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死亡リスクを高める?高齢者が「痩せていること」の危険性

2025.09.05

人生100年時代。年齢を重ねることは、経験と知恵が深まる素晴らしい旅です。でも、一方で記憶力や集中力の低下に不安を感じることがあるかもしれません。

そんな中、脳科学者・西剛志氏が提案するのは、「脳の若さ」を保つためのシンプルな習慣。実際に、80歳を過ぎても好奇心を持ち続け、学びを楽しむ人たちが実践していることとは?

この記事では、書籍『増量版 80歳でも脳が老化しない人がやっていること』から、脳を元気に保つヒントを抜粋・再編集してわかりやすくご紹介します。

年齢に関係なく、今から始められる「脳のメンテナンス」を一緒に学びましょう。

太りすぎも、やせすぎも、死亡リスクを高める

スーパーエイジャーの特徴のひとつに、「太りすぎている人が少ない」という事実があります。

肥満はもともと健康によくないと言われますが、肥満度が高いと脳の白質が薄くなり萎縮してしまう傾向にあることがわかっています。肥満レベル4(BMI45.5)の人の脳は、外側が縮んで内側にも空洞ができていて、普通の人と比べて脳が10歳も老化していたそうです(肥満度はBMIという指標で示されますが、25以上が肥満で18.5以下が低体重)。

では、やせたほうがいいかというと、それも正しくありません。なぜなら、高齢になってからのやせすぎはかえって死亡率を高めてしまうからです。65歳以上の高齢者1万8727人を調べたリサーチでは、やせている人は女性で129日、男性で212日も寿命が短くなっていることが報告されています。

しかも、日本の高齢者は世界的にもやせている人が多いことが知られています。

イギリスやアメリカと比べてもBMIが18.5以下の低体重の人が、約5~10倍もいるようです。

つまり、欧米に比べて本来もっと長生きできた人たちがより短命になってしまっている残念な事実があるわけです。

日本で35万人に対して行った調査でわかったことは、意外にも太りすぎよりもやせすぎのほうが死亡リスクが高かったことです。ちなみに最も死亡リスクが低かったのは、男性が「肥満度1」(BMI25~26.9)、女性は「標準だが肥満に近いレベル」(BMI23~24.9)でした。

そういった意味で、若いときはやせるのもいいですが、60歳以上になったら、太りすぎでもやせすぎでもない、やや小太り気味が脳にも体にも一番よい状態と言えます

☆ ☆ ☆

未来の自分のために、今日からできることを!

年齢に関係なく、脳も心も、日々の習慣で変えていけます。小さな一歩が、未来の自分を大きく変えるかもしれません。ぜひ、今日からできることをひとつ、始めてみませんか?

増量版 80歳でも脳が老化しない人がやっていること
著者西 剛志
発売日2022年8月13日
価格1400円(税別)

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楽天ブックスで購入する

いくつになっても脳が若いままの人と、老化が進んでいく人の差はどこにあるのか?脳科学者が伝えたい「老人脳」にならないための方法を伝授!スーパーエイジャー(高齢になっても超人的な認知・身体能力を持つ人)たちの脳の使い方をひも解き、いつまでも若々しく幸せなシニアライフを送るコツを届ける一冊です。

(著者情報)
西剛志(にし・たけゆき)
脳科学者(工学博士)、分子生物学者。T&Rセルフイメージデザイン代表取締役。1975年、宮崎県高千穂生まれ。東京工業大学大学院非常講師や特許庁を経て、2008年に企業や個人のパフォーマンスをアップさせる会社を設立。 子育てからビジネス、スポーツまで世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、大人から子どもまで才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めて1万人以上をサポート。テレビなどの各種メディア出演も多数。著作は『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』(アスコム)をはじめとして累計発行部数10万部を突破。

構成/DIME編集部

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