を持ち、スリムなデザインのデイタイムランニングライトと幅の広いグリルにより、フラットかつワイドに見える。閉ざされたブラックマスクに囲まれたシングルフレームグリルが、アウディの電気自動車e-tronモデルであることを主張している。

そしてe-tronの低く力強いボディがダイナミックなルーフラインを支え、quattro(クワトロ)ブリスターの彫刻的で筋肉質な形状がquattro四輪駆動を強調。これはAudi DesignのDNAの重要な要素であり、アウディでは「テクノロジーの可視化」と表現している。車両の心臓部にあたるバッテリーは、シル部分のブラックインサートによって強調されている。

このインサートはフラット、スリム、そしてダイナミックな印象を与え、リヤまで伸びてリフレクターと一体化することで、A6 e-tronの視覚的に伸びやかなエクステリアデザインを実現している。Avantタイプは、Dピラーが前方に鋭角に傾斜した非常にフラットなルーフラインが特徴で、Aピラーからルーフスポイラーにかけてのアルミ調のトリムは、A6 Avant e-tronの新しい特徴となっている。

リヤはスポーティなエレガンスとパワフルな印象を融合している。クリーンな構造と連続した立体的なライトストリップが組み合わさって、明瞭さと落ち着きを与えている。特に、Sportbackのスポイラーリップは、リヤを印象付け、目を引くリヤディフューザーとともにスポーティでダイナミックな外観をさらに強調している。

さらにA6 e-tronは、デザインと空力を高次元で両立している。ミリ単位で徹底的に最適化されたA6 Sportback e-tron performanceの空力ボディは、アウディ史上最も優れたCd値0.21を実現し、圧倒的な一充電走行距離(WLTCモード)769kmに貢献している(Audi A6 Avant e-tron performanceはCd値0.24、一充電走行距離726km)。

なおA6 e-tronには、エアロホイールとして設計された19インチのプラチナムグレー5アームダイナミックデザインアルミホイールが標準装備され、オプションのS lineパッケージには20インチのブラックメタリックポリッシュ仕上げの5スポークトライポッドデザインアルミホイールが用意されている。S6 e-tronには20インチホイールが標準装備され、21インチのアルミホイールがオプションとして用意されている。

インテリアとAudi MMIパノラマディスプレイ

A6 e-tronの3Dかつ高いコントラストを持つインテリアデザインは、要素を意図的に前後に配置して、デザインとエルゴノミクス(人間工学)の観点から、乗員に最適化された空間設計となっている。MMIパノラマディスプレイは、曲面デザインとOLED技術を備えた11.9インチのAudiバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成され、オプションのテクノロジーパッケージに含まれる助手席用の10.9インチのMMIフロントパッセンジャーディスプレイとともにデジタルステージを形成している。

そしてMMIフロントパッセンジャーディスプレイでは、アクティブプライバシーモードにより、助手席の乗員はドライバーの運転を妨げることなく、エンターテイメントコンテンツを楽しむことができる。速度やシートの占有状況に応じて、プライバシーモードをオンにしたり、またはコンテンツを全員が見えるようにすることができる。

OSには、アウディとしてはじめてAndroid Automotive OSを採用し、標準のアプリケーションに加えて、YouTubeなどのサードパーティのアプリをダウンロードして利用することも可能。アプリストアのコンテンツは常に最新に更新される。

さらにオプションのARヘッドアップディスプレイは、デジタルステージのもう1つの中心的な要素で、ディスプレイテクノロジーの進化を象徴している。このディスプレイは、ドライバーに向かってフロントガラスに、速度、交通標識、アシスト情報、ナビゲーションシンボルなどの関連情報を、車両から約最大200m先に焦点を合わせた位置に仮想表示することで、ドライバーの視線の移動を最小限に抑えることができる。

そしてインテリアは、居心地の良い雰囲気を作り出す。ソフトラップインテリアはドアからドアへとパネル全体にわたって広がり、乗員を包み込むような空間感を生み出す。素材は機能的な観点から選ぶとともに、さまざまなエリアを明確にデザインで差別化している。快適さを重視したエリアは、広々とした表面と柔らかい素材でデザインされており、その一方で、操作・コントロール類には高品質なハイグロスブラックを採用し、車両操作に必要な明確さを確保している。

