
夏の暑さも観光地の混雑も回避できると注目の朝活。自然の中でリフレッシュできるアクティビティや動物とのふれあいなど、静かな朝に心を整えながら一日のスタートを切れそうな多彩な朝活テーマがある。ではどのような、活動が人気なのだろうか。
リクルートが運営する旅行情報サイト『じゃらんニュース』は、「朝活」に関するアンケート調査を行ったので、その結果をお知らせしよう。
『じゃらん』ユニークな体験ができる朝活テーマランキング
ユニークな体験ができる朝活1位は「サップ・カヌー・カヤック体験」が獲得。朝の静けさと自然の中で、五感が刺激されるだけでなく、美しい朝焼けが見られるなど非日常を体感できる点が魅力だ。
続く2位は「牧場の“朝しぼりミルク”体験」、3位には「豆腐・納豆づくり見学」がランクインし、動物とのふれあいや、職人技を間近に見る体験が支持を集めている。
そのほかTOP10には、食やグルメを堪能するものからアクティビティまで多彩なテーマが並ぶ結果となった。
また、朝活を実施するメリットについて聞いたところ、「時間の有効活用」や「混雑回避」を抑え「夏の暑さを避けられる」が1位に。梅雨明けから続く猛暑を避けて、できるだけ夏を快適に過ごしたい意向がうかがえる。
連日の猛暑を受けて、今後は夜間のみならず、早朝の時間帯を利用したおでかけにも注目が集まりそうだ。
1位:サップ・カヌー・カヤック体験
朝の静けさの中、鳥の声や水の音に癒やされながら楽しむアクティビティは、季節ごとの景色や空気を感じることで、五感が刺激される点も魅力。
<体験例>
●朝焼けの湖カヌー体験/フォレスト&ウォーター みなかみベース [群馬県]
一日の始まりを湖の上で迎えるカヌー体験。まだ誰もいない静かな世界で、キラキラと輝く水面に360度を絶景に包まれる爽快な冒険気分が味わえるのが魅力。子ども(4才~)から大人まで幅広い世代で楽しめる。
●朝焼け 光の道 カヤックでとっておきの非日常体験!/トリトンマリンクラブ [静岡県]
波ひとつない穏やかな早朝の奥浜名湖を、カヤックで進むツアー。朝の静かな時間と澄んだ空気の中、まっすぐにのびる光の道と朝焼けの感動絶景が広がる。天候によっては遠景の富士山が見えることも。
2位:牧場の“朝しぼりミルク”体験
朝の牧場では、澄んだ空気の中で草の香りや牛の鳴き声など、自然の音に包まれてリラックスできるほか、動物たちがのんびりと過ごしている様子を間近で見られる。
<体験例>
●モ~ニング手しぼり体験/マザー牧場 [千葉県]
マザー牧場に併設する「マザー牧場 グランピング THE FARM」では、宿泊者限定アクティビティとして朝7時45分から乳牛の手しぼり体験を実施している。乳牛のぬくもりを感じながら、牧場らしい朝を体験できる。
3位:豆腐・納豆づくり見学
豆腐・納豆づくりにおいて、朝は工房や製造所が最も活気づく時間帯だ。職人の丁寧な作業をじっくり観察しながら、豆腐や大豆製品の魅力を深く知る機会になる。
<体験例>
●朝市・工場見学/おとうふ工房いしかわ [愛知県]
毎月第1土曜の朝7時~9時に開催されるイベントで、朝市限定で工場見学ができる。朝市では、豆腐や関連商品がアウトレット価格で購入できるほか、ドーナツつみ放題、きらず揚げ詰め放題もあり、充実した朝時間が楽しめる。
●朝豆富見学/FUJIYA HOSTEL [鹿児島県]
毎週月曜・金曜の早朝5時から、宿泊施設からほど近い豆富店「山下商店」で職人の手仕事を間近で見学できる。大豆から豆乳、豆乳から豆富へと変わる工程を知ることで、食卓に並ぶ豆富により愛着がわくはず。素朴で温かい島の魅力を感じられるだろう。
4位:朝の滝めぐり&滝行体験
滝めぐりは、早朝に訪れることで混雑を避け、涼しさを感じながら自然の美しさをじっくり堪能できる点が魅力。朝の光に照らされる滝は特に神秘的。滝行体験は、澄んだ空気と冷水で心身を浄化し、自分自身と向き合える貴重な体験ができる。
5位:お寺の朝マルシェ&朝茶会
お寺の朝マルシェは、境内で地元の農産物や手作り雑貨などが並ぶ催しだ。早朝に訪れることで涼しく人が少ない中で地元の魅力を味わえる。
朝茶会は、早朝に実施される茶会のこと。朝の澄んだ空気の中、季節の風情や茶の香りを堪能すれば、心と体にやさしい穏やかな一日が始められそうだ。
<体験例>
●天空を楽しむ茶道体験「朝茶の湯」/東京タワー [東京都]
東京タワーの展望台で楽しむ「朝茶の湯」では、朝の絶景に包まれながら、心を整える優雅な時間が満喫できる。毎月2回、朝8時過ぎから開催し、街を見下ろす非日常の空間で心身ともにリフレッシュが叶う。
そのほか、6位以下のテーマ概要を紹介しよう。全国で体験できるスポットや時期もさまざま。ランキング情報を参考に、この夏は朝活にチャレンジしてみてはいかがだろう。
6位:空港早朝グルメめぐり
空港早朝グルメめぐりは、早朝に空港を訪れ、空港内の飲食店で朝ごはんを楽しむこと。混雑前の時間で、多彩なグルメを満喫できるのも魅力。羽田空港や関西国際空港など、飛行機に乗らなくても旅行気分を味わえる、ちょっと特別な朝の過ごし方ができる。
7位:漁港の朝市めぐり
漁港の朝市めぐりは、とれたてで新鮮な海の幸を味わいながら、早朝ならではの活気ある市場の雰囲気を堪能できる。地元の人とのふれあいを楽しめるのも醍醐味。全国各地の漁港には、旅の始まりにぴったりな“海の朝ごはん”が待っている。
8位:朝のボルダリング・アスレチック
ボルダリングやアスレチックは、朝から体を動かし、心身を目覚めさせてくれるアクティビティ。静かな時間帯に集中して挑戦することで得られる達成感や爽快感が魅力で、一日の始まりにエネルギーを与えてくれそうな朝活だ。
9位:朝どれ野菜収穫体験
朝どれ野菜収穫体験は、自然の中で新鮮な空気を感じながら旬の野菜にふれられるのが醍醐味。季節ごとに多彩なとれたて野菜が味わえるほか、BBQや宿泊施設を併設しているスポットなど、一日満喫できる農園もある。
10位:朝ヨガ・禅体験(絶景スポットや寺社で)
朝ヨガ・禅体験は、静かな朝に呼吸と心を整え、心身のバランスをリセットできる穏やかな時間が過ごせる。絶景スポットなど自然の中で行うものから、寺社で実施するイベントなど開催時期もさまざま。
調査概要
調査方法:インターネット
調査対象:47都道府県在住の20代~50代
有効回答数:1,083名
調査実施期間:2025年6月12日(木)~2025年6月16日(月)
調査機関:インテージ
※紹介している内容は2025年7月21日時点の情報
※「じゃらん ユニークな体験ができる朝活ランキング」
※出かける際には、ホームページなどで最新情報の確認を
関連情報
https://www.jalan.net/news/article/882312/
構成/Ara