動画クリエイター向けカメラが好調
動画撮影ニーズの高まりを背景に、360度アクションカメラや動画向け機能が豊富で持ち運びやすいコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)が好調だ。個人でも本格的な映像制作を手軽に楽しめる時代に。
キヤノン『PowerShot V1』
オープン価格(実勢価格14万8500円)
予想以上の販売で納品6か月待ち!

1.4型CMOSセンサーを搭載しており、Vlogから複数人での撮影といった幅広いシーンでの撮影に対応している。大きさとグリップ感もちょうどよく、気軽に動画撮影を楽しめる。
〈ヒットのカギ〉スマホにはない撮影体験を提供
「高画質・高倍率な撮影をカジュアルに楽しめるコンデジは、『カメラで撮る』体験を通じて、スマホ撮影に慣れたZ世代の心を掴んでいます」(キヤノン 山田悠太さん)
Insta360『Insta360 X5』
8万4800円(通常版)
売上前モデル比119%!

360度カメラの王者Insta360から新モデルが登場した。センサーやバッテリーなど基礎性能が向上し、新搭載のスチールメッシュ製風防が風切り音を効果的に抑えてくれる。
〈ヒットのカギ〉レンズ交換機能を新搭載
「旧モデルでは本体とレンズが一体化していましたが、『Insta360 X5』では交換式レンズを採用しました。用途やシーンに応じて付け替えられるため、撮影の自由度が大きく広がりました」(Insta360Japan 陳樺さん)
中価格帯でハイエンド並み!実力派オーディオ続々登場
オーディオガジェットは低価格帯のお値打ちモデルや高価格帯の高品質モデルが話題に上りがちだが、昨今はミドルレンジながらもハイエンド並みの高音質が楽しめる製品が注目を集めている。
Edifier『Edifier M60』
2万3980円
累計販売台数1万台以上!

片手で持てる程度の小型サイズながら、総出力66Wの高品質かつパワフルなサウンドが楽しめる。ミニマルなデザインで、置き場所を選ばないのもポイントだ。
〈ヒットのカギ〉小型なのにパワフルなサウンド
「サイズや価格からは想像できない高音質が強み。LDAC対応で、Bluetoothでもハイレゾ音源を楽しめます。デビュー機にもセカンド機にもおすすめです」(Edifier Japan 仲田祥基さん)
Shokz『OpenDots ONE』
2万7880円
クラファンで支援額3.1億円を達成した話題作

オープンイヤー型イヤホンを多数手掛けるShokzから、イヤーカフ型がついに誕生。わずか6.5gと軽量ながら迫力あるサウンドを楽しめる。耳の左右を気にせず装着できる機能も便利だ。
〈ヒットのカギ〉開放型でも驚きの没入感
「軽さとフィット感に加え、Dolby Audioにも対応し、装着感と音質の両面で優れたリスニング体験を提供します。イヤーカフ型オープンイヤーの最終解といえる一台です」(Shokz PR担当者)
高性能ノイキャン付きヘッドホンが人気
外出時にヘッドホンを使う人の多くは、ノイズキャンセリング(ノイキャン)や外音取り込みの性能を重視している。そこで最新技術を駆使した高品質ノイキャン付きモデルに注目が集まっている。
ソニー『WH-1000XM6』
オープン価格(実勢価格5万9400円)
新規ユーザー前モデル比110%!

ノイキャン用のプロセッサーを7年ぶりに刷新し、処理速度が7倍以上に高速化した。内蔵マイクも8個から12個に増え、ノイキャンや外音取り込みの精度向上に貢献している。
〈ヒットのカギ〉クリエイターの音を忠実に届ける技術
「クリエイターの音を忠実に届けるため、音質・ノイキャン・装着感のすべてにこだわりました。その思いが受け入れられたのだと思います」(ソニー 加藤功将さん)
文/桑元康平=すいのこ 編集/千葉康永
※本記事内に記載されている商品の価格は2025年6月30日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。