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新品のように蘇る!一大マーケットを形成する「墓石クリーニング」のプロの技に脱帽

2025.08.10

近年は、葬儀もお墓も多様化が進んでいる。

葬儀なら、近年人気の家族葬、火葬だけを行う「直葬」、本人が生きているうちに感謝を伝える「生前葬」……。

お墓も、屋内にお骨を収める「納骨堂」方式、さらには「ずっと一緒に居たいから」と遺骨や遺灰の一部を小さな骨壷やアクセサリーにして自宅で保管する「手元供養」をする方もいる。

一大マーケットを形成する「墓石クリーニング」

お墓掃除と言えば、以前はお盆、蝉しぐれが聞こえる墓地で遺族が墓石に水をかける……というイメージだったが、今はプロに依頼する人が増えているというのだ。

いま、一大マーケットを形成しているのが「墓石クリーニング」。

どれくらい増えているのか。「ミツモア」(業者を比較して選べるオンラインプラットフォーム)を運営する株式会社ミツモアの広報・安村氏によれば、「見積もり依頼数は2021年から24年にかけ、3年で約5倍に増加、直近1年でも46.5%増」とのこと。

なぜそれほど? 理由は、ネットやマッチングサービスを使いこなす50~60代がお墓の管理をするようになってきたため。

あとは、実際に墓石の掃除をやってみて「これ難しい!」と感じたため。ドラマのように墓石に水をかけただけじゃ、実は水垢もとれない。

墓じまいをせずにお墓を放置するとどんな問題が生じるのか

ディライトは、お墓を管理している後継者や墓じまいについて悩んでいる人を対象に、「墓じまいしなかった場合、どうなるのか」に関する調査を実施した。 管理に関して家族…

一方、下の写真を見てほしい。プロが作業すれば、(恐縮ながら)ちょっと怪談チックだったお墓も「大切にされてるなぁ」と感じるお墓に変身! これなら故人もうかばれようというものだ。

画像提供:ストーンアライブ

ミツモアの安村さんいわく「マッチングサービスの登場で相場観や口コミが見られるようになったのも、お墓のクリーニングが増えた理由かも」とか。

「あとは、実家になかなか帰れない方からのご依頼も多いですね。『お盆参りはできないけれど、せめてお掃除はしたい』『来月、法事で帰省するけど、それまでに綺麗にしておきたい』といったものです」(ミツモア・安村さん)

なるほど、ここまではいいが、気になることもいくつかある。

まず、実際にどんなことをしてくれるのか。ミツモアに登録している『アスターアップ』社によると……。

墓石クリーニング1万円は高い?安い?

「基本的に石専用の洗剤を使って手洗いします。苔が生えている場合は、専用のへらで墓石を傷つけないよう作業します。2時間くらいかければピカピカになりますよ」とのこと。

なおヒアリングを重ねると、プロはほぼ、「高圧洗浄機は使わない」とわかった。理由は「水圧で石を傷つけてしまう」「お隣の墓石に水がはねてしまう」から。

ちなみに気になるお値段は、通常の墓石クリーニングでざっくり1万円から。

さらに、草を刈ったり、灯篭を洗ったり、数年は「持つ」といわれる墓石や灯篭のコーティングを実施したり、といったことまでお願いをすると増えて行く、という具合。さらにさらに、素人ではまず無理な、もっと上のオプションもあるのだとか。ミツモアの安村さんが話す。

「文字の部分に白い塗料を入れる『白文字入れ』を実施するプロの方もいます。また、鉄製の装飾が使われているお墓は、鉄分が溶け出して石材に付着すると石材が黒く変色し、鉄分が付着して非常に落としにくくなります。これを時間をかけ、落としてくれるプロもいますよ。そこまでご依頼いただいても、5万円くらいで収まる場合がほとんどです」

画像提供:ストーンアライブ お墓の「白文字入れ」

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