低く配置された細いエアベントは背景に溶け込むように見える。オプションの第2世代バーチャルエクステリアミラーのディスプレイもソフトラップの中に溶け込み、Aピラーとドアシルの明確に見える位置に配置されている。そして、ミラーからミラーまでデジタルインストルメントパネル全体に広がり、ウィンドシールドのベースにあるダイナミックインタラクションライトを介して接続されている。ミラー調整、ライティング、およびロックシステムなどの主要な機能は、ドライバー側のドアのセントラルコントロールパネルにコンパクトに統合されている。

一充電走行距離と充電性能

強力でコンパクトかつ高効率な電動モーターと、PPEのために新たに開発されたリチウムイオンバッテリー(12モジュール、180個のプリズマティックセル、総電力量100kWh [正味容量94.9kWh])により、A6 Sportback e-tron performanceの一充電走行距離は769km、A6 Avant e-tron performanceは734kmを実現。両モデルは1基の電気モーターを搭載した後輪駆動で、システム最高出力280kWを発揮して、アウディらしいスポーティなドライビングエクスペリエンスを提供する。

その実力は、0から100km/hまで5.4秒で加速し、最高速度は210km/hです。さらにA6 Sportback e-tronに、新世代のバーチャルエクステリアミラーとアダプティブエアサスペンションを組み合わせたオプションのレンジプラスパッケージを装着した場合は、一充電走行距離が846kmとなり、日本国内最長の一充電走行距離を達成する電気自動車となる。

一方、S6 Sportback e-tron/S6 Avant e-tronは2基の電気モーターを搭載したquattro四輪駆動で、システム最高出力405kWを発揮。0から100km/hまで3.9秒で加速し、最高速度は240km/hとなる。一充電走行距離は、S6 Sportback e-tronが726km、Audi S6 Avant e-tronが706kmとなっている。

なおA6 e-tronは、プレミアム チャージング アライアンス(Premium Charging Alliance:PCA)をはじめとする150kWの急速充電器を利用時には、最大135kWの充電が可能で、充電状態(SoC)10%から80%の充電を約35分で行なう。そしてAC充電には、最大8kWに対応する。

高度な回生システム(回生ブレーキ)は、A6 e-tronの効率と一充電走行距離を向上させる重要な要素となる。このシステムは最大220kWを回生し、日常のブレーキプロセスの約95%に対応。温度とバッテリーの充電状態が重要な役割を果たす。回生はフロント・リヤ両アクスルで行われるが、軽度の減速は効率化のためにリヤアクスルで行なう。また、より強力な電動モーターにより、後軸での回生ブレーキ性能が向上する。

そして今回、プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)の一環として、従来のe-tronモデルでおなじみの統合ブレーキシステム(iBS)が大幅に強化され、前後アクスルごとに、機械的な摩擦ブレーキと電動モーターによる回生ブレーキのブレーキブレンディング(最適組み合わせによるブレーキング)が可能となった。

(写真 16.jpg)

これまでのe-tronと同様、A6 e-tronには2段階の回生オプションがあり、ステアリングホイールのパドルで調整可能となっている。コースティングも可能で、ドライバーがアクセルペダルから足を離すと車両は惰性でのコースティング走行を行なう。もう1つの仕様として「B」ドライブモードがあり、このモードでは「ワンペダルフィーリング」に近い、強力な回生減速を行なう。先を見越した予測運転スタイルでは、ほとんどすべての減速を「B」ドライブモードで、ブレーキペダルを踏まずに制御することができる。

【メーカー希望小売価格】

A6 Sportback e-tron performance 9,810,000円(税込)
S6 Sportback e-tron 14,400,000円(税込)
A6 Avant e-tron performance 10,120,000円(税込)
S6 Avant e-tron 14,710,000円(税込)

関連情報:https://www.audi.jp/

構成/土屋嘉久

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