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夫婦で実践すると脳が元気になる「2つの行動」とは?

2025.08.19

人生100年時代。年齢を重ねることは、経験と知恵が深まる素晴らしい旅です。でも、一方で記憶力や集中力の低下に不安を感じることがあるかもしれません。

そんな中、脳科学者・西剛志氏が提案するのは、「脳の若さ」を保つためのシンプルな習慣。実際に、80歳を過ぎても好奇心を持ち続け、学びを楽しむ人たちが実践していることとは?

この記事では、書籍『増量版 80歳でも脳が老化しない人がやっていること』から、脳を元気に保つヒントを抜粋・再編集してわかりやすくご紹介します。

年齢に関係なく、今から始められる「脳のメンテナンス」を一緒に学びましょう。

「夫婦仲がいい」だけで脳が元気になる

「うちの夫は(うちの妻は)、何度言っても全然変わる気がない!」

そんなことを思っている人も多いのではないでしょうか。

「物は片付けられないし、食べたら食べっぱなし。台所に食器を下げるなんてことは皆無です。何十年もお願いしているのに全然変わる気がないみたいで……」

なぜ、夫婦げんかは毎回同じ原因なんでしょうか? なぜ、同じことを何度言っても相手は変わらないのでしょうか?

夫婦関係は、長年一緒にいるとどうしてもマンネリ化してしまいます。共通の話題は昔話かテレビの話くらい。そんな関係に少しウンザリしている人に、夫婦仲をよくする秘訣を伝授します。脳の性質に沿った方法です。

実は、夫婦関係の研究はいろいろ進んでいます。世界的にも同じような理由で悩んでいる人が多いからです。

夫婦関係をよくする方法はこの2つです。

その1 夫婦で新しいことに一緒に挑戦する
その2 記念日をきちんと祝う

え、そんなことかと思うかもしれませんが、こんな簡単なことで夫婦仲が大きく変わることがわかっています。具体的に説明します。

その1 夫婦で新しいことに一緒に挑戦する

この場合、「非日常」なことを一緒に体験することが重要です。

夫婦で枕を互いの体ではさんで障害物競走をやるという実験があるのですが、これにすごい「仲よくなる効果」がありました。制限時間60 秒なのですが、二人で声をかけあって大盛りあがりでゴールします。まさに非日常の体験です。

くり返しますが、大事なのは普段やらないことをやること。なので、近所のスーパーに一緒に買い物に行くなどでは、この効果は生まれません。安定を越えた不安定領域を一緒に体験するのがいいのです。一人でやるのは不安だけれども、二人だったらやってもいいかなということをやってみるのもありです。

〈高齢者にとっての非日常の例〉 ボートを一緒にこぐ、かくれんぼ、目を閉じて食べ物が何か当てる、お化け屋敷、スポーツ観戦、展開が読めないドキドキ感満載のアクションや恋愛映画の鑑賞など。

ハプニングや不安定なことを一緒に体験することがマンネリ打破になります!

さらに、「つり橋効果」というものもあります。つり橋の上のようなグラグラ揺れる場所で不安な経験を一緒にしたり、強い恐怖を感じる場所で出会ったりした相手に対して、恋愛感情が起きやすくなるという現象です。

一緒に体験すると、記憶に強く残り、そのときの嬉しさや幸せな気持ちが持続していきます。一方で、たとえば何かを買うという体験では、嬉しさや幸福な気持ちは長続きしないと言われています。

その2 記念日をきちんと祝う

「誕生日なんてもうめでたくないので、お祝いもプレゼントもいらない」

そんなことをパートナーに言っていないでしょうか。これは夫婦関係をマンネリ化させるきっかけになるNGワード。もちろん脳にもよくない言葉です。

夫婦仲がよくなる秘訣の2つめは、「記念日をきちんと祝う」ことです。といっても、記念日に限ったことじゃなくてもいいのです。

たとえば、特別な食事を夫婦で食べることも効果があります。このときに気をつけたいのは「お取り寄せなどを準備して家で食べる」のではなく、「普段はなかなか行かないようなレストランに行く」ことです。なぜなら「新しいことを体験している」という実感が生まれるからです。先ほどの「夫婦で新しいことに挑戦する」と同じですね。

☆ ☆ ☆

未来の自分のために、今日からできることを!

年齢に関係なく、脳も心も、日々の習慣で変えていけます。小さな一歩が、未来の自分を大きく変えるかもしれません。ぜひ、今日からできることをひとつ、始めてみませんか?

増量版 80歳でも脳が老化しない人がやっていること
著者西 剛志
発売日2022年8月13日
価格1400円(税別)

Amazonで購入する
楽天ブックスで購入する

いくつになっても脳が若いままの人と、老化が進んでいく人の差はどこにあるのか?脳科学者が伝えたい「老人脳」にならないための方法を伝授!スーパーエイジャー(高齢になっても超人的な認知・身体能力を持つ人)たちの脳の使い方をひも解き、いつまでも若々しく幸せなシニアライフを送るコツを届ける一冊です。

(著者情報)
西剛志(にし・たけゆき)
脳科学者(工学博士)、分子生物学者。T&Rセルフイメージデザイン代表取締役。1975年、宮崎県高千穂生まれ。東京工業大学大学院非常講師や特許庁を経て、2008年に企業や個人のパフォーマンスをアップさせる会社を設立。 子育てからビジネス、スポーツまで世界的に成功している人たちの脳科学的なノウハウや、大人から子どもまで才能を引き出す方法を提供するサービスを展開し、企業から教育者、高齢者、主婦など含めて1万人以上をサポート。テレビなどの各種メディア出演も多数。著作は『なぜ、あなたの思っていることはなかなか相手に伝わらないのか?』(アスコム)をはじめとして累計発行部数10万部を突破。

構成/DIME編集部

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