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デート代はどっちが支払うべきか問題、女性は「平等負担でもOK」、男性は?

2025.08.07

デート代は誰が払うべきか、結婚相手にどの程度の年収を求めるか。恋愛・結婚において、お金に関する価値観の違いが関係性に与える影響が議論されている。

そこで、マシェバラトークが運営するオウンドメディア『マシェラボ』編集部は、日本全国の20歳~49歳の未婚男女362名を対象に、恋愛・結婚における「お金」事情に関する調査を実施したので、結果を紹介しよう。

男性の本音:「やっぱり多く払ってしまう」

デート経験のある男性に「理想の支払い方法」と「実際の支払い方法」を聞いたところ、男性が思っている以上にデート代を多く負担するケースが多いことが明らかに。

理想として男性負担を望む人が45.4%(「男性が全額支払うべき(17.5%)/男性が多めに支払うべき(27.9%)」の合計)に対し、平等負担を望む人は39.6%(「完全に割り勘にすべき(21.4%)/収入に応じて分担すべき(18.2%)」の合計)とほぼ拮抗していた。

しかし実際には、男性負担が53.3%、平等負担は23.4%となっており、現実のデートでは平等負担よりも男性負担となることが約2.3倍も多いようだ。

この結果から見えてくるのは、「平等の方が良い」と思っている男性でも、実際のデートでは「やはり男性が払うべき」という社会の雰囲気や、相手への気遣いから多めに支払ってしまう現実だ。男性が希望する以上に、経済的な負担を背負っている実態が見えてきた。

女性の本音:「平等負担でもいいんだけど」、男性が配慮して負担

はじめに男性側の視点を見てきたが、女性側の視点ではどうなのだろうか。デート経験のある女性にも同様の質問をしたところ、女性目線でも男性と同じような傾向が示された。

女性側の理想は、男性負担を望む人が42.0%、平等負担を望む人が40.0%と、両者の差はほとんどない。その一方で、実際には男性負担が48.9%、平等負担は30.3%となっており、現実のデートではやはり男性負担となるケースが多いようだ。

この結果からは、女性の多くも「もう少し平等な負担でもいいのに」と考えているものの、現実では男性の配慮で多めに負担してもらっている状況がうかがえる。

女性も男性と同じような考え方を持ちながらも、実際には男性の気遣いを受け入れていることが明らかになった。

男女ともに約4割の人が平等な負担を理想としているにも関わらず、「デートでは男性が払うもの」という社会的な慣習が根強く、お互いへの気遣いも相まって、従来の支払いパターンになりやすい現状があるようだ。

結婚相手の年収、400万円以上を希望する女性が4割以上!40代男性の約半数は結婚相手の年収を「気にしない」

デート代の負担に関する男女それぞれの意識が見えてきたが、より長期的な視点ではお金についてどのように考えているのだろうか。

結婚相手に求める年収の最低ラインについて質問したところ、女性の方が相手に高い年収を求める傾向があり、結婚において相手に求める年収条件には大きな意識差があることが確認できた。

400万円以上を求める人の割合を見ると、男性は26.1%、女性は44.2%となった。また、500万円以上を求める人は、男性11.0%に対し女性26.4%と、女性の方が高い年収を重視する人が多くなっている。

一方で、「年収は重視しない」と回答した人は男性35.2%、女性16.0%と、男性の方が年収以外の要素を重視する人が多いことが判明。

この結果から、女性の方が結婚相手の経済的安定性をより重視しており、男性は年収以外の要素の重要性が相対的に増す傾向があることを示している。現代では価値観の多様化が進んできているが、経済面での期待値には一定の男女差が残っているといえそうだ。

結婚相手への年収期待に男女差があることが分かったが、さらに年代別に分析すると興味深い傾向が浮かび上がる。特に男性の「年収を重視しない」という回答を年代別に見ると、年齢が上がるほど年収にこだわらない人が増加していることが明らかに。

