
ワタクシ、健康診断を目前に控え、年に一度の酒控え期間に突入いたしました。
以上を鑑みましてェ~今回はノンアルドリンクの『サッポロ 濃い搾りレモンサワー ノンアルコール』でございます。
↑『サッポロ 濃い搾りレモンサワーノンアルコール』(350ml)。近所のスーパーで127円でした。
賢いチンパンジーなら可能なほどの超絶簡単おつまみ
今回のアルコール控え期間には、いろんなノンアルを呑んでますが、現時点で味わい的に一番気に入ったのがコレ。
あの~、缶に『濃い』って単語が缶に書いてあるんですよ。この『濃い』っていうのは『手搾り感のあるレモンが濃い』ってことなんすが、なんか『アルコールが濃い』ような欲望からのポジティブ妄想が無意識に生まれてまして、それがプラシーボ効果を生んでるってのもあるのかもしれない。
さぁ~、このノンアルにあったツマミなんすが、正直なところ、暑すぎて料理なんかしたくないでしょ? となるとすでに調理済みのツマミでもスーパーやコンビニで買ってくりゃいいんだけど、買物に外出する気も起きませんや、この暑さじゃ。
ってことで、調理というより『混ぜるだけ』の賢いチンパンジーなら可能なほどの超絶簡単作業。かつ、食材は、どうしても外出しなきゃいけなかった時のついでにどこでも買えて、その後に長期間保存できるヤツ。ようするに、このツマミを作りたいと思った時に、その保存したヤツを出してきてチョチョッと混ぜれば、ハイ完成というツマミをご紹介。
それも! この食材と調味料の組み合わせは革命的なんじゃないか? っつうツマミ!
それが『マヨポンコーンフレーク』だ!!
ようするに基本は、コーンフレークにちょっと薄めたポン酢とマヨネーズかけて混ぜるだけ。
「不味そォ~オオオオオ!」
そう思われた方も多いでしょう。しかァし! プレーンのコーンフレークって、エビチリにトッピングされたり、フライのパン粉代わりに使われたり、脇役的には塩分のある料理にも使われてんですよね。ならば脇役じゃなくて主役にならないワケがない。
コーンフレークってその名の通り、トウモロコシを加工したモンなんだからさ、一度固定概念捨てれば、ツマミにならないワケがない。 酒……今回はノンアルですが……ノンアルにだって合わないワケがない! 信じてくんろォ!!
っつうことで、さっき書いた『ちょっと薄めたポン酢とマヨネーズかけて混ぜるだけ』よりも、より一層おいしくなるレシピが以下だ……今回もやっと長い前書きが終わりました。
↑材料です。
○ポン酢:いわゆるポン酢醤油ね。写真はおそらく一番ポビュラーと思われるヤツね。いろんなメーカーから色々発売されてるんで、自分の好きなヤツを選んでください。
○マヨネーズ:説明不要ですよね。
○コーンフレーク:砂糖がかけられてる『フロスティ』とかいうタイプではなくて、甘くない『プレーンタイプ』のヤツ。同じシリアルでは最近、グラノラとかいうヤツが幅効かせてますが、コーンフレークのプレーンをここで再注目していただきたい。ちなみにパッケージの裏の栄養素見たら、すごいの。ビタミンとか色々入ってて。ノンアルのツマミにはそういう健康的な意味でも親和性高し!
○ゆず胡椒:スーパーならどこでも売ってるチュープタイプのヤツを。
↑丼でもなんでもいいから、ちょっと深さのある器にコーフレークを食べたいだけ入れる。ま、手で二つかみ位が一回の量として妥当かな。
↑そこにポン酢を入れる。料理はこの写真でわかるように、コーンフレーク全体の4分の1位が浸る量。ま、テキートでいいす、後でいくらでも修正効くので。
↑そこにさっき入れたポン酢の半分くらいの水を入れる。当然水道水でよろし。
↑上からマヨネーズを好みの量かける。「好みの量ってどのくらい?」って思うかもしれませんが、そんなの自分で考えろ。たとえばトンカツにソースをかける時、「とんかつにソースは大さじ2杯かける」とかって教わった? 教わってないでしょ? なんとなく自然に「このくらいじゃね?」ってかけてんじゃん。で、足りなかったら追加して。かけすぎたら反省して。あの感覚でかけりゃいい。ただこのツマミは、かけすぎた場合、反省しなくても、ポン酢同様に後で修正効きますんで。
↑ゆず胡椒を……これは多めに入れると修正効きにくいんで、ま、チューブから1センチ位出した量を載っけてやる。
↑まぜて出来上がり。以上。これを簡単といわずしてなにが簡単か?
味見してみて、もっとポン酢を効かせたいと思ったら追加し、ポン酢が多すぎたと思ったら、コーンフレークを追加すりゃいい。マヨネーズも同様。ゆず胡椒ももっと効かせたいと思ったら追加すりゃいい。
さぁ~この暇な時に買っておいた食材で、いつでも一瞬でできるツマミ『マヨポンコーンフレーク』で『サッポロ 濃い搾りレモンサワーノンアルコール』をイク!
↑『マヨポンコーンフレーク』は混ぜた直後、混ぜてちょっと経ってから、混ぜてずいぶん経ってからで、コーンフレークのシナシナ具合が徐々に変わるんで、その変化もツマミとしておもしろい!
濃い搾りレモンの爽やかさと酸味が、ゆず胡椒のパンチ、マヨネーズのマイルドさ&ポン酢のスッキリ感をまとった香ばしいコーンフレークとウソじゃなくて合う!!
ただこの『マヨポンコーンフレーク』。見た目が相当に地味なんで、お客さんが来た時にも出せるようなカッコいいプレゼンテーションはないか、試しにやって作ってたバージョンがコチラ。
↑ワイングラスの内側に雨垂れ風にマヨネーズ垂らして、グラスのフチにゆず胡椒を塗ってから、コーンフレークを入れ、ポン酢と水を注いでみたんすが…。
結論。見た目のことはあんまり考えない方がいいツマミかもしれない…。
文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。