「年収は重視しない」と回答した男性は、20代では24.5%であったが、30代では40.7%、40代では49.0%と大幅に増加している。

また、400万円以上を希望する男性は、20代では36.2%、30代では24.1%、40代では9.9%と年代が上がるにつれて大幅に減少しており、男性が年齢とともに年収以外の要素をより重視するようになることが読み取れる。

女性の場合は、男性とは異なる傾向を示していた。400万円以上を希望する女性は、20代では38.0%、30代では52.7%、40代では47.7%となり、30代でピークを迎える傾向が見られる。女性が結婚相手に求める年収は、30代において高まりやすい傾向があるといえそうだ。

また、女性については40代において興味深い変化が見られる。それは、300万円以下でも許容する人(「年収は重視しない」を含む)が40代にかけて21.7%へと大きく減少すると同時に、「わからない」と回答した人が30.4%へと大きく増加している点だ。

これは「一定の経済基盤は必要だが、年収だけでなく総合的に判断したい」という、40代女性の複雑な心境を表していると考えられる。

女性は結婚相手の「借金」に強い警戒心、男性は金銭感覚への関心薄い

結婚相手への年収期待に続いて、より具体的な金銭感覚についても調査を実施。恋人や結婚相手の金銭感覚で最も重視する項目を質問したところ、女性は結婚相手の堅実な金銭感覚を重視する一方で、男性は女性ほどは意識していない傾向が見られた。

男性は1位が「借金・ローンの有無」で16.6%、2位が「特に重視することはない」で16.1%、3位が「娯楽・交際費の使い方」で15.6%となった。

一方、女性は1位が「借金・ローンの有無」で27.6%、2位が「娯楽・交際費の使い方」で16.6%、3位が「貯金・投資への取り組み」で14.1%という結果に。

この結果を詳しく見ると、まず女性の「借金・ローンの有無」への関心の高さが目立つ。男女ともに1位の項目ですが、女性は男性を大きく上回り、約11ポイントの差があった。

また、女性3位の「貯金・投資への取り組み」も男性は7.5%と低い割合で、将来への備えに対する意識の違いが表れている。

一方、男性の特徴として注目されるのは、2位に「特に重視することはない」が入っている点だ。女性でこの項目を選んだのは7.4%にとどまっており、男性の方が結婚相手の金銭感覚についてあまり意識しない人が女性に比べて多いことが分かる。

まとめ:お金と価値観から見る、より良い関係を築くヒント

今回の調査結果からは、恋愛や結婚におけるお金の捉え方には、男女間で違いがあることが見えてきた。

デート代については、男女ともに「平等な負担でもいい」と考えながらも、実際には男性が多く支払うという現実があるようだ。

一方で、結婚相手に求める経済力になると、女性はより堅実な視点を持ち、男性は年齢とともに相手の年収を気にしなくなるという、異なる傾向がうかがえる。

こうした違いの背景には、経済的な「安心」や「リスク」に対する考え方の差があるようだ。女性は将来の生活を現実的に考え、相手の堅実さを重視する傾向があった。

一方で男性は、「自分が支えなければ」という昔ながらの考えと、「もっと対等でありたい」という本音の間で揺れているように見える。社会全体の価値観が変化する中で、こうした気持ちが一人ひとりの金銭感覚に影響を与えているのかもしれない。

これらの男女の違いは、自身の関係性について考える良いきっかけになりそうだ。お金の話はデリケートだが、相手に何を求め、どんな関係を築きたいかを改めて見つめ直すことが大切。

お互いの考えを推測するのではなく、率直に話し合ってみることが、すれ違いをなくし、より良い関係を築くためのヒントとなるのではないだろうか。

調査の実施概要
調査機関:自社調査
調査方法:インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)
対象エリア:日本全国
対象者:20歳~49歳の未婚男女
調査期間:2025年6月23日~6月30日
有効回答:362名※
※性別・年齢層の人口分布を考慮したサンプリング

出典元
https://machetalk.jp/media/dating-money-gender-gap-survey/

構成/Ara

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